G1特集 第75回 桜花賞G1特集 第75回 桜花賞

血統分析

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父サンデー系×母父ノーザンダンサー系の
ルージュバックに期待!

1)ディープインパクト産駒が他を圧倒

この10年で、かなり極端な傾向を示しているレース。サンデーサイレンス系が、2012年は1・2フィニッシュ、2013年と昨年が1〜3着までを独占するなど絶好調だ。

出走数が多いため上位に来る回数も増えて当然だが、勝率・連対率・複勝率的にも立派な数字を残している。とりわけ4連勝中のディープインパクト産駒は、桜花賞との好相性ぶりが目立つ。2007年以降「芝1600m・外回り」での開催となり、直線の長さは以前に比べて122mも延伸。これが瞬発力に富むこの血統に味方しているのだろう。

ミスタープロスペクター系とノーザンダンサー系も現実に勝ち馬を出していて侮るわけにはいかないが、まずはサンデーサイレンス系を中心に予想を組み立てて問題ないはずだ。

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父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7回 7回 7回 83頭 8.4% 16.9% 25.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 1回 12頭 0.0% 8.3% 16.7%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 1回 26頭 7.7% 7.7% 11.5%
ノーザンダンサー系 1回 1回 1回 32頭 3.1% 6.3% 9.4%
ナスルーラ系 0回 1回 0回 23頭 0.0% 4.3% 4.3%
その他の系統 0回 0回 0回 3頭 0.0% 0.0% 0.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2014.4.13 1 18 ハープスター ディープインパクト ファルブラヴ
2014.4.13 2 12 レッドリヴェール ステイゴールド Dixieland Band
2013.4.7 1 7 アユサン ディープインパクト Storm Cat
2013.4.7 2 14 レッドオーヴァル ディープインパクト Smart Strike
2012.4.8 1 10 ジェンティルドンナ ディープインパクト Bertolini
2012.4.8 2 15 ヴィルシーナ ディープインパクト Machiavellian
2011.4.10 1 8 マルセリーナ ディープインパクト Marju
2011.4.10 2 16 ホエールキャプチャ クロフネ サンデーサイレンス
2010.4.11 1 9 アパパネ キングカメハメハ Salt Lake
2010.4.11 2 8 オウケンサクラ バゴ リアルシャダイ
2009.4.12 1 9 ブエナビスタ スペシャルウィーク Caerleon
2009.4.12 2 18 レッドディザイア マンハッタンカフェ Caerleon
2008.4.13 1 15 レジネッタ フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2008.4.13 2 18 エフティマイア フジキセキ ニホンピロウイナー
2007.4.8 1 18 ダイワスカーレット アグネスタキオン ノーザンテースト
2007.4.8 2 14 ウオッカ タニノギムレット ルション
2006.4.9 1 14 キストゥヘヴン アドマイヤベガ ノーザンテースト
2006.4.9 2 8 アドマイヤキッス サンデーサイレンス ジェイドロバリー
2005.4.10 1 17 ラインクラフト エンドスウィープ サンデーサイレンス
2005.4.10 2 7 シーザリオ スペシャルウィーク Sadler's Wells
2)母父ノーザンダンサー系が好調キープ

種牡馬成績よりさらに極端な傾向を示しているのが母父の系統別成績。目下のところ母父ノーザンダンサー系が6連勝中で、過去10年で8勝をマーク。残りの2勝は母父サンデーサイレンスで、この2パターン以外から勝ち馬は出ていないのだ。

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系 8回 3回 5回 61頭 13.1% 18.0% 26.2%
サンデーサイレンス系 2回 1回 0回 28頭 7.1% 10.7% 10.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 1回 1回 10頭 0.0% 10.0% 20.0%
ミスタープロスペクター系 0回 3回 2回 34頭 0.0% 8.8% 14.7%
ナスルーラ系 0回 1回 0回 28頭 0.0% 3.6% 3.6%
その他の系統 0回 1回 2回 18頭 0.0% 5.6% 16.7%
3)必須なのはサンデーサイレンスまたはノーザンダンサーの血

種牡馬成績と母父成績を見れば、誰でも「とにかくサンデーサイレンスかノーザンダンサーの血が必須なんだな」と思いつく。そこで、この両者の血の有無(父・母父に入っているかどうか)と成績との相関をまとめてみよう。

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サンデーサイレンスの血の有無 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンスあり 9回 8回 7回 111頭 8.1% 15.3% 21.6%
サンデーサイレンスなし 1回 2回 3回 68頭 1.5% 4.4% 8.8%

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ノーザンダンサーの血の有無 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサーあり 9回 4回 6回 88頭 10.2% 14.8% 21.6%
ノーザンダンサーなし 1回 6回 4回 91頭 1.1% 7.7% 12.1%

この10年間で「サンデーサイレンスなし」で勝ったのはアパパネのみ。「ノーザンダンサーなし」から出た勝ち馬はラインクラフトだけ。ただしアパパネはノーザンダンサーの極めて強いインブリードを持ち、ラインクラフトもノーザンダンサーの4×4となっている。

