G1特集 第21回 秋華賞G1特集 第21回 秋華賞

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ビッシュ 紫苑S快勝で、頂点に向けてチャンス

ビッシュ
紫苑S快勝で最後の一冠を狙うビッシュ

今年から重賞に昇格となった紫苑Sからこの秋は始動。大外枠発走で序盤は後方寄りの追走だったが、勝負どころから手応えよく前に取りつき、最後の直線は残り200mで先頭。最後は2馬身半抜けた。相手関係には恵まれたが、走破時計・勝ちっぷりともに優秀。本番につながるパフォーマンスだったと言える。春のオークスで3着に入った地力は確かだった。シンハライトとメジャーエンブレムらが戦線離脱したこともあり、チャンスは巡ってきた。初の関西遠征で、イレ込みや大幅な馬体減がなければ非常に楽しみだ。

ジュエラー 前走大敗も二冠制覇を狙う

ジュエラー
桜花賞との二冠を目指すジュエラー

この春は桜花賞を制覇。しかし、オークスは骨折で無念のリタイアとなった。仕切り直しとなった前走ローズSは2番人気で出走。いつもよりも前目の位置でレースを進めたものの、直線で完全に失速してしまい11着に惨敗した。ブランク明けや重馬場の影響があったのだろうか。オークス馬シンハライトとは対照的な結果だった。力を出し切っていないことは間違いなく、間違いなく変わり身は見せてくるはず。ビッシュ同様、シンハライトやメジャーエンブレムが不在のここは実績上位の立場として迎え撃つ。一変を果たし、二冠制覇を成し遂げられるか。

パールコード 紫苑Sは不利と休み明けが響く

春はフローラSで2着に入線。勝ち馬のチェッキーノには完敗だったが、同馬が次走オークスで2着だったことを考えると致し方がない結果だったか。オークスは自重し、この秋に備えて前走は紫苑Sに出走。先団馬群の中で折り合いをつけたが、結果は伸び切れず5着。反応自体もひと息だったが、前が壁になるなど狭いスペースに押し込められてまともに追うことができなかった。休み明けを叩かれて上積みは見込めそうだし、スムーズな競馬ができれば上位に食い込める力はあるはず。京都芝コースで勝っている点も強みだ。

ヴィブロス 上昇度が魅力な良血馬

本番の出場権をかけた前走紫苑Sは2着。最後の直線は鋭く伸びてはいたものの、勝ち馬ビッシュの決め手の方が一枚上だった。それでもなんとか連対は確保でき、目的だけは達成できた。2勝目となった500万クラスのレースは牝馬限定の平場戦ながら非常に強い勝ちっぷり。前走ぐらいは走って当然と言える。全姉にヴィルシーナ、半兄にシュヴァルグランがいる血統で、本馬も素質は十分。まだ上積みは見込めるだろうし、G1の舞台でも臆することはないだろう。混戦になり、自分がうまく捌ける展開になればチャンスはあるだろう。

カイザーバル 侮れないローズS組の3着馬

前走ローズは好スタートから内々の先団で追走。理想的なポジションから最後の直線ではじわじわと脚を伸ばしたものの、逃げたクロコスミアの粘りに手を焼き捕らえきれなかった。勝ち馬のシンハライトの決め手は別格として、2着馬との力の差はほぼない。同じコースで行われた3月に君子蘭賞では鋭い脚を見せており、良馬場の方がいいタイプだろう。春の実績馬が軒並みリタイアするという状況となっており、必然的にチャンスは高まっていると言える。好ステップであるローズSから好走馬が出る確率は、高いと見ておくべきだろう。