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第73回 桜花賞特集 2013年4月7日(日)15時40分発走 阪神競馬場 芝1600m

桜の舞台でトーセンソレイユの血が開花

1)コース変更後も傾向変わらず、3系統の対決

 2006年の暮れに外回りコースが新設され、桜花賞も2007年以降は「芝1600m・外回り」での開催となった。スタート地点は移動し、いわゆる“おむすび型”から脱却。また直線の長さは以前に比べて122mも延伸された。だが、血統的な傾向はあまり変化していないのが事実だ。

 とにかく他を圧倒しているのが10年で7勝のヘイルトゥリーズン系。出走数そのものが多いとはいえ、勝率もトップだし連対率も立派だ。

 ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系も侮るわけにはいかないが、この3代血統以外から出た勝ち馬は1994年のオグリローマン(父ブレイヴェストローマン)までさかのぼらなければならない。当時はトニービン、トウショウボーイ、ロイヤルスキーといったナスルーラ系が絶好調だったものの、近年は苦戦。一応は3代血統の戦いと見ていいだろう。

父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系 7回 7回 7頭
87頭
8.0%
16.1%
24.1%
ミスタープロスペクター系 2回 0回 1回
28頭
7.1%
7.1%
10.7%
ノーザンダンサー系 1回 1回 1回
31頭
3.2%
6.5%
9.7%
ナスルーラ系 0回 2回 0回
27頭
0.0%
7.4%
7.4%
その他の系統 0回 0回 1回
5頭
0.0%
0.0%
20.0%

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)必須なのはノーザンダンサーの血

 母父の成績は、コースが変更された影響を受けているかも知れない。2007年以降の6年間で、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、アパパネ、マルセリーナ、ジェンティルドンナと、母の父がノーザンダンサー系である馬が5勝しているのだ。残り1頭は父がノーザンダンサー系のレジネッタだった。

 もともと桜花賞はノーザンダンサー系との関わりが深いレースだとはいえるだろう。父または母父がノーザンダンサー系である馬と、どちらにもノーザンダンサーの血を持たない馬の成績には、次のような差があるのだ。

ノーザンダンサーの血の有無 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサーあり 8回 3回 6回 83頭 9.6%
13.3%
20.5%
ノーザンダンサーなし 2回 7回 4回 95頭 2.1%
9.5%
13.7%

 この10年間で「ノーザンダンサーなし」から出た勝ち馬はスティルインラブとラインクラフトだが、スティルインラブは母の母の父がノーザンダンサー、ラインクラフトはノーザンダンサーの4×4インブリードを持つ。どうやらノーザンダンサーの血は必須といえそうだ。

3)2400mに対応できるサンデーサイレンス系の血が欲しい

 勝ち馬10頭のうち、父がサンデーサイレンス系という馬が7頭、母の父がサンデーサイレンスという馬が2頭。それらの種牡馬の内訳を見ると、何頭も日本ダービー馬を出しているサンデーサイレンス、日本ダービー勝ち馬であるアドマイヤベガ、スペシャルウィーク、ディープインパクトとなっていて、東京・芝2400mとの関わりの深さを感じる。

 残りの1頭は父キングカメハメハ×母父Salt Lakeのアパパネだが、キングカメハメハももちろん日本ダービーの勝ち馬、しかもレコードを叩き出している。

4)母系の血に潜む、意外な傾向

 勝ち馬の母についても調べてみよう。日本で走ったのは6頭で、うち5頭は1勝以上している。5頭中4頭は芝1200m戦の勝ち馬だ。

 未勝利に終わった1頭、マストビーラヴドは、母が重賞勝ち馬。また日本では走っていない母馬たちも、自身や祖先、近親、産駒に重賞での実績がある。母方の血統的な潜在能力は、いずれも高いといえそうだ。

 前述の通りスティルインラブとラインクラフト、あとジェンティルドンナは母の母の父がノーザンダンサー系なのだが、それ以外の勝ち馬7頭の母母父はどうだろう。実は2頭がナスルーラ系、残り5頭は、リボー系、オーエンテューダー系、ヒムヤー〜ピーターパン系、ロイヤルチャージャー〜ターントゥ〜サーゲイロード系、ハビタット系と、比較的マイナーな血統で占められていることも記憶しておきたい。

年度 優勝馬 母系から出ている活躍馬
2003 スティルインラブ 兄ビッグバイアモン(ラジオたんぱ賞1着)
2004 ダンスインザムード 姉ダンスパートナー、兄ダンスインザダークなど
2005 ラインクラフト 祖母ダイナシュートは重賞3勝
2006 キストゥヘヴン 伯母ロンググレイス(エリザベス女王杯)
2007 ダイワスカーレット 兄ダイワメジャー、姉ダイワルージュなど
2008 レジネッタ 近親にティンバーカントリー
2009 ブエナビスタ 兄アドマイヤジャパン、アドマイヤオーラ
2010 アパパネ 母ソルティビッドはオープン2勝
2011 マルセリーナ 母マルバイユは仏G1勝ち馬
2012 ジェンティルドンナ 母ドナブリーニは英G1勝ち馬

結論

 桜花賞で狙うべき馬は「2400mに対応できるサンデーサイレンスの血を持っている」、「ノーザンダンサーの血も必須」、「母の母の父はナスルーラ系かマイナー血統」、「母系から重賞級が出ている」ということになる。

 クロフネサプライズ、ローブティサージュ、クラウンロゼ、ウインプリメーラ、メイショウマンボ、サクラディソールあたりは苦戦しそう。エバーブロッサム、コレクターアイテム、レッドオーヴァルあたりも完璧に上記条件を満たしていない。

 トーセンソレイユが一番手。父ネオユニヴァース×母父ノーザンダンサー系Alzao、母母父ブレニム系Busted、兄がディープインパクトとパーフェクト。対抗がアユサンで、父ディープインパクト×母父Storm Cat、母母父はレイズアネイティヴ系Affirmed、祖母Buy the Firmは米G1勝ち馬だ。

【トーセンソレイユの血統表】

トーセンソレイユの血統表

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