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カルストンライトオ 一途の逃げが花開いた[2004年]

本命馬不在。不良馬場のレース

 春に高松宮記念を制したサニングデールは、その後3戦して未勝利。前年の覇者で高松宮記念では2着だったデュランダルは休養明け。一応はこの実績馬2頭が人気を分け合ったが、函館スプリントSを勝ったシーイズトウショウ、セントウルS1着のゴールデンキャストと同2着のキーンランドスワンらにも勝機は十分、加えて雨が中山のコースをたっぷりと濡らして芝のコンディションはスピードを削ぐ不良馬場だ。

 絶対的な本命馬は不在、馬場状態が波乱を呼ぶ可能性もあり。2004年・第38回スプリンターズSは、そんなレースとなった。

 もちろん、5番人気カルストンライトオも“チャンスあり”と考えられた1頭である。

上昇曲線の頂点で迎えた大一番

カルストンライトオ写真

 2歳秋に1200m戦でデビュー2連勝を飾り、3歳時には葵Sや北九州短距離Sを勝利、セントウルSでは3着、4歳夏にはレコード勝ちのアイビスサマーダッシュで重賞初制覇を果たすなど、順調に短距離路線の強豪として育っていたカルストンライトオ。一気のダッシュでハナを取り切って粘り通す、まさにスプリンターそのものといえるレースぶりが最大の持ち味だった。

 4歳秋以降、2ケタ着順を続けるなど伸び悩んだ時期もあったが、6歳の夏になるとカルストンライトオはふたたび上昇に転じる。休み明けのバーデンバーデンCで2着、続く函館スプリントSは3着、そして得意のアイビスサマーダッシュで重賞2勝目をマークし、上昇曲線の頂点でスプリンターズSを迎えることになったのだった。

2着に4馬身差の圧勝で戴冠

 混戦では、迷いのない者ほど強さを発揮するのかも知れない。カルストンライトオは、これまで通りただ逃げるのみ。その腹をくくった走りが栄冠をもたらすことになる。

 3枠5番のゼッケンをまとったカルストンライトオは、いつものようにハナを切り、不良馬場などお構いなし、テンの3ハロン33秒台のラップを刻んで飛ばしていく。悠々のリードを保ったまま直線へ。

 ようやくデュランダルが後方から鋭く脚を伸ばし、香港から参戦のケープオブグッドホープも中団から差を詰めようとするが、遥か前方でカルストンライトオも懸命の粘りを見せる。結局2着デュランダルに4馬身という大きな差をつけて、カルストンライトオは逃げ切り勝ちを果たす。

 磨き上げてきた一途なレースぶりで、GIのタイトルを見事につかんだのである。

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