第22回 秋華賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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重馬場での最後一冠はディアドラが制す！

第22回秋華賞はＣ.ルメール騎手騎乗の３番人気ディアドラが、後方寄りの追走となったが最後の直線でうまく外に出されると力強い伸び。見事に差し切り、牝馬三冠・最後の一冠を制した。勝ち時計は2分00秒2（重）。鞍上のルメール騎手、本馬を管理する橋田満調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着は１馬身1/4差で武豊騎手騎乗の４番人気リスグラシュー。３着はハナ差でＭ.デムーロ騎手騎乗の５番人気モズカッチャン。１番人気に支持されたアエロリットは７着に敗れた。

レース展開・総括

カワキタエンカが厳しいペースで引っ張る

スタートはややバラつき気味。８番カワキタエンカが好スタートを切り、ハナへ。16番ファンディーナも外から続き、内から１番アエロリットも出ていき、１コーナーへ向かった。カワキタエンカのリードは２馬身ほど。アエロリットとファンディーナが並ぶ形で２番手。さらに２馬身差で５番ブラックスビーチ。その後ろは先団で４番モズカッチャン、12番レーヌミノル、６番メイショウオワラ。その後ろは２番ラビットランと10番タガノヴェローナ。その後ろは２馬身差で７番リスグラシュー、11番ミリッサで中団。後方にかけては３番ブラックオニキス、18番カリビアンゴールド、17番ポールヴァンドル。そして14番ディアドラ。３馬身切れて９番ハローユニコーン、13番リカビトス。１馬身差の最後方から15番ヴゼットジョリーという隊列になった。

前半1000m通過は59秒1。馬場を考えると、かなり厳しいペース。それでもカワキタエンカが単独で手ごたえよく４コーナーへ。アエロリットとファンディーナが続き、モズカッチャンは外目から早めに進出して前を追う構え。ラビットランは内から押し上げ、ディアドラは馬群の中からスパートをした。

人気の先行馬が後退し、差し馬の出番

最後の直線に入るとすぐに外からまくったモズカッチャンが先頭へ。ファンディーナは早々に後退。交わされたアエロリットも反応が悪い。替わってリスグラシューが追い上げた。残り200mを過ぎてモズカッチャンが先頭で、カワキタエンカが内で食い下がる。しかし、リスグラシュー、そして外からディアドラの伸びが鋭い。ディアドラは一完歩ずつ前との差を詰めると、モズカッチャンを差し切り先頭。その勢いで堂々とゴールに駆け込んだ。２着にはリスグラシューが際どく上がった。

展開は向いたが、鞍上の好騎乗が光った

秋華賞史上初めて、重馬場（以上）になっての一戦。勝ったディアドラはスタートがあまりよくなく、後方寄りからの追走となったが慌てずに脚を溜めた。経済コースを進み、最後の直線だけうまく外に持ち出されると鋭く伸びた。展開も向いたが、テン乗りで見事な騎乗を見せたルメール騎手の手腕もさすがといったところだ。

ペースが速く、先行した馬にとってはかなり厳しい展開。特にアエロリットとファンディーナは並走となってしまい、脚が溜まりにくくなった。モズカッチャンは仕掛けをもう少し遅らせることができれば際どい勝負になっていたかもしれない。

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