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キストゥヘヴン 混戦で生きた直前の上昇度 [2006年]

勝ちきれなかった主役たち

 2006年の第66回桜花賞。この一戦で有力と目されたのは、ある意味で“勝ち切れなかった”馬たちだった。

 チューリップ賞を勝って1番人気に推されたアドマイヤキッスは、初勝利までに3戦を要している。2番人気のフサイチパンドラは6戦2勝、人気で取りこぼすレースを続けていた。2歳女王テイエムプリキュアもチューリップ賞で1番人気4着、ダイワパッションの未勝利脱出はデビュー4戦目、コイウタも新馬戦では負けている。

 6番人気のキストゥヘヴンも同様だ。前年12月の新馬戦、中山の芝1200mで迎えたデビュー戦では2着。年が明けるとダートに活路を求めたが、未勝利戦で2戦連続の2着に終わる。いずれも僅差だったが、抜け出して差され、差しては届かずという走りを繰り返していたのだった。

直前急浮上のキストゥへヴン

キストゥへヴン写真

 が、ここからキストゥヘヴンは一気の上昇を示す。

 まずは3月5日の中山、芝のマイル戦。先行策から直線で抜け出すと、今度は差されることなく後続を2馬身差で完封してみせる。

 さらに、果敢に挑んだフラワーCでは、懸命に粘るフサイチパンドラを猛然と追い詰め、これを交わし、1馬身半突き放して重賞初挑戦初制覇を達成。前の馬をきっちりと捉えてみせたわけである。

 キストゥヘヴンは、直前になって走りっぷりを充実させ、勢いとともに第一冠・桜花賞へと駒を進めることになったのだった。

3連勝で桜の女王へ

 咲き誇る桜の下、18頭がゲートから飛び出した桜花賞。ここでもキストゥヘヴンは、以前とは一味違ったレースを披露した。

 スタートは速かったものの、無理に前へ付けようとはせず、ジックリと後方の外に構えるキストゥヘヴン。鞍上・安藤勝己騎手に手綱を引き絞られ、前にアドマイヤキッスを見る絶好の位置取りで3コーナーから4コーナーを回り切る。

 直線。徐々にスピードに乗ったキストゥヘヴンは、安藤騎手が叩きつけるようにして何度も振る右ムチにこたえて大外から力強く伸びた。そして、内で逃げ粘るアサヒライジング、差すアドマイヤキッスとコイウタ、3頭をゴール直前で交わし去る。

 1戦ごとに上昇を示し、また、どんなレースにも対応できる走りの進化も示して、キストゥヘヴンは3連勝で桜の女王の座を手にしたのである。

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