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エアメサイア 母娘二代の夢[2005年]

勝ち切れない母と同じ道?

 実力はありながら、どうしてもGIを勝てない馬がいる。展開のアヤ、調整ミス、たまたま強い馬と世代が重なった不運……。たとえば近年の秋華賞出走馬では、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯でいずれも2着に終わったローズバドや、桜花賞3着、オークス2着、秋華賞3着と無冠に甘んじたエアデジャヴーなどが思い当たる。

 そのエアデジャヴーの娘エアメサイアも、母と同じような道のりを歩もうとしていた。

立ちはだかった名牝2頭

エアメサイア写真

 2歳11月の新馬戦でデビュー勝利を飾ったエアメサイアは、白梅賞がディアデラノビアの2着、エルフィンS勝利、報知杯フィリーズレビューではラインクラフトからコンマ1秒差の3着と戦績を積み上げて、この年の3歳牝馬クラシックにおける有力馬の1頭に数えられるようになる。

 が、敵は強力だった。

 桜花賞では、後方から猛然と追い込んだものの4着まで。勝ったラインクラフトは、NHKマイルCも制して春のマイル二冠を達成する。オークスでもエアメサイアは、クビ差2着と惜敗。勝ったシーザリオはこの後、渡米してアメリカンオークスを制した。

 競馬史に残るような名牝2頭に、エアメサイアの夢は砕かれたのである。

 秋、エアメサイアはローズSで上々のスタートを切る。粘るラインクラフトを降しての1着、3着馬はラインクラフトよりさらに3馬身半後ろという結果だ。マッチレースともいえる闘いを制し、「2000mならラインクラフトよりエアメサイアの方が上ではないか」との声もあがったほどだった。

 が、母エアデジャヴーも秋華賞トライアルを勝利し、1番人気で秋華賞に進みながら3着と負けている。その記憶がファンに残っていたか、1番人気ラインクラフト、2番人気エアメサイアという評価で本番を迎えることになるのだった。

最後に待っていた念願のタイトル

 そしてエアメサイアは、母を超えた。ローズSと同様、早め先頭から粘り込みを図ろうとするラインクラフト。どの馬も追いすがることはできない。そこへ飛んできたのがエアメサイアだ。後方から鋭く脚を伸ばし、最後はクビの差だけラインクラフトを差し切ってみせる。母娘二代に渡って待ち望んだ念願のGIタイトルだ。

 結局GI勝利はこの一戦だけにとどまったエアメサイアだが、その1勝こそが、競走馬にとって重いものなのである。

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