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ヒシアケボノ 初勝利からわずか5か月で頂点へ![1995年]

デビュー戦からまさかの5連敗

 スプリンターズSでは1990年のG1昇格以来、安田記念勝ち馬のバンブーメモリーとダイイチルビー、桜花賞馬ニシノフラワーといった短距離G1の実績馬が勝利を手中にし、サクラバクシンオーが93年と94年に連覇を達成した。いわば“速くて強い”ことをすでに広く知られた者たちが栄冠を勝ち取ってきたレースだといえる。

 95年、ここに新たな歴史が加わる。ヒシアケボノが一気の上昇曲線とともにゴールを駆け抜け、スプリンターズSの勝利を通じて“速くて強い”ことを全国に証明してみせたのである。

 前年94年11月のデビューから翌年の6月まで、芝のマイル戦やダート戦を使われながら5連敗を喫したヒシアケボノ。ところが7月、主戦場を芝1200mへと移した途端、この馬の素質が開花する。

上昇気流に乗って一気に本格化

ヒシアケボノ写真

 2着に2.2秒の「大差」をつけて未勝利戦を逃げ切ると、続く500万下・筑紫特別も6馬身差の逃げ切り勝ち。900万下・有明特別と準オープン・やまなみSも難なく突破し、4連勝でのオープン入りだ。

 重賞初挑戦となったマイル戦の京王杯オータムハンデでは3着に敗れ、ダート交流戦に挑んだ東京盃で6着に甘んじたヒシアケボノだったが、後続を4馬身差で完封したスワンSで重賞初制覇。さらには得意とはいえない距離・マイルCSでもトロットサンダーからコンマ2秒差の3着で地力の確かさをアピールする。そうして駒を進めた先が第29回スプリンターズSだった。

前年2着馬や外国の強豪をねじ伏せる

 相手筆頭は前年の2着馬、この秋もセントウルS勝利、マイルCS4着と実力を示しているビコーペガサス。また海外勢としてはゴドルフィンが、英G1馬ソーファクチュアルを送り込んできていた。これらを堂々1番人気で、ヒシアケボノは迎え撃ったのだった。 

 スタートを決められなかったヒシアケボノ。それがかえってこの馬の速さと強さを際立たせることになる。

 1000m通過32秒9のペースを中団の外、余裕を持って追走したヒシアケボノは、4コーナーでは大外を振り回すようにして加速、直線で内のビコーペガサスとソーファクチュアルをねじ伏せにかかる。やがて560kgの巨体を誇る黒鹿毛は、力任せにライバル2頭を平伏させての1着ゴールを果たす。

 初勝利からわずか5か月の頂点。速さと強さを立証したスプリント界制覇だった。

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