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プリモディーネ わずか4戦目。直線一気で戴冠[1999年]

混迷の牝馬クラシック戦線

 1999年、春の牝馬クラシック戦線は、本番・桜花賞が近づくに連れて混迷の度を増していくことになった。

 前年の暮れ、3連勝で阪神3歳牝馬Sを制したスティンガーはぶっつけで桜花賞へ。高い素質は1番人気の支持を集めたが、そのローテーションが不安視されていた。

 これに迫ったのが、順調に戦績を伸ばしてきた馬たち。フサイチエアデールは、シンザン記念で牡馬を打ち負かし、トライアルでは3馬身差の完勝劇を見せた存在だ。エルフィンS1着、チューリップ賞2着のゴッドインチーフも高評価を受け、先行力あるトゥザヴィクトリーも注目を集めた。

 これらに混じって上位人気を構成した1頭が、不安と順調のちょうど中間にいた馬、プリモディーネである。

好素質馬2連勝も脚部不安休養で…

プリモディーネ写真

 プリモディーネのデビュー戦は2歳10月のこと。ダート1400m戦で迎えた初出走で、単勝オッズ1.7倍の断然人気に推される。父はアメリカの快速馬アフリート、母の父は怪物マルゼンスキー、母系からはアローエクスプレスなどの名馬が出ている。その血筋に秘められた素質を遺憾なく発揮し、プリモディーネは2馬身差の新馬勝ちを果たした。

 続いて、いきなりの芝、いきなりの重賞挑戦となったファンタジーS。ここでもプリモディーネは弾けた。後方一気の末脚で、ゴッドインチーフに1馬身4分の1差快勝。一躍、世代トップクラス、来春のクラシックも楽しみ、という声があがるようになったのである。

 だが脚部不安を発症し、3戦目はチューリップ賞まで待たざるを得なくなった。この復帰戦は、逃げ切ったエイシンルーデンスの4着。やはり久々が響いたのだろう、中団から伸び切れずに終わる。

名牝たちを差し切った鋭い瞬発力

 こうして迎えた第59回桜花賞。ひと叩きされて状態が上向いたプリモディーネは、本来の力をあらためて示す。

 道中は後方グループでじっと脚をためる策。直線に入ると外に持ち出され、前方に視界が開けた途端、一気に伸びる。スティンガーを置き去りにし、粘るトゥザヴィクトリーを交わし、フサイチエアデールやゴッドインチーフよりも遥かに切れる瞬発力で突き抜けて、鮮やかに1着ゴールを果たす。

 わずか4戦目で手に入れた、桜の女王の称号。以後は蹄の病気に悩まされ、1勝もあげられなかったプリモディーネが、天才少女と讃えられた一戦である。

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