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ショウナンカンプ これぞ逃げ切り圧勝劇[2002年]

両親から受け継いだスピード

 スピード馬場といわれる日本の芝コース。ならばスピードを磨くことこそ、この国で頂点を極める早道であろう。2002年・第32回高松宮記念の勝ち馬ショウナンカンプにも、まぎれもなくスピードの血が流れていた。

 祖父は毎日王冠と天皇賞(秋)をいずれもレコードタイムで連覇したサクラユタカオー、父は名スプリンター・サクラバクシンオー。母はデビュー戦と2戦目を逃げ切って連勝したショウナングレイスで、母の父ラッキーソヴリンもラッキーゲランなど軽快な先行力を武器とする重賞ウィナーを数多く出している。

遅咲きの快速馬

ショウナンカンプ写真

 だがショウナンカンプは、そのスピード能力を発揮するまでに相当の時間を要することとなった。脚元が弱く、デビューを迎えたのは3歳1月。しかもダート戦ばかりを使い続けることになる。結局、翌年の4歳2月までダートで10戦し、1000m戦で2勝、1200m戦で1勝。重賞はガーネットSに挑戦したものの11着に大敗しており、この時点でのショウナンカンプは「ダート短距離で、そこそこスピードのある馬」に過ぎなかったといえるだろう。

 ところが、ようやく脚元がパンとして芝のレースに使われると、状況は一変する。

 まずは準オープンの山城S。敢然とハナを切ったショウナンカンプは、後のスプリンターズS勝ち馬ビリーヴらに2馬身半の差をつけ、1分7秒8の好タイムで逃げ切り勝ちを飾る。つづくオーシャンSでもGI入着実績のあるネイティヴハートやディヴァインライトを寄せつけず、やはり2馬身半の差、タイムを1分7秒3に縮めて2連勝。先祖から受け継いだスピードを開花させて、勇躍とGI高松宮記念に臨んだのであった。

猛烈なラップで逃げ切り

 この一戦こそ、ショウナンカンプのクライマックス。ダッシュよくゲートを飛び出すと、前半3ハロンを32秒9という猛烈なラップで飛ばす。後続が追走に苦労するほどのスピードだ。直線でもバテることなく、2着アドマイヤコジーンをコンマ6秒、3馬身半も突き放しての逃げ切り勝利。大一番で持てる能力のすべてを遺憾なく発揮し、スプリント王の座に就いたのである。

 その後もスプリンターズS3着、スワンSでは3馬身差の逃げ切り、阪急杯も2馬身半差の逃げ切りと、豊かなスピードを見せ続けたショウナンカンプ。体内に宿る血をじっくりと育て、一気に爆発させたスピードホースであった。

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