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テイエムオーシャン 彼女はずっと強かった [2001年]

2歳女王には厳しい桜花賞

 2歳戦から桜花賞にかけての牝馬戦線では、スタミナや勝負根性よりも、仕上がりの早さとスピード、言い換えれば「若くして発揮する素質」が重視される。

 だが意外なことに、阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞を2つとも“持って行った”馬、すなわち2歳から3歳春まで素質の高さで突っ走った馬は、これまでに2頭しか出ていない。1頭は1991年の2歳女王にして1992年の桜花賞馬ニシノフラワー、そしてもう1頭が2000年の2歳女王・2001年の桜花賞勝ち馬テイエムオーシャンである。

 テイエムオーシャンの活躍を早くから予感した者も多かったはずだ。父は凱旋門賞馬ダンシングブレーヴ、祖母は桜花賞馬エルプス。母リヴァーガールは1勝止まりだったが、芝1000m戦を勝ち上がったようにスピードはある馬だった。2歳8月のデビュー戦を期待通り逃げ切ったテイエムオーシャンは、勝ち星を連ねていくことになる。

2歳時は抜きん出た強さ

テイエムオーシャン写真

 2歳戦のテイエムオーシャンは、とにかく強かった。

 2戦目の500万下・芝1200m戦では他の13頭をまったく問題にせず、2着に1秒、6馬身もの差をつけての快勝だ。阪神3歳牝馬S(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)では堂々の1番人気に支持され、その評価通りの走りを見せる。逃げるハクバノテンシを2番手でマークし、直線でも力強い末脚を使って2馬身差の勝利、2歳女王の座に就く。

 ここまでの期間、敗戦は3戦目の札幌3歳S3着のみ、しかも1着は後の日本ダービー馬ジャングルポケット、2着は朝日杯で2着となるタガノテイオーで、テイエムオーシャンも4着馬には3馬身半の差をつけている。

 同期の牝馬の中では1頭抜けた存在であることは誰の目にも明らか。実際、3歳初戦のチューリップ賞では先行抜け出しの競馬から後続を4馬身も突き放し、断然の1番人気で第61回桜花賞に臨んだのであった。

3馬身差。悠々と女王へ

 桜花賞でもテイエムオーシャンは完璧なレースを見せつけた。逃げたタシロスプリングの2番手から、これまでと同じように直線で抜け出す。他の先行勢が苦しんでいるのとは対照的に、迫力あるテイエムオーシャンの脚どり。結局、追い込んだムーンライトタンゴやダイワルージュらがクビ、ハナ、クビ、クビという大接戦の2着争いを演じた、その3馬身も前で、テイエムオーシャンは悠々とゴール、桜の女王の座に就いたのである。

 素質の高さで一気に女王の座へ駆け上がったテイエムオーシャンだったが、この馬の凄さは、そこで立ち止まらなかったところ。

 オークスは3着に敗れたものの、秋華賞ではローズバドやレディパステルらの差し脚を封じての1着で二冠を達成。4歳夏には札幌記念で古馬の牡馬たちを一蹴してみせた。

 ただ単に仕上がりとスピードが“はやかった”だけでなく、真の素質を持つ女王だったといえるだろう。

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