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第45回 スプリンターズステークス特集 2011年10月2日(日)15時40分発走 中山競馬場 芝1200m

マイル以上でも通用する血統を狙え!

1)サンデーサイレンス系を過信するべからず

 過去10年で唯一2勝しているのがサンデーサイレンス。だが、詳しく見ると決してサンデーサイレンスおよびその後継種牡馬にとって有利なレースではないことがわかる。

 そもそもビリーヴの勝ち星は新潟でのもの。デュランダルは2度も取りこぼし、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキもスプリンターズSでは2着どまりだ。

 サンデーサイレンス系の10年間総合成績は、41戦2勝・2着5回・3着2回。勝率4.9%、連対率17.1%、複勝率22.0%というのは“並”の数字といえる。

 ちなみに母父サンデーサイレンスという馬も5戦して未勝利だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系の戦い

 系統別の勝率・連対率・複勝率は下記の通りだ。主力は3勝をあげているミスタープロスペクター系と6頭連対のノーザンダンサー系だろう。

系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ミスタープロスペクター系
3回 0回 1回
17.6%
17.6%
23.5%
ノーザンダンサー系
3回 3回 1回
7.9%
15.8%
18.4%
ヘイルトゥリーズン系
2回 6回 4回
3.8%
15.1%
22.6%
ナスルーラ系
1回 1回 2回
4.0%
8.0%
16.0%
その他の系統
1回 0回 2回
5.9%
5.9%
17.6%

 ちなみにナスルーラ系からの1着はアドマイヤコジーン産駒のアストンマーチャン、その他の系統から出た勝ち馬はウォーニング産駒のカルストンライトオ。非主流血脈を狙うなら逃げ脚質がベターといえるかも知れない。

3)やれそうな血統でも実は不振、というケース

 フジキセキ産駒は10年間に15頭が走り、キンシャサノキセキの2着2回があるだけ。そのキンシャサノキセキも12着に敗れた経験がある。またアルティマトゥーレは1番人気で5着と期待を裏切っている。

 もっと悪いのがサクラバクシンオー。スプリンターズSを連覇した唯一の存在であり、その産駒も短距離戦線で絶大な支持を集めているが、なぜかスプリンターズSでは冴えない。こちらも15回走って未勝利、2着もゼロ、3着が2回(新潟でのショウナンカンプと勝負が終わってから追い込んできたカノヤザクラ)。昨年のダッシャーゴーゴー降着も記憶に新しいところだ。恵まれないと、あるいは無理をしないと来られないのがサクラバクシンオーなのである。

 ほかでは6戦未勝利のタイキシャトルも、自身の競走成績に比べるとやや物足りない。

4)芝のマイル以上に適性のある種牡馬が狙い目

 過去10年の勝ち馬の父と、その現役時の主な勝ち鞍は以下の通り。

勝ち馬 父の主な勝ち鞍
トロットスター
ダミスター
ダンテS
ビリーヴ
サンデーサイレンス
ケンタッキーダービー、米BCクラシック
デュランダル
サンデーサイレンス
ケンタッキーダービー、米BCクラシック
カルストンライトオ
ウォーニング
サセックスS、クイーンエリザベスII世S
サイレントウィットネス
El Moxie
米ダートのマイル前後で計6勝
テイクオーバーターゲット
Celtic Swing
仏ダービー
アストンマーチャン
アドマイヤコジーン
朝日杯3歳S、安田記念
スリープレスナイト
クロフネ
NHKマイルC、JCダート
ローレルゲレイロ
キングヘイロー
高松宮記念
ウルトラファンタジー
Encosta de Lago
ヴィクヘルスC

 ダミスターは欧米の2000〜2400m路線で活躍した馬、ウォーニングは英マイル路線を主戦場としていた。もともとダート血統のサンデーサイレンスとEl Moxieだが、マイル以上への適性はあったといえる。

 以後も、仏ダービー馬セルティックスウィング、マイルGIを2勝したアドマイヤコジーン、NHKマイルCのクロフネと、芝マイル以上で活躍した種牡馬が健闘。GI勝ちは高松宮記念のみのキングヘイローだが、皐月賞2着、東京新聞杯や中山記念勝利など中距離への対応力も示した。昨年の勝ち馬ウルトラファンタジーの父Encosta de Lagoも、マイルG2の勝ち鞍があり、産駒には豪2000ギニーやニュージーランドオークスの勝ち馬が揃う。

 母の父にもマイル重賞勝ち馬が多く、純粋なスプリント血統より「マイル中心で中距離にも適応できる」という血統がいいようだ。

結論

 重要視したいのは「父がミスタープロスペクター系かノーザンダンサー系で、マイルGIを中心に中距離にも適応できる血統」であること。母父にマイル適性があればベストだ。

 となると、NHKマイルCと日本ダービーを連勝したキングカメハメハの産駒2頭が面白い。フィフスペトルは母父が英マイルG1を2勝したBahri、トウカイミステリーも母父がムーラン・ド・ロンシャン賞などを勝ったGreen Forestと、スキがない。

 次いでエーシンヴァーゴウ(父ファルブラヴはマイル〜中長距離のG1で活躍)、カレンチャン(父クロフネ)も侮りがたい。

 外国馬ではラッキーナイン(父Dubawiは愛2000ギニー勝ち馬で英ダービーでは3着)が一番手。ロケットマンの父Viscountはナスルーラ系だが、マイルG1勝ち馬で中距離のコックスプレートでも3着に健闘。逃げればそのまま押し切ってしまう可能性もあるだろう。

 サクラバクシンオー産駒のダッシャーゴーゴーにとって、やはりここは鬼門。母父サンデーサイレンスのエーシンリジルも軽視したい。

【フィフスペトルの血統表】

フィフスペトルの血統表

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