第77回 桜花賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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レーヌミノル、人気馬を押さえ切る金星でＧ１初制覇！

第77回桜花賞は池添謙一騎手騎乗の８番人気レーヌミノルが、先団を見ながら追走すると最後の直線で力強く抜け、最後は人気馬の追撃を押さえ切った。勝ち時計は1分34秒5（稍重）。鞍上の池添騎手は02年アローキャリー以来となるこのレース２勝目。本馬を管理する本田優調教師は、調教師として初めてのＧ１制覇となった。

２着は半馬身差で武豊騎手騎乗の３番人気リスグラシュー。３着はクビ差でＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気ソウルスターリング。なお、３番サロニカは出走取り消しとなった。

レース展開・総括

カワキタエンカが飛ばし、速いペースの逃げ

ほぼ全馬揃ってのスタート。５番ベルカプリが内から行き、７番ショーウェイも好ダッシュ。13番ヴゼットジョリーが外から交わしていき、大外からは18番カワキタエンカが気合いを入れて前へ行き、一気に先頭を奪った。先団の前目に10番レーヌミノル、差がなく内から１番ミスエルテ、４番ジューヌエコール。外目には14番ソウルスターリングがつけ、その内に６番リスグラシュー。中団集団はかたまり、２番ライジングリーズン、９番ゴールドケープ、11番アロンザモナ、16番ミスパンテール。その後ろは４馬身切れて12番アエロリット、８番カラクレナイ、15番アドマイヤミヤビ。１馬身差の最後方から17番ディアドラという隊列になった。

カワキタエンカはリードを７馬身ほどに広げて単騎の逃げ。先頭のペースは、前半800m通過が46秒5で速かった。３〜４コーナーでそのリードは徐々に縮まり、ヴゼットジョリーやショーウェイが２列目。その後ろからレーヌミノルが行き、ソウルスターリングは手ごたえよく４コーナーをカーブして最後の直線へ入っていった。

残り200mでレーヌミノルが抜け出す

カワキタエンカのリードは２馬身ほどで最後の直線へ。ソウルスターリングは馬場の真ん中に行き追い出しにかかり、後方のアドマイヤミヤビは大外へ。先団の横一線の攻防から抜け出たのはレーヌミノル。残り200mで先頭に立ち、その直後からはソウルスターリングの追い上げ。その後ろの馬群から抜けてきたのはリスグラシュー。坂を駆け上がってもレーヌミノルの脚色は衰えず、逆にソウルスターリングの伸びがひと息。外から来たリスグラシューとカラクレナイの差し脚が鋭く、前へ迫るがレーヌミノルがそのまま押し切った。

波乱の要因は道悪の馬場か

圧倒的人気を集めたソウルスターリングはまさかの３着。状態面で問題はなく、道中の運びも理想的だったが、最後の直線で伸びきれなかった。明確な敗因は不明であり、稍重に回復したとはいえ、馬場が悪かったことが影響したとしか考えられない。結局、阪神ＪＦの上位馬が入れ替わった結果であり、ソウルスターリングは力を発揮できなかったと思われる。２番人気のアドマイヤミヤビも道悪に苦しんだ。

勝ったレーヌミノルは距離だけが心配で、道中の折り合いは素晴らしかった。元々スピード能力が高い馬であり、ピッチ気味の走法であることもこの馬場には合ったか。人気馬が鋭い瞬発力を封じられる中、正攻法の競馬でしっかりと抜け出した。

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