G1特集 第76回 皐月賞G1特集 第76回 皐月賞

コース解説

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世代最強へ向けての関門
中山芝2000m〔Bコース〕

コース解説

昨年はドゥラメンテが強烈な決め手を見せて優勝

馬場状態は良好で高速決着

今年はより一層の注目を集める牡馬クラシックの第一弾。今年も、例年通り3回中山の最終週に行われる。今開催は前半2日間でAコースが使用され、後半6日間でBコースが使用される。この点も例年と変わらない。馬場はイタリアンライグラスによるオーバーシード。JRAの公式発表によると、全体的に良好な馬場状態とのこと。

先週はダートこそ道悪だったが、芝は良馬場で行われた。土曜日に行われた3歳未勝利戦で2分00秒1という非常に速いタイムがマークされた。過去10年の皐月賞における平均勝ち時計は1分59秒8(中山開催)であり、かなり時計が出る馬場状態であることがうかがえる。昨年優勝したドゥラメンテの勝ち時計は1分58秒2(良)。良馬場であれば、今年もそれに近いタイムが出るかもしれない。

器用さを伴う瞬発力と底力が必要

コース解説図

スタート地点は4コーナーを曲がり終えたホームストレッチの右端。一度ゴール板前を通過して、内回りコースを1周する。最初の1コーナーまでの距離は約400m。1〜2コーナーの中間までは上り坂。向正面の直線は平坦。3〜4コーナーはスパイラルカーブで、緩い下り坂になっている。最後の直線距離は310m。これは中央場所の直線距離としては最も短く、ローカルに近いコース形態だ。4コーナーを回り終えてから、ギアを上げて追い出したのではとうてい間に合わない。残り600m地点が3コーナー過ぎとなるので、カーブで加速する必要がある。コーナリングのうまさを伴う瞬発力、そして最後の急坂を駆け上がる底力が要求される。

中山開催時に限る過去10年の脚質傾向は、逃げ馬が【2.0.1.7】、先行馬が【2.4.2.24】、差し馬が【5.3.5.62】、追い込み馬が【0.2.1.39】となっている。コース形態上、追い込み馬が勝ち切るのは相当厳しい。逃げ切り勝ちを果たしたのは07年ヴィクトリーと08年キャプテントゥーレで、ともに7番人気。人気を背負う馬が逃げるケースは少ないものの、伏兵馬の好走が目立っている。ただ、ともに展開上のフロックではなく、実力があった馬であったことは指摘しておきたい。

先行・差しは互角、枠はフラット

勝ち馬は差しが多く、勝率も先行馬よりわずかにいい。ただ、連対率と複勝率は先行馬が優勢だ。総合的には先行・差しが互角と言える。昨年は1番人気のサトノクラウンの出が少し悪かった。いずれの脚質にしろ、まずはスタートをしっかりと決めたいところだ。

中山芝2000mは一般的に内枠有利だが、皐月賞ではその傾向があてはまらない。過去10年(中山開催のみ)の枠順成績を見ると、勝率トップが3枠【2.1.2.13】で16.7%。連対率トップは1枠【1.2.1.13】で17.6%。複勝率は27.8%で3枠がトップだ。これだけ見ると内枠が優勢に感じるが、7枠が【2.1.1.22】、8枠が【2.2.1.21】という成績。連対率は1、3枠とさほど変わらない。外目の枠でも十分勝負になる。基本的にはフラットと考えていいだろう。