JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

馬券購入に役立つオッズ情報や競馬情報をはじめ、競馬データによる競馬予想の楽しさをご紹介。

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場
第17回 秋華賞特集 2012年10月14日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝2000m

三冠獲得は絶対ではない!?

1)数の上ではサンデーサイレンス系断然だが……

 2002年以降10年間の連対馬の父を見ると、ヘイルトゥリーズン系が4勝・2着7回と断然の数字。そのすべてがサンデーサイレンス系となっている。

 ただしサンデーサイレンス系は、同期間(11年間)の桜花賞で7勝・2着7回、オークスでも7勝・2着7回だから、3歳牝馬GIを通じてこの系統が強いというだけのこと。秋華賞だけを得意としているわけではない。むしろ勝率・連対率・複勝率の点では平均的な数字である。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父


系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 7回 2回
84頭
4.8%
13.1%
15.5%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 3回
14頭
0.0%
0.0%
21.4%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 1回
19頭
15.8%
21.1%
26.3%
ノーザンダンサー系 2回 0回 2回
43頭
4.7%
4.7%
9.3%
ナスルーラ系 1回 1回 2回
16頭
6.3%
12.5%
25.0%
その他の系統 0回 1回 0回
4頭
0.0%
25.0%
25.0%

2)芝2400mで勝ち負けできる底力

 勝ち馬の父の現役当時の活躍ぶりを見てみよう。

父馬 活躍した路線(主な勝ち鞍)
Danehill
欧州・芝短距離(スプリントC)
サンデーサイレンス
北米・ダ中距離(BCクラシックなど)
エンドスウィープ
北米・ダ短距離
キングヘイロー
国内・芝短距離(高松宮記念)
アグネスタキオン
国内・芝中距離(皐月賞)
ウォーエンブレム
北米・ダ中距離(ケンタッキーダービーなど)
マンハッタンカフェ
国内・芝長距離(菊花賞/有馬記念/天皇賞・春)
キングカメハメハ
国内・芝長距離(日本ダービー/NHKマイルC)
ジャングルポケット
国内・芝長距離(日本ダービー/ジャパンC)

 多彩なように思えるが、ある共通項も浮かび上がる。

 Danehillは英愛でダービー馬を出し、サンデーサイレンスも幾多の日本ダービー馬を輩出。エンドスウィープはジャパンC勝ち馬アドマイヤムーンの父となり、アグネスタキオンは日本ダービー馬ディープスカイの父だ。またキングヘイロー産駒カワカミプリンセスはオークス馬、マンハッタンカフェ産駒レッドディザイアはオークス僅差2着。

 つまり全体に芝2400m、それも各国ダービー/オークスという格の高いレースで勝ち負けできる底力を持ち合わせているといえる。

3)母父は欧州の中長距離型がベター

 母父の系統別成績は以下の通りだ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 2回 2回 4回 36頭 5.6%
11.1%
22.2%
ノーザンダンサー系 5回 2回 4回 61頭 8.2%
11.5%
18.0%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回 24頭 4.2%
8.3%
8.3%
ナスルーラ系 1回 3回 2回 32頭 3.1%
12.5%
18.8%
その他の系統 1回 2回 0回 27頭 3.7%
11.1%
11.1%

 ノーザンダンサー系が勝率で成績トップだが、飛び抜けているわけではない。それ以外の系統も極端に悪いとまではいえないだろう。

 勝ち馬の母父の現役成績を見ると、Troy(英愛ダービー)、Roberto(英ダービー)、ダンシングブレーヴ(凱旋門賞)、Caerleon(仏ダービー)が欧州の芝・中長距離タイプ、ノーザンテースト(芝1400mのフォレ賞)とヘクタープロテクター(仏2000ギニー)が欧州の芝・短距離タイプ。SeattleSlew(米三冠)とサンデーサイレンスがダート・中長距離タイプで、SaltLake(ダ1300mのホープフルS)がダート短距離タイプだ。

 父がミスタープロスペクター系なら母父は短距離タイプがいいが、それ以外は中長距離型、しかも欧州で走った馬か米三冠クラスの大物であってほしいところだ。

4)母の母の父は2つの系統の名馬

 勝ち馬の母の母の父を見ると、2つの系統に大別できる。

 スティルインラブ(Northern Dancer)、レッドディザイア(Sadler's Wells)、アヴェンチュラ(El Gran Senor)はノーザンダンサー系。ファインモーション(Mill Reef)、スイープトウショウ(トウショウボーイ)、エアメサイア(Well Decorated)、カワカミプリンセス(Secretariat)、アパパネ(Spectacular Bid)はナスルーラからのラインだ。

 この2つ以外から出たのは、ダイワスカーレット(Crimson Satanはヒムヤー〜ピーターパンのライン)とブラックエンブレム(Vaguely Nobleはオリオール系)のみ。

 ここで名前のあがった10頭のうち、Well Decoratedだけはやや実績が劣るものの、他の9頭は各国の年度代表馬クラスだったり歴史的な種牡馬だったりと、名馬ぞろいである。

結論

 他のGIと比べて、血統的な狙い目をあげにくい感のある秋華賞。一応の軸は「父の系統にはこだわらないが芝2400mで勝ち負けできる底力は必須」、「母父は欧州の中長距離型か米三冠クラス。父がミスタープロスペクター系なら母父は短距離タイプでも可」、「母の母の父はノーザンダンサー系かナスルーラ系の超名馬」といった条件を満たす馬となるだろう。

 ジェンティルドンナは母父Bertoliniが短距離型、母母父Lyphard's Specialもスケール感で劣る。
ヴィルシーナも母父Machiavellianが短距離型、アイムユアーズは母母父がサンデーサイレンス。人気になりそうな3頭は、決定的にダメではないもののパーフェクトとも言えない。足元をすくわれる可能性もあるのではないか。

 穴馬としてアロマティコ(父キングカメハメハ×母父サンデーサイレンス×母母父ノーザンテースト)とオメガハートランド(父アグネスタキオン×母父エルコンドルパサー×母母父トニービン)の2頭をあげておこう。

【アロマティコの血統表】

アロマティコの血統表

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN