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ティコティコタック 見事にピークを合わせた大駆け[2000年]

本命馬不在の秋華賞

 2000年の3歳牝馬戦線は荒れ模様で推移した。クイーンCは10番人気のフューチャサンデー、チューリップ賞は11番人気のジョーディシラオキ、フラワーCは9番人気のマルターズスパーブが勝利。第一冠・桜花賞では1番人気サイコーキララが敗れ、6番人気チアズグレイスが女王となった。

 オークスこそ1番人気シルクプリマドンナが期待に応えたものの、16番人気オリーブクラウンが3着に突っ込んでいる。

 重賞のたびに勝ち馬がコロコロと変わり、明け3歳のダート戦でデビューしたシルクプリマドンナが頂点に立ったくらいだから、全体のレベルが低く、各馬の力に大きな差はなかったということなのかも知れない。

 秋になっても傾向は変わらず、ローズSを制したのは6番人気ニホンピロスワン。確たる本命馬不在のまま、秋華賞は幕を開けた。

遅れてきた牝馬の目覚ましい成長

ティコティコタック写真

 秋華賞では、実績に勝るシルクプリマドンナとチアズグレイス、上り馬ニホンピロスワンが人気を分け合った。が、この年の流れそのままに3頭揃って馬券圏内から消え、波乱にひと役買うことになる。

 この時の勝ち馬がティコティコタック。明け3歳の3月にダート1200mでデビューし、同期が桜花賞を争っている頃には未勝利馬、オークスを戦っている頃にやっと初勝利、という歩みをたどった存在である。

 ただ、夏になってからのティコティコタックの成長ぶりは目覚しかった。古馬相手の500万下をマクリ切って豪快に勝利。900万下の大倉山特別では超スローに持ち込んだ逃げ馬プレイザフィールドを、他の馬とは次元の異なる末脚で差し切ってみせた。

力強い末脚で差し切り

 そうして10番人気で迎えた秋華賞は、生涯のピークともいえる充実度で臨んだ重賞初挑戦だった。

 レースは、前年の2歳女王ヤマカツスズランが淡々と逃げる展開。阪神3歳牝馬S以来だったローズSで14着と大敗、評価を落としていたヤマカツスズランだが、ひと叩きされて一変、直線でも粘りに粘る。

 これを目がけてティコティコタックは力強く末脚を伸ばし、グイグイと差を詰め、最後に半馬身だけ交わし去ってゴール。見事に最後の一冠を仕留めてみせたのだった。

 これ以後、10戦して未勝利のまま引退したティコティコタック。秋華賞は、一世一代の大駆け、波乱の年を締めくくる波乱の勝利だったといえるだろう。

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