G1特集 第75回 桜花賞G1特集 第75回 桜花賞

歴代優勝馬ピックアップ

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大舞台で見事に花開いた血統の強さ
2000年 チアズグレイス

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積極的な先行策から力強く押し切ったチアズグレイス。不良馬場に泣かされたチューリップ賞から見事な巻き返しを見せた。

激しい流れの中で3番手を追走

チューリップ賞逃げ切り勝ちのジョーディシラオキが飛ばし、スプリント重賞の勝ち馬ベルグチケットも積極果敢に続く。2000年春、第60回桜花賞は1000m通過58秒2の激しいラップで流れた。

好位3番手の外を進むのはチアズグレイス。前年の6月、同期の牝馬の中でいち早く新馬勝ちを決めた存在である。以来、安定して上位争いを繰り広げていたものの、阪神3歳牝馬S4着、紅梅S2着、エルフィンS2着と、勝ち味の遅さに悩まされていた。前走チューリップ賞では不良馬場に泣かされて1番人気ながら10着と大敗。桜花賞では6番人気まで評価を下げ、しかもこの速いペースを先行している。後続に飲み込まれても不思議ではなかったはずだ。

パワーあふれる走りで後続を完封

が、ここからチアズグレイスは頑張る。いやそれどころか、長らく勝ちあぐねていたことや前走の苦戦が信じられぬほどの強さだった。余裕たっぷりに前の2頭に並びかけると、満を持してラストスパート。外から阪神3歳牝馬S3着のマヤノメイビー、4連勝でトライアルを制した1番人気サイコーキララらが懸命に追いかけるが、チアズグレイスはメンバー中最大となる490キロの馬体でパワフルに突き進み、差を詰めさせない。結局、ハイペースからの抜け出しを堂々と完遂させて1着ゴールを果たす。

これでサンデーサイレンス産駒は3歳クラシック完全制覇を達成。血の中に眠る“ビッグレースでの強さ”を見事に発揮した、チアズグレイスの完勝劇だった。