G1特集 第76回 桜花賞G1特集 第76回 桜花賞

歴代優勝馬ピックアップ

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低評価を覆す鮮やかな差し切り勝ち
1996年 ファイトガリバー

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エアグルーヴ回避で混戦ムードとなった桜花賞(平成8年)。ファイトガリバーが10番人気の低評価を覆し、見事な差し切り勝ちを決めた。

最大の持ち味は末脚の確かさ

チューリップ賞で後続を5馬身突き放し、本番でも断然人気を予想されたエアグルーヴが熱発のため回避。1996年の第56回桜花賞は、途端に混戦ムードを帯び始めた。

支持を集めたのは、報知杯4歳牝馬特別で3連勝を飾ったリトルオードリー、前年の阪神3歳牝馬S勝ち馬でチューリップ賞2着のビワハイジ、フェアリーS1着のマックスロゼ、クイーンCの覇者イブキパーシヴ、フラワーC2着で牡馬相手の勝ち星もあるメイショウヤエガキといった面々。これらに立ち向かうこととなったのがファイトガリバーだった。

ここまでファイトガリバーはダートの新馬戦を勝ち、紅梅賞がリトルオードリーの2着、500万下の桃花賞がクビ差1着、アネモネSがノースサンデーから0.7秒遅れの3着という戦績。ライバルたちと比べれば見劣りすることは確かで、出走枠になんとか潜り込んだ立場だった。が、毎レース着実に前との差を詰めてくる末脚の確かさが持ち味で、その特性は大一番でいかんなく発揮されるのだった。

直線で外から力強いスパート

4番ゲートからゆったりとしたスタートを切ったファイトガリバーは、当初は後方を進んでいたものの、馬群の間を縫うようにしてスルスルと進出していく。4コーナーでは先行勢の直後にまでポジションを上げた。

ここからがファイトガリバーの真骨頂。

外に持ち出されるとイブキパーシヴと並んで力強いスパートを繰り出し、粘る各馬を捉え、イブキパーシヴも2分の1馬身抑えて先頭ゴール。10番人気の低評価を覆す鮮やかな差し切り勝ちを演じてみせたのである。