G1特集 第46回 高松宮記念G1特集 第46回 高松宮記念

血統分析

競馬予想のJRA-VANトップ > G1特集 > 高松宮記念 > 2016 > 血統分析

サンデーサイレンス系好調。父の短距離実績と母系の優秀さも重要

1)SS系が大威張りのレース

フジキセキ産駒の3勝を筆頭にサンデーサイレンス(SS)系が過去10年で6勝、勝率10.3%と強さを発揮している。各系統の連対率には大差がないことを考えると、SS系はこのレースで「勝ち切る」系統といえる。

逆に勝利から見放されているのが、ナスルーラ系とSS系以外のヘイルトゥリーズン系。またノーザンダンサー系とミスタープロスペクター系はともに5頭ずつが馬券に絡んでいるが、ノーザンダンサー系は正味5頭で父馬はクロフネ、キングヘイロー、Forest Wildcat、チーフベアハートの4頭、ミスタープロスペクター系は3頭で父馬はエンドスウィープ、キングカメハメハ、アドマイヤムーン。血統のバリエーションとしては前者の方がやや上に思える。

この表は右にスクロールできます。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6回 2回 5回 58頭 10.3% 13.8% 22.4%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 3回 1回 18頭 0.0% 16.7% 22.2%
ノーザンダンサー系 2回 2回 1回 33頭 6.1% 12.1% 15.2%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 2回 29頭 3.4% 10.3% 17.2%
ナスルーラ系 0回 1回 1回 31頭 0.0% 3.2% 6.5%
その他の系統 1回 0回 0回 8頭 12.5% 12.5% 12.5%
【過去10年の連対馬の父と母父】

この表は右にスクロールできます。

日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2015.3.29 1 4 $エアロヴェロシティ Pins Kaapstad
2015.3.29 2 15  ハクサンムーン アドマイヤムーン サクラバクシンオー
2014.3.30 1 5  コパノリチャード ダイワメジャー トニービン
2014.3.30 2 17  スノードラゴン アドマイヤコジーン タヤスツヨシ
2013.3.24 1 11  ロードカナロア キングカメハメハ Storm Cat
2013.3.24 2 12  ドリームバレンチノ ロージズインメイ マイネルラヴ
2012.3.25 1 10  カレンチャン クロフネ トニービン
2012.3.25 2 17  サンカルロ シンボリクリスエス Crafty Prospector
2011.3.27 1 4 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2011.3.27 2 8  サンカルロ シンボリクリスエス Crafty Prospector
2010.3.28 1 6 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2010.3.28 2 17  ビービーガルダン チーフベアハート Westminster
2009.3.29 1 13  ローレルゲレイロ キングヘイロー テンビー
2009.3.29 2 4  スリープレスナイト クロフネ Nureyev
2008.3.30 1 4  ファイングレイン フジキセキ Polish Precedent
2008.3.30 2 10 $キンシャサノキセキ Fuji Kiseki Pleasant Colony
2007.3.25 1 8  スズカフェニックス サンデーサイレンス Fairy King
2007.3.25 2 17  ペールギュント サンデーサイレンス Lyphard
2006.3.26 1 11  オレハマッテルゼ サンデーサイレンス ジャッジアンジエルーチ
2006.3.26 2 14  ラインクラフト エンドスウィープ サンデーサイレンス
2)母父と母系にも要注目

母の父の系統別成績からは、優秀な血統と勝てない血が明白。中心視したいのはノーザンダンサー系、ナスルーラ系、あるいはマイナー血統で、SS系/ヘイルトゥリーズン系やミスタープロスペクター系はアタマとしては買いづらい。

この表は右にスクロールできます。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0回 2回 1回 21頭 0.0% 9.5% 14.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 2回 13頭 0.0% 0.0% 15.4%
ノーザンダンサー系 4回 2回 4回 59頭 6.8% 10.2% 16.9%
ミスタープロスペクター系 0回 3回 0回 32頭 0.0% 9.4% 9.4%
ナスルーラ系 3回 1回 1回 23頭 13.0% 17.4% 21.7%
その他の系統 3回 2回 2回 29頭 10.3% 17.2% 24.1%

また連対馬は、母系も優秀。母が未勝利・未出走、祖母も未勝利、近親にたいした馬がいない……。そんな血統の馬が勝ち負けに持ち込むことは、かなり厳しい。連対馬の母父のほとんどが輸入種牡馬・海外種牡馬という点にも注意しておきたい。

