G1特集 第47回 高松宮記念G1特集 第47回 高松宮記念

歴代優勝馬ピックアップ

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安定感を超越した一撃必殺の末脚
1997年 シンコウキング

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重賞やG1で上位に入るものの、勝ち切れなかったシンコウキング。しかし、6歳で挑んだ高松宮杯では直線勝負にかけて、見事にG1タイトルを奪取した。

大崩れがないものの勝ち切れない

デビューは3歳夏まで遅れ、初勝利は4戦目、準オープン脱出とオープン特別のクリスマスS勝利は4歳秋のこと。この間、16戦して6勝、2着5回、掲示板を外したのは3回だけで、もっとも悪い着順でも7着。シンコウキングは、いわば“安定勢力”とでも呼ぶべき成績を記録しながら、ゆっくり着実にステップアップしていった。

重賞初挑戦となった5歳秋のスワンSでも僅差4着と好走し、続く富士S(当時はオープン特別)を勝利。マイルCSでは激烈な2着争いに加わっての6着、スプリンターズSは3着と相変わらず大崩れのない走りを披露したシンコウキング。6歳シーズンも、マイラーズC5着、阪急杯7着、シルクロードS3着と「勝利はつかめないが大敗もない」という蹄跡を残す。

直線での末脚に勝負をかける

そして挑んだのが、97年の第27回高松宮杯。前年の覇者フラワーパーク、悲願のG1獲りを目指すビコーペガサス、快速エイシンバーリンといったこの路線の強豪に混じり、6番人気での出走だった。

安定はしているがパンチはない。そんなイメージのシンコウキングが、このレースで印象を一変させる。速い流れを中団の内で追走し、直線では先行集団の間をこじ開けながらスパート。粘るエイシンバーリンを鮮やかに交わし去ると、最後は1馬身突き放して堂々の先頭ゴールを果たすのだ。

勝利だけを狙いすましたような末脚。一撃必殺の末脚で、シンコウキングは重賞初制覇をG1の大舞台で果たしたのである。