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バンブーメモリー パワーあふれるスプリンター[1990年]

GI昇格初年度の勝ち馬

 1967年の創設以来、サクラシンゲキ、ブロケード、ハッピープログレスなど、各時代を代表するスピード馬が勝ち馬リストに名を連ねてきたスプリンターズS。GIに昇格したのは1990年、折しもオグリキャップの力走に端を発する“競馬ブーム”真っ只中のことだ。

 その昇格初年度のレースを制したのが、軽快なスピードというよりもむしろ、パワーあふれる切れ味を武器に闘った馬、バンブーメモリーである。

オグリキャップとの死闘

バンブーメモリー写真

 それまでダート戦を中心に使われ、さほど目立つ存在ではなかったバンブーメモリーが一躍脚光を浴びるようになったのは、4歳春。重賞初挑戦となった安田記念で、10番人気の低評価を覆す豪快な追込みを繰り出して勝利してみせたのである。

 秋のスワンSでも差してなお3馬身半突き放す強いレースを見せ、マイルチャンピオンシップではオグリキャップとハナ差の死闘を演じ、この年のJRA賞最優秀スプリンターに選出。バンブーメモリーは、華やかなブームを彩る強豪の1頭、欠かせない存在へと出世していったのである。

 5歳の春は体調を崩して結果を残せなかったバンブーメモリーだが、秋には天皇賞3着、マイルチャンピオンシップ2着と復調。そうして迎えたのが、GIに昇格したばかりの第24回スプリンターズSだった。

超ハイペースを難なく克服

 ダイワダグラスがテンの3ハロン32秒台の猛烈なラップで飛ばし、これをナルシスノワール、ミリオンセンプー、ダイタクヘリオスなど、スピードに自信を持つ馬たちが追いかけていく。1000m通過は55秒7。GIという“格”が、凄まじく速い流れを作り出したのである。

 バンブーメモリーにとっても経験したことのないハイペース。当然後方からの競馬となり、直線を向いた時点でもまだ10番手、しかも前には先行勢の壁という苦しい体勢だ。

 いや、苦しくなどなかった。もともと行きたがるクセのあるバンブーメモリーはこのペースの中で完璧に折り合い、直線では鮮やかな瞬発力を発揮、馬群を突き破るように抜け出してきたのである。

 結果、1分7秒8という日本レコードを叩き出しての1着。この勝利によりバンブーメモリーは、GIスプリンターズSの初代覇者になるとともに、2年連続となるJRA賞最優秀スプリンターのタイトルも手にしたのであった。

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