G1特集 第77回 皐月賞G1特集 第77回 皐月賞

歴代優勝馬ピックアップ

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不良馬場の混戦を断つ公営出身の星
1989年 ドクタースパート

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昭和から平成へと元号が替わったこの年、牡馬クラシック戦線は混戦模様を示していた。不良馬場で行われた皐月賞では公営出身のドクタスパートが力強い末脚を発揮し、直線の追い比べを制した。

北海道で快進撃を続けて中央へ

1989年、元号は昭和から平成へ。この年の皐月賞を制したのがドクタースパートだ。

前年の夏、地方・帯広でデビューしたドクタースパート。初勝利は3戦目のことだったが、そこからはオープン1着、特別1着、北海道3歳優駿のレコード勝ちと快進撃を続けた。そして勇躍、中央へ転入。移籍初戦の京成杯3歳Sも勝って地力の高さを示すと、スプリングSでも僅差3着と善戦し、ハイセイコー以来となる「公営出身馬による皐月賞制覇」を狙って本番へ臨んだのである。

持ち前の力強い末脚を発揮

この年の皐月賞は不良馬場での開催。しかも前哨戦は波乱続きだった。同じく不良馬場の弥生賞では朝日杯3歳Sの勝ち馬サクラホクトオーが1番人気で12着と惨敗し、毎日杯は6番人気スターサンシャイン、スプリングSは5番人気ナルシスノワールの逃げ切りと伏兵が台頭。一方、弥生賞を制したレインボーアンバー、きさらぎ賞のナイスナイスナイスは休養に入り、共同通信杯のマイネルブレーブも皐月賞をパスしていた。混迷の中で第49回皐月賞のゲートは開いたのだった。

20頭立て19番枠からのスタートとなったドクタースパートは、外枠の不利を感じさせぬ力強いレースを披露した。難なく中団につけると、3コーナー手前から手応え十分のまま進出。直線では馬場の真ん中を堂々と駆けると、ワンダーナルビーを突き放し、オースミシャダイを競り落とし、追い込むウィナーズサークルとアンシストリーを完封。持ち前のパワーを遺憾なく発揮した末脚で、大混戦の皐月賞に終止符を打ったのである。