4)2400mに対応できる血が欲しい

勝ち馬10頭のうち、父がサンデーサイレンス系という馬が7頭、母父がサンデーサイレンスという馬が2頭。それらの種牡馬の内訳を見ると、何頭も日本ダービー馬を出しているサンデーサイレンス、日本ダービー勝ち馬であるアドマイヤベガ、スペシャルウィーク、ディープインパクトとなっていて、東京・芝2400mとの関わりの深さを感じさせる。東京・芝2400mとの関係がさほど濃くないのは、アグネスタキオン×ノーザンテーストのダイワスカーレットだけである。

非サンデーサイレンス血統から出た勝ち馬アパパネは父が日本ダービーをレコードで制したキングカメハメハ。どうやら「2400mに対応できる血」を持つことが必勝条件といえそうだ。

5)母系の血に潜む、意外な傾向

勝ち馬の母についても調べてみよう。まず、キストゥヘヴン、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、アパパネの母は芝1200mの勝ち鞍を持っている。

ラインクラフトの母は未勝利ながら、その弟はアドマイヤマックスで祖母ダイナシュートは重賞ウィナー。ハープスターの母は不出走に終わるも、その母は女傑ベガだ。レジネッタの母はダート1800mの勝ち馬だが、この母系からはティンバーカントリーが出ている。

日本では走っていない母馬たちも、マルセリーナの母は仏G1勝ち馬、ジェンティルドンナの母は英G1勝ち馬、アユサンの祖母は米G1勝ち馬だ。

母馬自身のスプリント能力+G1級の潜在能力が母系に求められるといえそうだ。

また桜花賞馬の「母の母の父」を見ると、ラインクラフトとジェンティルドンナはノーザンダンサー系、レジネッタとアパパネ、ハープスターがナスルーラ系で、残り5頭は、オーエンテューダー系テューダーペリオッド、ヒムヤー〜ピーターパン系Crimson Satan、ターントゥ〜サーゲイロード系Lord Gayle、ハビタット系Distant Relative、レイズアネイティヴ系Affirmedと、比較的マイナーな血統で占められていることも記憶しておきたい。

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年度 優勝馬 母系から出ている活躍馬
2005 ラインクラフト 祖母ダイナシュートは重賞3勝
2006 キストゥヘヴン 伯母ロンググレイス(エリザベス女王杯)
2007 ダイワスカーレット 兄ダイワメジャー、姉ダイワルージュなど
2008 レジネッタ 近親にティンバーカントリー
2009 ブエナビスタ 母ビワハイジ、兄アドマイヤジャパンとアドマイヤオーラ
2010 アパパネ 母ソルティビッドはオープン2勝
2011 マルセリーナ 母マルバイユは仏G1勝ち馬
2012 ジェンティルドンナ 母ドナブリーニは英G1勝ち馬
2013 アユサン 祖母バイザファームは米G1勝ち馬
2014 ハープスター 祖母は牝馬二冠のベガ
結論

桜花賞で狙うべきは「2400mに対応できるサンデーサイレンスの血」と「ノーザンダンサーの血」を持ち、「母系から重賞級(できればG1級)が出ている」馬。母が芝1200mを勝っていればさらにプラスで、「母の母の父がナスルーラ系、ノーザンダンサー系、マイナー血統」というタイプもいい。

以上の条件を満たすディープインパクト産駒がいれば黙って買いたいところだが、今回は不在。最も近いのは、父ディープインパクト×母父Johan Cruyff(ノーザンダンサー系)×母母父Dashing Blade(ナスルーラ系)で、母スクービドゥーがイタリア重賞勝ち馬というメイショウメイゲツ。穴に一考したい。

人気となりそうなルージュバックは、父マンハッタンカフェ×母は米G1馬×母父ノーザンダンサー系×母母父ナスルーラ系。マンハッタンカフェに2400mの勝ち鞍はないが、決定的な傷とはいえず主役候補だろう。

【ルージュバック血統表】

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マンハッタンカフェ
Manhattan Caf_
1998年 青鹿(千歳市)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*サトルチェンジ
 Subtle Change
 1988年 黒鹿(愛)
Law Society
1982年
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
ルージュバック
 Rouge Buck(JPN)
 牝 3歳 父14歳・母9歳時産駒
 2012年 鹿毛(安平町)
Bold Bikini Boldnesian
Ran-Tan
Santa Luciana
1973年
Luciano Henry the Seventh
Light Arctic
Suleika Ticino
Schwarzblaurot
Awesome Again
 1994年
Deputy Minister
1979年(加)
Vice Regent Nothern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shakney
Primal Force
1987年
Blushing Groom Red God
Runaway Bride
*ジンジャーパンチ
 Ginger Punch
 2003年 栗毛(米)
Prime Prospect Mr.Prospector
Square Generation
Nappelon
 1992年
Bold Revenue
1984年
Bold Ruckus Boldnesian
Raise a Ruckus
Prime Prospect I'm For More
Royal Debra
Sally Go Gray
1979年
Wise Exchange Promised Land
Coastal Trade
Surreptitious Rambunctious
Angelines Choice