この表は右にスクロールできます。

連対馬 母系の成績
オレハマッテルゼ 姉は重賞2勝のエガオヲミセテ/祖母はオークス馬ダイナカール
ラインクラフト  祖母はダイナシュート/近親にアドマイヤマックス
スズカフェニックス 母の兄に英ダービー馬ドクターデヴィアスと高松宮杯勝ち馬シンコウキング
ペールギュント  母ツィンクルブライドは桜花賞2着/祖母デビルズブライドは米G3勝ち馬
ファイングレイン 母は3勝/母の姉は愛オークス馬Pure Grain
キンシャサノキセキ 母の兄はリュパン賞勝ち馬グルームダンサー/曾祖母はパリ大賞勝ち馬Lady Berry
ローレルゲレイロ 5代母は天皇賞勝ち馬クリヒデ/祖母モガミヒメは東京3歳優駿2着
スリープレスナイト 母は3勝/祖母は愛1000ギニー勝ち馬Katies/近親にヒシアマゾン
ビービーガルダン 近親にニュージーランドダービー勝ち馬Wahid
サンカルロ    母は3勝/祖母は伊1000ギニー勝ち馬ミスセクレト
カレンチャン   母は6勝/兄は京阪杯勝ち馬スプリングソング
ロードカナロア  母は5勝/祖母は米G1勝ち馬サラトガデュー
ドリームバレンチノ 母コスモヴァレンチは小倉2歳S勝ち馬
コパノリチャード 4代母は英オークス馬
スノードラゴン  母は3勝/近親にサッカーボーイやステイゴールド
エアロヴェロシティ 母は1勝/近親にニュージーランドG1馬多数
ハクサンムーン  母は5勝/祖母はOP勝ち馬メガミゲラン
3)短距離重賞での実績と配合も確かめたい

勝ち馬の父は現役時代に短距離重賞で活躍した。また連対馬のべ20頭のうち「父・母父がヘイルトゥリーズン系(SS系含む)でもノーザンダンサー系でもない」という馬は、昨年のエアロヴェロシティとハクサンムーンだけ。このどちらかの血はあった方がいいだろう。

この表は右にスクロールできます。

勝ち馬の父 現役時の短距離実績
サンデーサイレンス 未勝利勝ちは6ハロン戦
フジキセキ 朝日杯3歳S1着
キングヘイロー 高松宮記念1着
クロフネ NHKマイルC1着
キングカメハメハ NHKマイルC1着
ダイワメジャー マイルCS2勝/安田記念1着
Pins       マイルと1400mのG2で勝利
4)リニューアル後の中京でもSS系が好調

2011年は阪神での開催で、それ以前はリニューアル前の中京。コーナーが下り坂、直線は400m以上、その途中に急坂アリと、劇的なまでの変化を遂げたリニューアル後の中京競馬場が舞台となってからは、まだ4回しか実施されていない。

リニューアル後(2012年〜2015年)の中京・芝1200m戦を調べてみると、種牡馬系統別の勝率ナンバー1は9.4%でナスルーラ系でSS系は5.1%止まり。高松宮記念とは真逆の傾向だ。ただし1600万下〜重賞に限ると、SS系が9.0%で首位。「格の高いレースはSS系」となっているのが面白い。

コース形態が変わって落ち込んでいるのがノーザンダンサー系。全体で勝率3.9%、1600万下〜重賞で3.2%と成績が伸び悩んでいる。

母の父の系統別勝率は、全体ではSS系が10.0%でトップ、その他のヘイルトゥリーズン系が3.0%でワースト1。ところが1600万下〜重賞になると、その他のヘイルトゥリーズン系が8.1%と躍進する。いずれにせよ母父にはヘイルトゥリーズンの血があると心強い。

結論

本命として最適なのは父サンデーサイレンス系で、母父はノーザンダンサー系かナスルーラ系、あるいは非主流のマイナー血統という配合。新生・中京の「格の高いレースはSS系」という特徴を考えてもこれは絶対だ。父がSS系以外なら、母父ヘイルトゥリーズン系がいいだろう。また母父は輸入種牡馬・海外種牡馬で、母系には最低でもG3級、できればG1クラスのスケールを感じさせてほしい。

面白い存在なのがサクラゴスペル。父はSS系で朝日杯2着のサクラプレジデント。母父はヘイルトゥリーズン系海外種牡馬Cure the Blues、母系からミスタープロスペクターが出ている点も強調材料だ。

種牡馬としてのマイル実績からはディープインパクト産駒にも注意が必要で、ならば母父がRock of Gibraltar、近親にダイヤモンドビコーがいるミッキーアイルか。

【サクラゴスペルの血統表】

この表は右にスクロールできます。

サクラプレジデント
 Sakura President
 2000年 鹿毛(静内町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
セダンフォーエバー
 Sedan Forever
 1987年 鹿毛(静内町)
マルゼンスキー
1974年 鹿毛
(早来町)
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
サクラゴスペル
 Sakura Gospel(JPN)
 牡 8歳 
 父 8歳・母12歳時産駒
 2008年 黒鹿(新ひだか町)
*シル Buckpasser
Quill
サクラセダン
1972年 鹿毛
(静内町)
*セダン Prince Bio
Staffa
*スワンズウッドグローヴ Grey Sovereign
Fakhry
Cure the Blues
 1978年(米)
Stop the Music
1970年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bebopper Tom Fool
Bebop
Quick Cure
1971年
Dr.Fager Rough'n Tumble
Aspidistra
サクラブルース
 Sakura Blues
 1996年 鹿毛(静内町)
Speedwell Bold Ruler
Imperatrice
*スループリンセス
 Slew Princess
 1984年 鹿毛(米)
Seattle Slew
1974年(米)
Bold Reasoning Boldnesian
Reason to Earn
My Charmer Poker
Fair Charmer
Lillian Russell
1977年
Prince John Princequillo
Not Afraid
Gold Digger Nashua
Sequence