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マイネルラヴ 世界の王者に競り勝って戴冠[1998年]

意外な人気薄に発奮?

 GIに昇格した1990年から1997年までの8年間、スプリンターズSでは人気馬が強いレースを見せ続けていた。1番人気が5勝、2番人気が3勝、1着馬の単勝払戻金を平均すると約300円だ。

 だが1998年・第32回のレースで波乱は起きる。ドラマの主人公は、単勝オッズ37.6倍の7番人気、マイネルラヴだった。

 とはいえこの評価は、2歳時から一線で活躍してきたマイネルラヴにとってやや不本意なものだったろう。朝日杯3歳Sではグラスワンダーの2着、アーリントンCでも2着、ニュージーランドトロフィーでは3着。勝ち切れないまでも短距離を中心に重賞で安定した成績を残していたのだ。

相手は引退式を控えた世界の短距離王

マイネルラヴ写真

 秋、ひとまわり大きくなったマイネルラヴは、セントウルSで重賞初制覇を果たす。中団からメンバー中最速となる上がり3ハロン推定34秒9の末脚を繰り出し、2着に3馬身差をつけての快勝だ。続くスワンSでは好位から伸び切れずに7着、人気を裏切ったものの、まだ上昇の余地を残す3歳馬。スプリンターズSでも、もう少し注目を集めてもよかったはずである。

 ただし、そのスプリンターズSではこの上ない強敵が待ち受けていた。タイキシャトルだ。前年にマイルチャンピオンシップとスプリンターズSを勝ち、この年は安田記念、フランスのジャック・ル・マロワ賞、マイルチャンピオンシップと勝ち鞍を積み重ねて、このスプリンターズSが現役最終戦。レース後には引退式も予定されており、「スプリンターズS連覇を手土産にターフを去る」ことが、なかば既成事実として認識されていた短距離路線の絶対君主である。さらに、2番人気はシーキングザパール。こちらも仏G1を制した現役屈指のスプリンターだ。

堂々と競り勝ってGI制覇

 この難敵たちに対してマイネルラヴは、小細工を弄さず、正攻法で向かっていった。

 高松宮杯勝ち馬シンコウフォレストと1200mのレコードホルダー・エイシンバーリンを、苦もなくタイキシャトルは追いかける。直線では先頭に踊り出て、後は突き放すだけかと思われた。そこに外から並びかけたのがマイネルラヴだ。渾身の叩き合いに競り勝ったマイネルラヴは、猛然と追い込んできたシーキングザパールもアタマ差振り切っての1着ゴールを果たす。

 いわば、堂々たる波乱。それがマイネルラヴの戴冠ドラマだったのである。

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