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第73回 桜花賞特集 2013年4月14日(日)15時40分発走 中山競馬場 芝2000m

ディープ産駒カミノタサハラが最有力

1)SS系のひとり勝ち状態続く

 過去10年の連対馬20頭うち、17頭がヘイルトゥリーズン系。特に、サンデーサイレンス(SS)の直子が3勝・2着2回、ネオユニヴァースとステイゴールドの産駒が各2勝、アグネスタキオン産駒が1勝など、SS系が突出。10年のうち7回がSS系のワン・ツー・フィニッシュで、東京での開催だった一昨年、内が荒れた特殊な馬場となった昨年は1〜3着を独占することとなった。

 SS系以外から出た連対馬は、まずは1勝をあげたブライアンズタイム産駒だが、近年は芝のオープン馬がめっきり減少。オペラハウス産駒が1勝、ザグレブとテンビーの産駒が2着1回ずつというノーザンダンサー系が対抗格となりそうだが、SS系には大きく水を開けられているのが現実だ。

   
父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系
9回 8回 7回
111頭
8.1%
15.3%
21.6%
 うちSS系
8回 8回 4回
88頭
9.1%
18.2%
22.7%
ノーザンダンサー系
1回 2回 0回
33頭
3.0%
9.1%
9.1%
ミスタープロスペクター系
0回 0回 2回
22頭
0.0%
0.0%
9.1%
ナスルーラ系
0回 0回 1回
11頭
0.0%
0.0%
9.1%
その他の系統
0回 0回 0回
3頭
0.0%
0.0%
0.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)スピードよりスタミナ&パワーを重視

 連対馬の父は13頭いるが、ザグレブ(愛ダービー)、オペラハウス(キングジョージなど)、ネオユニヴァースとスペシャルウィークとディープインパクト(日本ダービーなど)、マンハッタンカフェ(菊花賞など)、ステイゴールド(香港ヴァーズ)と、7頭は2400m以上のGI勝ち馬だ。

 フジキセキとアグネスタキオンは2000mまでしか実績がないものの、ともに勝った弥生賞は道悪馬場だったし、フジキセキ産駒のドリームパスポート、アグネスタキオン産駒のキャプテントゥーレは母父が凱旋門賞馬トニービンだ。

 ブライアンズタイムとサンデーサイレンスは日本ダービー馬や名ステイヤーを数々輩出し、どちらも元はダートで活躍。ゴールドアリュールも2000mのダートGIを勝利し、テンビーは英2100m重賞の1着がある。

 全体としてスピードよりスタミナ&パワーの気配が強く漂っているのが特徴。単純・軽快なスピード血統では勝ち負けできそうにない。

3)SSは母父としては不振。ノーザンダンサーと「その他」が軸

 母父の系統別成績は以下の通りだ。

   
母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系
4回 6回 3回 55頭
7.3%
18.2%
23.6%
ナスルーラ系
2回 2回 1回 40頭
5.0%
10.0%
12.5%
ミスタープロスペクター系
1回 0回 2回 27頭
3.7%
3.7%
11.1%
ヘイルトゥリーズン系
0回 0回 2回 32頭
0.0%
0.0%
6.3%
その他の系統
3回 2回 2回 26頭
11.5%
19.2%
26.9%

 安定しているのがノーザンダンサー系、ナスルーラの系統も勝ち負けできそう。4大血統以外の「その他」もオルフェーヴルやゴールドシップの母父であるメジロマックイーン(マイバブ系)の頑張りで、かなりの高アベレージを実現している。逆に、父としては圧倒的なSS系が母父としては不振だ。

 1着馬の母父について現役時の重賞成績を見ると、Kris、ノーザンテースト、Sadler's Wells、Machiavellianが1400m〜マイルG1の勝ち馬、Alzao、トニービン、メジロマックイーンは2400m以上の重賞ウィナー、ダンシングブレーヴは両カテゴリーで勝っていて「マイルか、長距離か」といったイメージだ。

4)ノーザンダンサーの血は必須か

 連対馬20頭の「母の母の父」も見てみよう。父の系統別にまとめたのが以下のリストだ。

   
父ヘイルトゥリーズン系 × 
母母父ノーザンダンサー系
7頭
母母父ナスルーラ系
1頭
母母父ミスタープロスペクター系
1頭
母母父その他の系統
8頭
父ノーザンダンサー系 ×
母母父ヘイルトゥリーズン系
1頭
母母父ナスルーラ系
2頭

 イメージとしては父がヘイルトゥリーズン系(特にSS系)、母父や母母父はノーザンダンサー系か「その他」の系統が皐月賞向き。

 また勝ち馬10頭のうちノーザンダンサーの血を持たないのはネオユニヴァースとヴィクトワールピサの父子だけだった。

5)2歳〜3歳春の活躍馬を出した母系がいい

 下表の通り、連対馬の母系からは必ずといっていいほど2歳重賞〜3歳春のクラシックで上位に食い込んだ馬が出ている。血統的に“筋の通った”母系であること、2歳戦、皐月賞戦線、桜花賞やオークスなどで活躍した近親がいることが必須条件となりそうだ。

   
年度 馬名 母馬 母系から出た主な活躍馬
2003 ネオユニヴァース ポインテッドパス 愛オークス馬ヘレンストリート
サクラプレジデント セダンフオーエバー 朝日杯3歳S2着のレジェンドハンター
2004 ダイワメジャー スカーレットブーケ 桜花賞3着のダイワルージュ
コスモバルク イセノトウショウ 日本ダービー5着のソーエームテキ
2005 ディープインパクト ウインドインハーヘア スプリングS1着のブラックタイド
シックスセンス デインスカヤ イタリア2歳王者のウィルダンサー
2006 メイショウサムソン マイヴィヴィアン 桜花賞6着のノーザンプリンセス
ドリームパスポート グレースランド 弥生賞1着のバランスオブゲーム
2007 ヴィクトリー グレースアドマイヤ 日本ダービー1着のフサイチコンコルド
サンツェッペリン プラントオジジアン サウスウエストS3着のキングオヴスキャット
2008 キャプテントゥーレ エアトゥーレ 朝日杯3歳S2着のスキーキャプテン
タケミカヅチ カズミハルコマ オークス1着のシャダイターキン
2009 アンライバルド バレークイーン 日本ダービー1着のフサイチコンコルド
トライアンフマーチ キョウエイマーチ 母馬自身が桜花賞1着
2010 ヴィクトワールピサ ホワイトウォーターアフェア 青葉賞4着のスウィフトカレント
ヒルノダムール シェアエレガンス 祖母が仏2歳G1勝ち馬
2011 オルフェーヴル オリエンタルアート 朝日杯FS勝ち馬ドリームジャーニー
サダムパテック サマーナイトシティ 四代母はCCAオークス2着
2012 ゴールドシップ ポイントフラッグ 青葉賞1着のガクエンツービート
ワールドエース マンデラ 母馬自身が独オークス3着

結論

 中心は「父サンデーサイレンス系のスタミナ&パワー型」、「母父や母母父はノーザンダンサー系か非主流血統」、「近親に2歳〜3歳春のクラシック路線好走馬がいる」という馬。

 父がミスタープロスペクター系のコディーノやレッドルーラーには疑問符が付く。父ノーザンダンサー系のロゴタイプはローエングリンがスタミナ&パワー型といえないし、エピファネイアやメイケイペガスターは母父ヘイルトゥリーズン系で厳しい。

 最有力馬はカミノタサハラ。父ディープインパクト×母父フレンチデピュティ×母母父Caerleonで、毎日杯2着のマウントシャスタなど兄たちは3歳春にオープンで好走していた。

 フェイムゲームも父ハーツクライ×母父アレミロード(トムロルフ系)×母母父ディクタス(ファイントップ系)で近親にステイゴールドがいて、上位争いを期待できそうだ。

【カミノタサハラの血統表】

カミノタサハラの血統表

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