第50回 スプリンターズステークス 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> スプリンターズステークス　> 2016　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
スプリンターズステークスを丸裸にしてみよう！

昨年は１番人気ストレイトガールが勝利するも、２着に11番人気サクラゴスペル、３着に９番人気ウキヨノカゼが激走。近３年は10番人気以下の伏兵が１頭ずつ入っている。

１）近７年は８番人気以下の伏兵が激走

過去10年（新潟開催の14年を含む）の人気別成績は、１番人気馬が【4.2.0.4】。昨年のストレイトガールら最多の４勝をあげており、連対率60％。２番人気馬は【1.4.0.5】で12年ロードカナロアの１勝のみだが、２着４回で連対率50％。３番人気馬は【2.1.0.7】で11年カレンチャンら２勝。以下、６・10・13番人気馬が１勝ずつ。なお、13番人気馬の優勝は一昨年のスノードラゴン。

馬連での万馬券は２着に９番人気パドトロワが入った11年のみ。連対馬20頭中14頭は上位３番人気以内の馬で占めているが、３着馬はすべて５番人気以下。近７年で毎年１頭は８番人気以下の伏兵が激走しており、特に近３年は昨年２着のサクラゴスペル（11番人気）ら２ケタ人気馬が１頭ずつ入っている。

２）前走連対している関西馬に注目

所属別成績は、出走数が多い栗東所属の関西馬が【7.7.7.79】。昨年のストレイトガールら過半数の７勝をあげており、勝率7.0％・連対率14.0％・複勝率21.0％。このなかで前走で連対している馬は【4.3.3.16】で、同15.4％・同26.9％・同38.5％と優秀だ。

対して、美浦所属の関東馬は【1.3.3.39】で一昨年のスノードラゴンの１勝のみ。連対率8.7％・複勝率15.2％と関西馬より低かった。ちなみに、外国馬は【2.0.0.12】で10年ウルトラファンタジーら２勝をあげているが、今年は出走予定馬がいない。

３）前走セントウルＳ勝ち馬は未勝利

前走レース別成績は、出走数が最も多いセントウルＳ組が【5.5.4.46】。昨年のストレイトガールら半数の５勝をあげ、連対率16.7％・複勝率23.3％。

この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【0.2.1.6】で勝ち星がなく、２・３着止まりだ。対して、前走２着馬は【3.0.0.5】で、06年テイクオーバーターゲット、12年・13年連覇のロードカナロアと勝ち切る傾向が強い。なお、前走３着馬は【0.0.0.2】で、前走４着以下だった馬は【2.2.3.33】。昨年優勝のストレイトガール（前走４着）ら巻き返した７頭中５頭は過去にＧ１で３着以内に好走した経験があった。

４）キーンランドＣ３着以内馬が好成績

セントウルＳ組以外では、キーンランドＣ組が【2.3.4.29】。一昨年のスノードラゴンら２勝をあげ、複勝率23.7％で先述のセントウルＳ組を上回っている。この組の３着以内馬９頭中６頭は５番人気以下の伏兵だった。この組は前走キーンランドＣで３着以内だった馬が【1.3.3.12】。昨年３着のウキヨノカゼ（前走１着）が該当し、連対率21.1％・複勝率36.8％と優秀だ。

また、少数ながら北九州記念組が【2.0.1.7】。07年アストンマーチャン、08年スリープレスナイトの２頭が優勝。ともに本番では３番人気以内に支持されていた。ただし、近５年は３着以内馬が出ていない。

他では安田記念組が【0.1.0.8】で昨年のサクラゴスペルが２着と好走。同馬はこの年のオーシャンＳを勝利していた。函館スプリントＳ組が【0.1.0.5】、京成杯ＡＨ組が【0.0.1.5】。３着以内に好走したのはどちらもその年の高松宮記念で４着以内に入った馬だった。

【スプリンターズステークス過去10年】

この表は右にスクロールできます。