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第16回 秋華賞特集 2011年10月16日(日)15時40分発走 京都競馬場 芝2000m

マルセリーナの逆襲、出走かなえばメーヴェが不気味

1)数の上ではサンデーサイレンス系断然だが……

 2001年以降10年間の連対馬の父を見ると、サンデーサイレンス系が4勝・2着7回と断然の数字を残している。

 ただし同じ期間(11年間)、桜花賞では6勝・2着7回、オークスでは6勝・2着7回だから、3歳牝馬GIを通じてこの系統が強いというだけのこと。秋華賞だけを得意としているわけではない。


【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ノーザン&ミスプロがSSを破る

 以下は系統ごとの勝率・連対率・複勝率を調べた結果だ。

 サンデーサイレンス系は「単に出走数が多いため、上位に来る数も多い」という状況であることがわかる。むしろ“率”という点では信用ならないといえるだろう。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 4回 7回 2回
85頭
4.7%
12.9%
15.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 3回
12頭
0.0%
0.0%
25.0%
ノーザンダンサー系 3回 0回 1回
42頭
7.1%
7.1%
9.5%
ミスタープロスペクター系 3回 1回 1回
21頭
14.3%
19.0%
23.8%
ナスルーラ系 0回 1回 3回
16頭
0.0%
6.3%
25.0%
その他の系統 0回 1回 0回
4頭
0.0%
25.0%
25.0%

 考え方としては、2つ。

 まず軸馬をサンデーサイレンス系から選び、その馬を2着に沈めることのできるノーザンダンサー系またはミスタープロスペクター系がいるかどうか探す、というスタンス。

 あるいはノーザンダンサー系またはミスタープロスペクター系を1着馬と決め、相手にはサンデーサイレンス系の馬を手広く、というパターン。

 いずれにせよ、サンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系とナスルーラ系は苦戦しており、3着がやっと。3連単で拾う程度でよさそうだ。

3)人気を裏切り続けるサンデーサイレンス系

 サンデーサイレンス系は信用ならない、というイメージを裏づけるのが下のデータ。1〜3番人気に推されながら4着以下に敗れた馬を見ると、父にも母父にもサンデーサイレンス系がズラリ。毎年1〜2頭は人気になって敗れている。

 特に、サンデーサイレンスとの和合性は高いはずのノーザンダンサー系との配合がキー。この配合からはエアメサイア、ダイワスカーレット、レッドディザイアと3頭の勝ち馬が出ているものの、下の馬たちやブエナビスタの降着など、“裏切りのサイン”ともいえる歴史を刻んでいるのだ。


【2001年以降1〜3番人気に推されながら4着以下に敗れた馬の父・母父】

2001年以降1〜3番人気に推されながら4着以下に敗れた馬の父・母父

4)母父は欧州の中長距離型がベター

 母父の系統別成績は以下の通りだ。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 1回 2回 3回 29頭 3.4%
10.3%
20.7%
ノーザンダンサー系 5回 2回 4回 66頭 7.6%
10.6%
16.7%
ミスタープロスペクター系 1回 0回 0回 21頭 4.8%
4.8%
4.8%
ナスルーラ系 2回 4回 3回 37頭 5.4%
16.2%
24.3%
その他の系統 1回 2回 0回 27頭 3.7%
11.1%
11.1%

 ノーザンダンサー系が成績トップだが、飛び抜けているわけではない。またミスタープロスペクター系の1勝はブラックエンブレムのもので、率が悪いからといって無視するとあの超高配当が獲れない、という点が悩ましい。

 勝ち馬の母父の現役成績を見ると、Caerleon、Roberto、Troy、ダンシングブレーヴ、リヴリアが芝・中長距離タイプ、ノーザンテーストとヘクタープロテクターが芝・短距離タイプ、SeattleSlewがダート・中長距離タイプ、SaltLakeがダート短距離タイプ。

 父がミスタープロスペクター系なら母父は短距離タイプがいいが、それ以外は中長距離型、しかも欧州で走った馬がよさそうだ。

 また、母父サンデーサイレンスは17頭が走って未勝利・2着1回、母父トニービンも7頭で2着1回のみと、母父として現在主流の2頭が不振という事実は覚えておきたい。

結論

 父がサンデーサイレンス系の馬は軸馬または2着候補。アタマとしては父ミスタープロスペクター系または父ノーザンダンサー系、というのが定石だろう。その場合、母父は欧州で走った中長距離タイプであることが望ましい。

 人気のホエールキャプチャは、父クロフネはいいのだが母父サンデーサイレンスが気がかり。ここも取り逃がす可能性は高いと見る。

 アヴェンチュラやビッグスマイルも母父サンデーサイレンス、グルヴェイグは母父トニービン、エリンコートやマルセリーナは裏切り配合、カルマートは母父がマイラーと、他の有力馬も弱点を抱える。この中では母父Marju(本質的にはマイラーのようだが英ダービー2着がある)のマルセリーナが軸馬候補だろうか。

 アタマに据えるなら、出られればの条件付きでメーヴェ。父はノーザンダンサー系で英ダービー馬のMotivator、母の父Shirley Heightsは英愛ダービー馬と、ひと通り条件を満たしている存在だ。

【メーヴェの血統表】

メーヴェの血統表

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