第62回 大阪杯 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
大阪杯を丸裸にしてみよう！

Ｇ１に昇格した昨年は１番人気キタサンブラックが人気に応えて勝利。２着に７番人気ステファノス、３着に４番人気ヤマカツエースが入った。

１）堅めの決着が多い一戦

Ｇ２開催だった一昨年以前を含む過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【4.3.2.1】。昨年のキタサンブラックら最多の４勝をあげ、連対率70％・複勝率90％と高い。２番人気馬は【2.1.1.6】で、一昨年のアンビシャスら２勝。以下、６番人気馬が２勝、３・４番人気馬が１勝ずつ。また、２着馬は９番人気以内、３着馬は６番人気以内におさまっており、10番人気以下の人気薄の激走はなかった。

配当面では馬連で万馬券となったのは６番人気テイエムアンコールが勝った10年のみ。11年以降の近７年で５番人気以下の伏兵が毎年１頭ずつ好走しているものの、基本的に人気馬が上位を占めている。堅めの決着が多い一戦だ。

２）４歳馬、５歳馬が中心

年齢別成績は、４歳馬が【5.3.3.18】。一昨年のアンビシャスら最多の５勝をあげ、勝率17.2％・連対率27.6％・複勝率37.9％でいずれもトップだ。５歳馬は【4.3.2.23】で昨年のキタサンブラックら４勝で、連対率21.9％・複勝率28.1％は４歳馬に次いで高い。これら４歳馬・５歳馬で大半の９勝をあげており、中心といえる。

また、出走数が最も多い６歳馬は【1.3.5.25】で、10年テイエムアンコールの１勝のみ。複勝率は26.5％だが、連対率は11.8％と４・５歳馬に水を開けられている。なお、７歳以上の馬は【0.1.0.27】で２着１回のみと苦戦傾向にある。

３）有馬記念組・中山記念組が３勝ずつ

前走レース別成績は、有馬記念組が【3.1.3.9】。昨年のキタサンブラックら最多タイの３勝で、複勝率43.8％と優秀だ。近３年続けて連対馬が出ており、３着以内馬７頭はいずれも大阪杯で５番人気以内に支持されていた。出走数が最も多い中山記念組は【3.1.0.13】で、一昨年のアンビシャスら３勝。この組の連対馬４頭はすべて前走の中山記念で連対を果たしていた。

その他では京都記念組が【1.2.2.8】で11年ヒルノダムールが勝利し、複勝率38.5％と高い。また、アメリカＪＣＣ組【0.1.1.2】と金鯱賞組【0.1.1.4】は勝ち馬こそ出ていないものの、複勝率が高い。特に金鯱賞組は昨年２・３着馬が該当しており、注目しておきたい。

４）前走１着馬は未勝利、２着馬が７勝

前走着順別成績は、前走１着馬が【0.2.4.11】。意外にも勝ち星がなく、２・３着止まりで複勝率35.3％。対して、前走２着馬は【7.1.0.12】で、昨年のキタサンブラック（前走有馬記念２着）ら過半数の７勝と勝ち切る傾向が強い。また、前走３〜５着の馬はのべ【2.5.5.20】で連対率21.9％・複勝率37.5％で前走１着馬を上回っている。

なお、前走６〜９着の馬は【1.2.1.22】で15年ラキシス（前走有馬記念６着）の１勝のみ。前走10着以下の馬は【0.0.0.28】と苦戦傾向にある。

【大阪杯過去10年】

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