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若駒たちの火花散る激戦 中山芝2000m〔Bコース〕

コース図[中山芝2000m]阪神のような外差しではない

 3回中山開催の最終日に施行される牡馬クラシック第一弾。今開催も前半の2日間がAコース使用で、後半6日間がBコースを使用。セイウンスカイが優勝を飾った98年まではAコースで行われていたが、99年以降は3m外側に仮柵を置いたBコースで行われるようになっている。AコースからBコースへという動きは、今開催の阪神競馬場と同じだが、同コースほど明らかな外差し馬場にはなっていない。芝1200mのレースだが、先週は逃げた馬の好走があった。内回りコースのバックストレッチは、使用される頻度が少なく、芝の状態はいい。外回りコースと共通の仕様で、使用頻度が多い3〜4コーナーの内側だけは少々痛みが出る。それでも全体的に見れば、内外の馬場差はほとんどないと言っていいだろう。

器用に立ち回れる馬が有利レース写真(中山芝2000m)

 スタート地点は4コーナーを曲がり終えたホームストレッチの右端。単純に芝1800mのスタート地点が200m右へスライドしたところで、内回りコースを1周する。ゴール前の坂を2度越えるので、スタミナも要求されるのが特徴。2000mギリギリしかもたない馬にとってはやや苦しい舞台設定だ。

 そして、最後の直線が310mしかないのが大きな特徴。中央場所の直線距離としては最も短く、ローカルに近いコース形態。最後に急坂が待ち構えるとはいえ、G1クラスのレースになると逃げ・先行馬がなかなか止まらず、4コーナーを回り終えて、ギアを上げての追い出しでは、まず間に合わない。残り600mからピッチが上がるとしても、3コーナー過ぎからのスパートとなるので、コーナリングで加速のうまさ、ソツなく立ち回れる器用さが要求されてくる。

先行してねじ伏せる勝ち方が理想

 前半600mを35秒台のペースで先行し、そのスピードを最後まで持続できる馬が最も信頼できる舞台。ヴィクトリー、サンツェッペリン、メイショウサムソン、ダイワメジャー、コスモバルクなどが好例で、瞬発力よりもロングスパートに対応できる底力を持ち、先行してねじ伏せるような競馬をできる馬が勝ち負けになりやすい。昨年のキャプテントゥーレは前半600mを36秒2、1000mを61秒4の逃げ。これだけ緩いペースを単騎で逃げられれば勝利も当然か。一方、ディープインパクトのように大外からまくり切るのは、相当能力の差がなければ不可能。4コーナーで外々を回って追い上げる形になった差し・追い込み馬は非常に苦しい。差し馬は馬群を縫って、4コーナーで好位に取り付けるタイプでないと厳しい。

 中山芝2000mは一般的に内枠有利だが、皐月賞に限っては特に大きな偏りはなく、全枠ほぼ満遍なく好走馬が出ている。枠順よりも脚質・馬のタイプ(資質)の方が重要だ。

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