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連対馬の7割を占めるサンデーサイレンス系

1)クラシック血統の三つ巴状態

 過去10年の連対馬計20頭、その血統を見れば、サンデーサイレンスの強さは一目瞭然だ。

 サンデーサイレンスの直子が5勝・2着3回、アグネスタキオンとネオユニヴァースの産駒が1勝ずつ、フジキセキ産駒が2着2回、ゴールドアリュールとスペシャルウィークの産駒が2着1回ずつ。計7勝・2着7回で、この系統が連対馬の7割を占めている。昨年もネオユニヴァースとスペシャルウィークのワン・ツー・フィニッシュだった。

 これを追うのがブライアンズタイム産駒で、2勝・2着1回と相性の良さをアピール。オペラハウスが1勝、ザグレブとテンビーが2着1回ずつとなっていて、これらはすべてノーザンダンサー系だ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父


 過去20年間の通算は、以下の通り。このうちナスルーラ系、その他の系統(ハイペリオン系など)の連対は1993年以前となっており、サンデーサイレンスの種牡馬デビュー以後はすっかり影を潜めている。

【過去20年の連対馬の種牡馬】

種牡馬 成績
サンデーサイレンス系 9勝・2着9回
ブライアンズタイム 4勝・2着2回
ノーザンダンサー系 2勝・2着6回
ナスルーラ系 2勝・2着2回
その他の系統 3勝・2着1回

2)スピードよりスタミナ&パワーを重視

 連対馬の父を見ると、ブライアンズタイム(数々の名ステイヤーを輩出)、ネオユニヴァース、スペシャルウィーク、オペラハウス、ザグレブ(いずれも2400m級GI勝ち馬)、ゴールドアリュール(2000mのダートGI勝利)、テンビー(2100m重賞1着)、アグネスタキオン(皐月賞1着)、フジキセキ(重馬場の弥生賞1着)と、スピードよりスタミナ&パワーの気配が強く漂っているのも特徴だ。

3)母の父の系統も三つ巴の様相

 連対馬の配合は、以下の通りだ(ミスタープロスペクター系もネイティヴダンサー系に含む)。

【過去10年の連対馬の配合】

連対馬の配合 成績
サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系 3勝・2着4回
サンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系 3勝・2着2回
サンデーサイレンス系×母父ネイティヴダンサー系 1勝・2着1回
ブライアンズタイム×母父ノーザンダンサー系 0勝・2着1回
ブライアンズタイム×母父ナスルーラ系 1勝
ブライアンズタイム×母父ネイティヴダンサー系 1勝
ノーザンダンサー系×母父ノーザンダンサー系 1勝
ノーザンダンサー系×母父ナスルーラ系 0勝・2着1回
ノーザンダンサー系×母父テディ系 0勝・2着1回

 

 母の父はノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ネイティヴダンサー系の3つの系統を狙うのがセオリーだろう。

 父サンデーサイレンス系の馬とは逆に、「母父サンデーサイレンス」は意外と不振。これまで15頭が走り、馬券に絡んだのは2007年・3着のフサイチホウオーと2009年・3着のセイウンワンダーだけ。ヴァーミリアン、サクラメガワンダー、フサイチリシャール、アドマイヤムーン、スマイルジャックなどが人気以下の着順に終わっている。

 桜花賞では好成績の「母父サンデーサイレンス」だが、皐月賞では軽視すべきだろう。

4)2歳〜3歳春の活躍馬を出した母系がいい

 下表の通り、連対馬の母系からは必ずといっていいほど2歳〜3歳春のクラシックで上位に食い込んだ馬が出ている。血統的に“筋の通った”母系であること、2歳戦、皐月賞戦線、桜花賞やオークスなどで活躍した近親がいることが必須条件となりそうだ。

【連対馬の母・近親】

日付 馬名 母馬 母系から出た主な活躍馬
2000 エアシャカール   アイドリームドアドリーム 桜花賞2着のエアデジャヴー
2000 ダイタクリーヴァ  スプリングネヴァー 毎日杯1着のダイタクテイオー
2001 アグネスタキオン  アグネスフローラ 日本ダービー1着のアグネスフライト
2001 ダンツフレーム   インターピレネー 日本ダービー2着のモンテプリンス
2002 ノーリーズン    アンブロジン 阪神3歳牝馬S1着のヤマニンパラダイス
2002 タイガーカフェ   セトフローリアン2 母馬自身がAJCオークス2着
2003 ネオユニヴァース  ポインテッドパス 愛オークス馬ヘレンストリート
2003 サクラプレジデント セダンフオーエバー 朝日杯3歳S2着のレジェンドハンター
2004 ダイワメジャー   スカーレットブーケ 桜花賞3着のダイワルージュ
2004 コスモバルク    イセノトウショウ 日本ダービー5着のソーエームテキ
2005 ディープインパクト ウインドインハーヘア スプリングS1着のブラックタイド
2005 シックスセンス   デインスカヤ イタリア2歳王者のウィルダンサー
2006 メイショウサムソン マイヴィヴィアン 桜花賞6着のノーザンプリンセス
2006 ドリームパスポート グレースランド 弥生賞1着のバランスオブゲーム
2007 ヴィクトリー    グレースアドマイヤ 日本ダービー1着のフサイチコンコルド
2007 サンツェッペリン  プラントオジジアン サウスウエストS3着のキングオヴスキャット
2008 キャプテントゥーレ エアトゥーレ 朝日杯3歳S2着のスキーキャプテン
2008 タケミカヅチ    カズミハルコマ オークス1着のシャダイターキン
2009 アンライバルド   バレークイーン 日本ダービー1着のフサイチコンコルド
2009 トライアンフマーチ キョウエイマーチ 母馬自身が桜花賞1着


■■結論■■

 サンデーサイレンス系×母父ノーザンダンサー系または母父ナスルーラ系で、父がスタミナ&パワーを持ち、近親に3歳春のクラシック路線好走馬がいること。この条件を満たす馬が中心となるはずだ。

 ネオヴァンドームとレーヴドリアンは、いずれもサンデーサイレンス系×母父ナスルーラ系の配合。ネオヴァンドームは父ネオユニヴァース、おじが京都新聞杯のタスカータソルテ、レーヴドリアンは父スペシャルウィーク、兄が青葉賞のアプレザンレーヴだ。

 この2頭に次ぐのがサンデーサイレンス系×母父ネイティヴダンサー系(ミスタープロスペクター系)で、ヨークシャーオークス2着馬を母に持つヴィクトワールピサ、おじがディープインパクトというリルダヴァル。大穴ならブライアンズタイム ×母父ネイティヴダンサー系のバーディバーディだろう。

 逆に母父サンデーサイレンスのローズキングダムとダイワファルコン、母父フジキセキのアリゼオ、父がミスタープロスペクター系のエイシンフラッシュあたりは軽視したい。

【ネオヴァンドームの血統表】

ネオヴァンドームの血統表

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