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第19回 秋華賞特集 2014年10月19日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝2000m

条件が揃ったヌーヴォレコルトの二冠制覇に期待

1)数の上ではサンデーサイレンス系断然だが……

 過去10年間の連対馬の父を見ると、サンデーサイレンス系が断然多い。一昨年はディープインパクト産駒の1・2フィニッシュ、昨年はスズカマンボ産駒とディープインパクト産駒による決着だった。

 ただし、サンデーサイレンス系全体の勝率は5.4%、連対率が14.1%、複勝率が16.3%だから、アベレージとしてはいたって平凡。出走馬の過半数を占めるがゆえ、つまりは“数で稼いだ”結果と考えるべきだ。むしろ率的にはミスタープロスペクター系の健闘が目立っているといえる。

父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 8回 2回
92頭
5.4%
14.1%
16.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 4回
14頭
0.0%
0.0%
28.6%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 1回
23頭
13.0%
17.4%
21.7%
ノーザンダンサー系 1回 0回 2回
36頭
2.8%
2.8%
8.3%
ナスルーラ系 1回 0回 1回
11頭
9.1%
9.1%
18.2%
その他の系統 0回 1回 0回
4頭
0.0%
25.0%
25.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)芝2400mで勝ち負けできる底力

 勝ち馬の父の現役当時の活躍ぶりを見てみよう。

勝ち馬 父馬 活躍した路線(主な勝ち鞍)
スイープトウショウ エンドスウィープ 北米・ダ短距離
エアメサイア サンデーサイレンス 北米・ダ中距離(BCクラシックなど)
カワカミプリンセス キングヘイロー 国内・芝短距離(高松宮記念)
ダイワスカーレット アグネスタキオン 国内・芝中距離(皐月賞)
ブラックエンブレム ウォーエンブレム 北米・ダ中距離(ケンタッキーダービーなど)
レッドディザイア マンハッタンカフェ 国内・芝長距離(菊花賞/有馬記念/天皇賞・春)
アパパネ キングカメハメハ 国内・芝長距離(日本ダービー/NHKマイルC)
アヴェンチュラ ジャングルポケット 国内・芝長距離(日本ダービー/ジャパンC)
ジェンティルドンナ ディープインパクト 国内・芝長距離(三冠/ジャパンC/有馬記念など)
メイショウマンボ スズカマンボ 国内・芝長距離(天皇賞・春)

 ダート馬からステイヤーまで多彩だが、ある共通項も浮かび上がる。東京の芝2400mでの実績だ。

 まず、キングカメハメハ、ジャングルポケット、ディープインパクトは日本ダービー馬。エンドスウィープはジャパンC勝ち馬アドマイヤムーンの父となり、サンデーサイレンスは幾多の日本ダービー馬を輩出している。アグネスタキオンは日本ダービー馬ディープスカイの父だ。

 勝ち馬自身でいうと、オークス馬が4頭、オークス僅差2着が2頭。つまり全体として東京の芝2400m、日本ダービー/オークス/ジャパンCといった格の高いレースで勝ち負けできる底力を持ち合わせている血統だといえる。

3)母父は欧州の中長距離と短距離、米三冠の三つ巴

 母父の系統別成績は以下の通りだ。

母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 3回 3回 60頭
10.0%
15.0%
20.0%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 1回 30頭
3.3%
10.0%
13.3%
サンデーサイレンス系 1回 1回 5回 30頭
3.3%
6.7%
23.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 1回 0回 13頭
7.7%
15.4%
15.4%
ナスルーラ系 1回 1回 1回 27頭
3.7%
7.4%
11.1%
その他の系統 0回 2回 0回 20頭
0.0%
10.0%
10.0%

 ノーザンダンサー系が頭ひとつ抜けているイメージ。それ以外の系統は横並びといったところか。

 系統そのものより重視したいのは、母父のイメージ。勝ち馬の母父の現役成績は、ダンシングブレーヴ(凱旋門賞)、Caerleon(仏ダービー)が欧州の芝・中長距離タイプ、ノーザンテースト(芝1400mのフォレ賞)とヘクタープロテクター(仏2000ギニー)、Bertolini(スプリントC2着)が欧州の芝・短距離タイプ。Seattle Slew(米三冠)とサンデーサイレンスがダート・中長距離タイプで、Salt Lake(ダ1300mのホープフルS)がダート短距離タイプだ。メイショウマンボの母父グラスワンダーはマイルから2500mまで駆けた万能タイプだが、その父Silver Hawkは愛ダービー2着のある欧州の芝・中長距離タイプだ。

 欧州の中長距離型血統と短距離型、米三冠クラスの大物、という三つ巴と考えたい。

4)母の母の父は2つの系統に注目

 勝ち馬の母の母の父を見ると、2つの系統に大別できる。

 レッドディザイア(Sadler's Wells)、アヴェンチュラ(El Gran Senor)、ジェンティルドンナ(Lyphard's Special)はノーザンダンサー系。スイープトウショウ(トウショウボーイ)、エアメサイア(Well Decorated)、カワカミプリンセス(Secretariat)、アパパネ(Spectacular Bid)はナスルーラからのラインだ。

 この2つ以外から出た勝ち馬は、ダイワスカーレット(Crimson Satanはヒムヤー〜ピーターパンのライン)とブラックエンブレム(Vaguely Nobleはオリオール系)、そしてメイショウマンボ(ミスタープロスペクター系のジェイドロバリー)。

 ここで名前のあがった種牡馬10頭のうち、Well DecoratedやLyphard's Specialあたりはやや実績が劣るものの、他は各国の年度代表馬クラスだったり歴史的な種牡馬だったり血統背景が優秀だったりする。

結論

 正直、他のG1と比べて血統的な狙い目をあげにくいのが秋華賞。一応の軸は「父の系統はミスタープロスペクター系が一歩リードだが、それ以外でもOK。ただしサンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系はマイナス」、「父系または自身に芝2400mで勝ち負けできる底力が必須」、「母父はノーザンダンサー系がベターで、欧州の中長距離型か短距離型、または米三冠クラス」、「母の母の父はノーザンダンサー系かナスルーラ系の超名馬」、といった条件を満たす馬となるだろう。

 昨年は条件を完全にクリアする馬は見当たらず、結局オークス馬メイショウマンボが二冠を達成した。今年も素直にヌーヴォレコルトを信用していいのかも知れない。父ハーツクライはレコード決着となったジャパンCで僅差2着、母の父スピニングワールドはノーザンダンサー系で欧州短距離型、母の母の父はノーザンダンサー系Chief's Crownで全米2歳王者。父サンデーサイレンス系の勝率が平凡といえど、これだけ条件を満たせば十分に狙える。

【ヌーヴォレコルトの血統表】

ヌーヴォレコルトの血統表

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