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第18回 秋華賞特集 2013年10月13日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝2000m

混戦の秋華賞で面白いのは?

1)数の上ではサンデーサイレンス系断然だが……

 過去10年間の連対馬の父を見ると、サンデーサイレンス系が断然多い。昨年もディープインパクト産駒の1・2フィニッシュだった。ただしサンデーサイレンス系勝率・連対率・複勝率はいたって平均的な数字。出走馬の過半数を占めるがゆえ、つまりは“数で稼いだ”結果だと考えるべきだろう。むしろ率的にはミスタープロスペクター系の健闘が目立っているといえるはずだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父


系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 8回 2回
91頭
5.5%
14.3%
16.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 3回
14頭
0.0%
0.0%
21.4%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 2回
20頭
15.0%
20.0%
30.0%
ノーザンダンサー系 1回 0回 2回
38頭
2.6%
2.6%
7.9%
ナスルーラ系 1回 0回 1回
13頭
7.7%
7.7%
15.4%
その他の系統 0回 1回 0回
4頭
0.0%
25.0%
25.0%

2)芝2400mで勝ち負けできる底力

 勝ち馬の父の現役当時の活躍ぶりを見てみよう。

父馬 活躍した路線(主な勝ち鞍)
サンデーサイレンス 北米・ダ中距離(BCクラシックなど)
エンドスウィープ 北米・ダ短距離
キングヘイロー 国内・芝短距離(高松宮記念)
アグネスタキオン 国内・芝中距離(皐月賞)
ウォーエンブレム 北米・ダ中距離(ケンタッキーダービーなど)
マンハッタンカフェ 国内・芝長距離(菊花賞/有馬記念/天皇賞・春)
キングカメハメハ 国内・芝長距離(日本ダービー/NHKマイルC)
ジャングルポケット 国内・芝長距離(日本ダービー/ジャパンC)
ディープインパクト 国内・芝長距離(三冠/ジャパンC/有馬記念など)

 ダート馬からステイヤーまで多彩なようにも思えるが、ある共通項も浮かび上がる。

 サンデーサイレンスは幾多の日本ダービー馬を輩出し、エンドスウィープはジャパンC勝ち馬アドマイヤムーンの父となった。アグネスタキオンは日本ダービー馬ディープスカイの父。またキングヘイロー産駒カワカミプリンセスはオークス馬、マンハッタンカフェ産駒レッドディザイアはオークス僅差2着。

 つまり全体として東京の芝2400m、日本ダービー/オークス/ジャパンCといった格の高いレースで勝ち負けできる底力を持ち合わせている血統だといえる。

3)母父は欧州の中長距離と短距離、米三冠の三つ巴

 母父の系統別成績は以下の通りだ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 6回 2回 3回 59頭
10.2%
13.6%
18.6%
ヘイルトゥリーズン系 2回 2回 5回 38頭
5.3%
10.5%
23.7%
ミスタープロスペクター系 1回 2回 0回 28頭
3.6%
10.7%
10.7%
ナスルーラ系 1回 2回 2回 31頭
3.2%
9.7%
16.1%
その他の系統 0回 2回 0回 24頭
0.0%
8.3%
8.3%

 ノーザンダンサー系が頭ひとつ抜けているイメージ。それ以外の系統は横並びといったところか。

 系統そのものより重視したいのは、母父のイメージ。勝ち馬の母父の現役成績は、Roberto(英ダービー)、ダンシングブレーヴ(凱旋門賞)、Caerleon(仏ダービー)が欧州の芝・中長距離タイプ、ノーザンテースト(芝1400mのフォレ賞)とヘクタープロテクター(仏2000ギニー)、Bertolini(スプリントC2着)が欧州の芝・短距離タイプ。Seattle Slew(米三冠)とサンデーサイレンスがダート・中長距離タイプで、Salt Lake(ダ1300mのホープフルS)がダート短距離タイプだ。

 欧州の中長距離、短距離型、米三冠クラスの大物、という三つ巴と考えたい。

4)母の母の父は2つの系統に注目

 勝ち馬の母の母の父を見ると、2つの系統に大別できる。

 スティルインラブ(Northern Dancer)、レッドディザイア(Sadler's Wells)、アヴェンチュラ(El Gran Senor)、ジェンティルドンナ(Lyphard's Special)はノーザンダンサー系。スイープトウショウ(トウショウボーイ)、エアメサイア(Well Decorated)、カワカミプリンセス(Secretariat)、アパパネ(Spectacular Bid)はナスルーラからのラインだ。

 この2つ以外から出たのは、ダイワスカーレット(Crimson Satanはヒムヤー〜ピーターパンのライン)とブラックエンブレム(Vaguely Nobleはオリオール系)のみ。

 ここで名前のあがった種牡馬10頭のうち、Well DecoratedとLyphard's Specialはやや実績が劣るものの、他は各国の年度代表馬クラスだったり歴史的な種牡馬だったりと、名馬ぞろいである。

結論

 正直、他のGIと比べて血統的な狙い目をあげにくいのが秋華賞。一応の軸は「父の系統はミスタープロスペクター系が一歩リードも、それ以外でもOK。ただしサンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系はマイナス」、「父系には芝2400mで勝ち負けできる底力が必須」、「母父はノーザンダンサー系がベターで、欧州の中長距離型か短距離型、または米三冠クラス」、「母の母の父はノーザンダンサー系かナスルーラ系の超名馬」、といった条件を満たす馬となるだろう。ただし今年は、条件を完全にクリアする馬は見当たらない。

 デニムアンドルビー(母父が国内で走ったキングカメハメハ)、メイショウマンボ(母父が国内で走ったグラスワンダー、母母父がミスタープロスペクター系)、セキショウ(父が非サンデーサイレンスのヘイルトゥリーズン系)など、前哨戦の上位馬にはマイナス要素を抱える馬が多い。

 面白いのはシャトーブランシュ(父はすでに秋華賞勝ち馬を出したキングヘイロー×母父は凱旋門賞馬トニービン×母母父は『その他』の系統だが凱旋門賞馬のAlleged)、スマートレイアー(父はディープインパクト×母父はノーザンダンサー系・欧州中長距離型のホワイトマズル×母母父はナスルーラ系のGroom Dancer)、ティアーモ(父はミスタープロスペクター系キングカメハメハ×母父はサンデーサイレンス×母母父はノーザンダンサー系Lyphard)あたりになりそうだ。

【ティアーモの血統表】

ティアーモの血統表の血統表

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