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第47回 スプリンターズステークス特集 2013年9月29日(日)15時40分発走 中山競馬場 芝1200m

連覇への道は明るいロードカナロア!

1)サンデーサイレンス系とサクラバクシンオーを過信するな

 過去10年間、サンデーサイレンス産駒は16戦して1勝・2着3回と取りこぼしの多かったこのレース。その後継種牡馬たちも25戦未勝利。高松宮記念を連覇したほどのキンシャサノキセキ(父Fuji Kiseki)ですらスプリンターズSでは2着2回が精一杯だった。

 短距離ナンバー1種牡馬であるはずのサクラバクシンオーもスプリンターズSとは相性が悪い。この10年間で、のべ19頭が走って3着が1回だけ。現役時からは想像しにくいほどの不振である。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ノーザンダンサー系が一歩リードか

 系統別の成績は下記の通り。勝率と勝ち数からいえば、主力はノーザンダンサー系、次いでミスタープロスペクター系か。サンデーサイレンス系は連の軸としては機能するかも知れないが、その他のヘイルトゥリーズン系は未勝利、せいぜいヒモ穴といったところだ。ただ、一応どんな系統の馬でもまんべんなく馬券にはなっている。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 4回 3回 2回 36頭
11.1%
19.4%
25.0%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 1回 23頭
13.0%
17.4%
21.7%
サンデーサイレンス系 1回 5回 2回 41頭
2.4%
14.6%
19.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 3回 15頭
0.0%
6.7%
26.7%
ナスルーラ系 1回 0回 1回 29頭
3.4%
3.4%
6.9%
その他の系統 1回 0回 1回 14頭
7.1%
7.1%
14.3%

 ちなみにナスルーラ系からの1着はグレイソヴリン系アドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャン、「その他の系統」から出た勝ち馬はインテント系ウォーニング産駒のカルストンライトオ。どちらも不良馬場での逃げ切りだった。馬場が渋れば非主流血脈の逃げ馬が台頭するようだ。

3)芝のマイル以上に適性のある種牡馬が狙い目

 過去10年の勝ち馬の父と、その現役時の主な勝ち鞍は以下の通り。

勝ち馬 父の主な勝ち鞍
デュランダル サンデーサイレンス ケンタッキーダービー、米BCクラシック
カルストンライトオ ウォーニング サセックスS、クイーンエリザベスII世S
サイレントウィットネス El Moxie 米ダートのマイル前後で計6勝
テイクオーバーターゲット Celtic Swing 仏ダービー
アストンマーチャン アドマイヤコジーン 朝日杯3歳S、安田記念
スリープレスナイト クロフネ NHKマイルC、JCダート
ローレルゲレイロ キングヘイロー 高松宮記念
ウルトラファンタジー Encosta de Lago ヴィクヘルスC
カレンチャン クロフネ NHKマイルC、JCダート
ロードカナロア キングカメハメハ 日本ダービー、NHKマイルC

 もともとダート血統のサンデーサイレンスだが、芝・マイル以上への適性は歴史が証明している。同じくダート馬のEl Moxieも、その父はベルモントS勝ち馬Conquistador Cielo。米国風の「ガリガリと飛ばすスピード馬」ではなかったはずだ。ウォーニングは英マイル路線を主戦場としていた。

 以後も、仏ダービー馬セルティックスウィング、マイルGIを2勝したアドマイヤコジーン、NHKマイルCのクロフネ、変則二冠馬キングカメハメハと、芝マイル以上で活躍した種牡馬が健闘。GI勝ちは高松宮記念のみのキングヘイローも、皐月賞2着、東京新聞杯や中山記念勝利などマイル以上への対応力を示していた。ウルトラファンタジーの父Encosta de LagoもマイルG2の勝ち鞍があり、産駒には豪2000ギニーやニュージーランドオークスの勝ち馬が揃う。

4)母父もノーザンダンサー系のマイラーがベター

 以下は勝ち馬の母父の系統と現役時代の成績だ。母父ヘイルトゥリーズン系が未勝利である点(12戦して2着1回のみ)と、母父ノーザンダンサー系が5頭の勝ち馬を出していることが目立つ特徴だ。

 勝ち馬10頭中7頭が母か母父がノーザンダンサー系(ノーザンダンサー系×ノーザンダンサー系という配合も2頭いる)。該当しない3頭のうち、アストンマーチャンはノーザンダンサーの4×4というインブリードを持っていた。

 また母父もマイル前後で活躍した馬が多く、ダート馬も目につく。純粋な芝スプリント血統より「マイル中心で中距離やダートにも適応できる」という血統がいいようだ。

勝ち馬の母父 母父の系統 母父の現役時の主な勝ち鞍
ノーザンテースト ノーザンダンサー系 フォレ賞
クリスタルグリッターズ ナスルーラ系(レッドゴッド系) イスパーン賞
Bureaucracy その他の系統(ハイペリオン系) 1500mのG1勝ち
Archregent ノーザンダンサー系 カナダのダート短距離
Woodman ミスタープロスペクター系 フューチュリティS
Nureyev ノーザンダンサー系 英2000ギニー1位入線失格
テンビー ノーザンダンサー系 グランクリテリウム
Sir Ivor その他の系統(サーゲイロード系) 英2000ギニー
トニービン ナスルーラ系(グレイソヴリン系) 凱旋門賞
Storm Cat ノーザンダンサー系 ヤングアメリカS

結論

 最重要視したいのは「マイル路線を中心に活躍し、中距離への適応力も示したノーザンダンサー系」が父か母父に入っていることだろう。

 父がNHKマイルC勝ち馬キングカメハメハ、母父がノーザンダンサー系で幾多の名馬を輩出しているStorm Catという血統のロードカナロア。連覇への道は明るそうだ。

 いっぽうハクサンムーンは、父がミスタープロスペクター系でドバイデューティーフリーやジャパンCの勝ち馬アドマイヤムーンである点は問題ないが、母父がこのレースと相性の悪いサクラバクシンオーなのが心配。

 サクラバクシンオーやSS系・ヘイルトゥリーズン系の産駒、母父SS系などを軽視し、ノーザンダンサー系に注目して穴馬を選ぶなら、キングヘイロー産駒で母父がキンググローリアスのマヤノリュウジン、父ストーミングホーム×母父Green Desertのサドンストームあたりだろう。

【ロードカナロアの血統表】

ロードカナロアの血統表

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