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キングヘイロー 両親とは違う道を進んで得た栄冠[2000年]

超良血馬。勇躍クラシックへ

 春のスプリント王者決定戦に位置づけられる高松宮記念には、短距離のスペシャリストたちが集まる。そんな中、異色の経歴を引っ提げて参戦、念願のGIタイトルを勝ち取った存在がいた。2000年・第30回の優勝馬キングヘイローだ。

 父は凱旋門賞史上最強馬ともいわれるダンシングブレーヴ、母はCCAオークスやケンタッキーオークスなど米G1を7勝もしたグッバイヘイロー。ピカピカの良血馬として誕生したキングヘイローは、当然のごとく大きな期待を背負ってデビュー、新馬、500万下、重賞と鮮やかな3連勝で競走生活をスタートさせ、クラシック有力候補として知られるようになる。

なかなか届かないGIの勲章

キングヘイロー写真

 が、そこからは悔し涙の連続だった。皐月賞はセイウンスカイに競り負けての2着、日本ダービーでは14着に惨敗、菊花賞も伸び切れずに5着……。なんと3歳時は7戦して1勝もあげられずに終わったのだ。

 ようやく明け4歳となって東京新聞杯と中山記念を連覇、本来持つ素質の片鱗を見せたキングヘイローだったが、目指すはあくまでもGIの勲章。しかし、ここからも苦難は続く。安田記念11着、宝塚記念8着、天皇賞・秋7着と、どうしてもビッグタイトルには届かない。マイルチャンピオンシップ2着、スプリンターズS3着と上昇の兆しを見せたものの、5歳初戦として挑んだフェブラリーSでは1番人気に推されながら13着に大敗。やはり、胸に勲章は輝かない。

勝ったのはスプリントGI

 そうして迎えたのが高松宮記念だった。一応は単勝オッズ12.7倍の4番人気に支持されたものの、前年のスプリンターズS勝ち馬ブラックホークが2.2倍、同2着アグネスワールドが2.7倍、そしてマイネルラヴの5.4倍からは、やや水を開けられていた。

 ところが、キングヘイローのレースぶりは実に力強かった。

 メジロダーリングやアグネスワールドら快速馬が作り出す速いラップを、中団の外、引っ張り切れないほどの勢いで追走するキングヘイロー。直線でも外を鋭く伸び、粘るアグネスワールド、差すディヴァインライトとブラックホーク、追い込むトキオパーフェクトらとの競り合いに一歩も引かず渡り合い、遂にはクビ差1着でゴールへと飛び込んだのだ。

 父や母、自身の戦歴からは想像できないスプリント決戦で、キングヘイローは悲願の勲章を手にしたのである。

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