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マサラッキ 地道に歩んできた短距離王への道[1999年]

タイキシャトル去りし後の群雄割拠

 前年の暮れに王者タイキシャトルが引退。当然1999年の短距離路線では、そのタイキシャトルにスプリンターズSで先着したマイネルラヴやシーキングザパールが期待を集めることになる。だがマイネルラヴはシルクロードSを勝った後、脚部不安が出て休養入り。シーキングザパールは米ダートG1に遠征して4着、帰国して国内のレースに挑むという変則的なローテーション。他の馬にも十分に頂点を狙うチャンスがあるように感じられた。

 その中に、マサラッキもいた。

 3歳時に4勝をあげて以降は短距離の重賞路線に定着、6歳となったこの年までコツコツと走り続け、函館スプリントS、阪急杯、CBC賞と3つのタイトルを獲得していた。だが大一番では、いま一歩。4歳時には高松宮杯で5着、安田記念は7着、5歳時の高松宮記念は10着で、スプリンターズSは8着という内容だ。1999年初戦のシルクロードSも6着と敗れていた。

人気はないが実績は一番だった伏兵馬

マサラッキ写真

 マサラッキが3年連続で挑むことになった第29回高松宮記念の出走メンバーは、1番人気シーキングザパールを筆頭に、シルクロードS2着のアグネスワールド、阪急杯で復活勝利をあげたキョウエイマーチといった面々。マサラッキは8番人気でゲートへと収まる。

 だが実はマサラッキの「芝1200m重賞3勝」は、出走馬中第1位の数字。地道に歩みを重ね、そこでスプリント重賞の勝ち方を身につけた成果が発揮されることとなる。

 レースは激しい流れで進んだ。飛ばすキョウエイマーチに淀短距離S勝ち馬トキオパーフェクトが続き、前年の勝ち馬シンコウフォレストや逃げ馬サウンドワールドも行く。前半の3ハロン通過が32秒6という急流だ。

上位人気馬たちを競り落とし戴冠

 マサラッキは先行勢を見ながら好位追走。内シーキングザパールをピタリとマークするような位置取りだ。隊列はそのままキョウエイマーチの先導で直線へと向かい、シーキングザパールも押し上げにかかる。そのすぐ外、マサラッキもシーキングザパールに覆いかぶさるようにして進出を開始した。

 直線の攻防。粘るキョウエイマーチ、外からマサラッキ、内ラチ沿いにシンコウフォレスト、間にシーキングザパール。激しい叩き合いだったが、どこにそれだけの底力を秘めていたのか、マサラッキの伸びがひときわ目を引く。最後はライバルたちに1馬身4分の1差でマサラッキが先頭ゴールを果たすのだった。

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