G1特集 第51回 スプリンターズステークスG1特集 第51回 スプリンターズステークス

有力馬情報

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レッドファルクス 史上3頭目の連覇を目指す

レッドファルクス
連覇に挑むレッドファルクス

今年の前半は休み明けの高松宮記念で3着。次走は京王杯SCを重馬場の中、斤量58キロを背負って差し切り優勝。そして前走は安田記念で3着。ほとんど経験がなかったマイル戦でも結果を残すなど、地力の高さをアピールしている。元々は左回りの方が得意だが、右回りでも問題はない。まさに昨年のこのレースの勝利で証明してみせた。過去、このレース(G1昇格後)で連覇を果たしたのはサクラバクシンオーとロードカナロアのみ。歴史に名を残す名スプリンターだけであり、かなり難しい偉業になりそうだが、大混戦の中でもチャンスはあるだろう。

セイウンコウセイ 春の王者が巻き返しを期す

セイウンコウセイ
春秋スプリントG1制覇がかかるセイウンコウセイ

今春の高松宮記念では重賞未勝利ながらも力強い脚捌きで抜け出して見事に優勝。G1初制覇を飾った。道悪になったことがこの馬に有利に働いたことは間違いないが、芝短距離では底を見せておらず勢いもあった。スタートのうまさと鋭いダッシュ力が持ち味で、年齢も4歳とまだ若い。強いスプリンターとして安定した走りが期待できる。前走函館スプリントSは1番人気で4着。斤量が56キロで、メンバー的にも負けてはいけないレースだったが、ペースが速くレコード決着になったことも影響した。今回のぶっつけは予定通り。巻き返してくるだろう。

ダンスディレクター セントウルSは負けて強し

ダンスディレクター
7歳馬ながらG1初制覇を目指すダンスディレクター

今年1月のシルクロードSでは連覇を達成。トップハンデタイの57.5キロを背負い、セイウンコウセイを下した強い内容だった。前走はセントウルSで前年と全く同じローテーション。昨年は7着だったが、今年は3着と善戦。外枠からの差しというかなり厳しい条件ながら見せ場を作っており、負けて強しの競馬に見えた。昨年のスプリンターズSでは15着に惨敗。関東への遠征でいい結果は出てないが、着差そのものはわずか。馬場や展開は前走よりも向くはずで、いい競馬ができても全くおかしくない。7歳馬ながらチャンスはある。

ビッグアーサー 昨年は完全に消化不良で敗れる

昨年のスプリンターズSでは圧倒的1番人気に支持されるも12着に惨敗。内の先団でレースを進めるも、包まれる形になってしまった。1枠1番を引いたことを生かし、強引にでもハナ争いに行っていれば違う結果になっていた可能性が高い。つまり完全に消化不良の内容であり、このレースは何としてもリベンジしたいところだろう。ただ、昨年の香港スプリント10着以来の長期休養明け。本来であればセントウルSを使う予定だったが、爪のケガで回避した。この点がどれぐらい影響するか。鉄砲は利くタイプではあるが、多少の割り引きは必要か。

ファインニードル セントウルSを勝利もG1でどこまで

前走セントウルSでは1番人気に応えて優勝。重賞初制覇を飾った。負かした相手はラインミーティアやダンスディレクター、メラグラーナといった重賞勝ち馬。さすがに前哨戦のG2だけあるメンバー構成だが、勝ちタイムとしては平凡。G1に即つながるかどうかは微妙だ。2走前の北九州記念も最後の直線でやや窮屈なところはあったものの、5着に敗れている。徐々に力をつけていることは認めるが、G1馬を相手に一気に突き抜けるのは容易ではないはず。一応、中山芝1200mも経験はあり、最後の直線に坂があるコースは得意ではありそうだ。