第76回 皐月賞 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
皐月賞を丸裸にしてみよう！

昨年は３番人気のドゥラメンテが直線で豪快に差し切って優勝。２着に２番人気リアルスティール、３着に４番人気キタサンブラックが入った。

１）近５年は４番人気以内の馬が連対

東京開催の2011年を含む過去10年（以下も同じ）の人気別成績は、１番人気馬が【2.2.1.5】。13年ロゴタイプら２勝で、連対率40％・複勝率50％とやや低め。２番人気馬は【1.3.2.4】で、一昨年のイスラボニータが勝利。昨年のリアルスティールら近４年は続けて連対し、複勝率60％と最も高い。以下、３・４・７番人気馬が各２勝、６番人気馬が１勝。勝ち馬は上位７番人気までにおさまっている。

対して、２着馬・３着馬は２ケタ人気まで幅広く分布。07年は７番人気ヴィクトリーが１着、15番人気サンツェッペリンが２着に激走し、馬連９万4630円・３連単162万3250円の大波乱となった。この年を含め、06〜09年にかけては４年連続で馬連万馬券が飛び出した。しかし、近５年の連対馬はすべて４番人気以内と堅めの決着が続いている。

２）スプリングＳ組・弥生賞組は重賞勝利実績に注目

前走レース別成績は、出走数が最も多いスプリングＳ組が【4.3.2.41】。13年ロゴタイプら最多の４勝をあげている。昨年の２・３着馬が該当しており、連対率14.0％・複勝率18.0％。この組の３着以内馬９頭はいずれも前走スプリングＳ５番人気以内で、皐月賞までに重賞を勝利した経験があった。

同じく前哨戦の弥生賞組は【2.4.3.37】。10年ヴィクトワールピサら２勝で、連対率13.0％・複勝率19.6％。この組の３着以内馬９頭中８頭は皐月賞までに重賞勝利経験があり、うち７頭は前走弥生賞で２番人気以内に支持されていた。

３）共同通信杯組は前走上がり２位以内の馬が狙い目

それ以外の前走レースは、少数ながら共同通信杯組が【3.0.2.5】。昨年のドゥラメンテら近２年続けて勝ち馬を出しており、連対率30％・複勝率50％と高い。この組は前走共同通信杯での上がり順位に注目。上がり最速もしくは２位だった馬は【3.0.1.1】で、この組の３着以内馬５頭中４頭を占めている。

また、若葉Ｓ組は【1.3.2.16】で、07年ヴィクトリーが勝利。連対率18.2％・複勝率27.3％とスプリングＳ組・弥生賞組を上回っている。この組の３着以内馬６頭はすべて前走若葉Ｓで連対しており、なかでも前走１番人気だった馬は【1.2.2.1】と好成績をあげている。

その他では京成杯組が【0.0.1.3】で、10年にエイシンフラッシュ（11番人気）が３着に好走。皐月賞で３着以内に好走した馬はすべて上記５つのレースから出ており、毎日杯組【0.0.0.13】・きさらぎ賞組【0.0.0.8】は不振傾向にある。

４）前走１着馬がダントツの８勝

前走着順別成績は、前走１着馬が【8.3.5.46】。ダントツの８勝をあげており、勝ち切るケースが多い。なかでも前走１番人気で勝利した馬は【6.3.3.12】で、連対率37.5％・複勝率50％と好成績をあげている。

前走２着馬は【1.3.2.29】で、昨年のドゥラメンテが勝利。これら３着以内に好走した６頭中５頭は前走で１番人気に支持されていた。前走３着馬は【0.2.1.20】で複勝率13.0％、前走４着馬は【1.1.0.9】で08年キャプテントゥーレ（前走弥生賞４着）が巻き返して勝利している。

なお、前走２ケタ着順の馬は【0.0.0.18】と苦戦傾向にある。

【皐月賞過去10年】

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