G1特集 第61回 大阪杯G1特集 第61回 大阪杯

コース解説

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中距離の王者を決める新たな舞台
阪神芝2000m〔Bコース〕

コース解説

昨年はアンビシャスが優勝を果たす

Bコース使用で、良馬場ならば2分を切ってくる

今年からG1に昇格したレースであり、施行時期はG2時代の大阪杯と同じ。2回阪神開催の2週目に行われる。今年の同開催も8日間の日程で、最初の2日間がAコース、残りの6日間ではBコースが使用される。仮柵はAコースより直線部分が3m、曲線部分が4m外に設置される。芝は洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態だ。

過去10年、大阪杯は一貫してBコースで行われている。平均勝ちタイムは2分00秒4。最も速かった年は11年にヒルノダムールがマークした1分57秒8(良)で、これがレースレコード。ちなみにコースレコードは1分57秒6。良馬場ならば2分00秒を切ってくる可能性が高くなる。

芝2000mのスペシャリストが得意とする舞台

コース解説図

スタート地点は正面スタンド前直線右の4コーナー出口付近。1コーナーまでの距離は325m。内回りコース使用で、一周強回る。最後の直線距離はBコース時が359.1m。残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる。皐月賞が行われる中山芝2000mに近いコース設定。中央場所のレースとしては、最後の直線距離が短いが、急坂がある。平均的に速い流れを追走できるスピード能力、コーナリングのうまさを伴う瞬発力、そして最後の急坂を駆け上がる底力が要求される。中央・ローカルを問わず、芝2000mで実績があるスペシャリストが力を発揮しやすい。

スタート直後の2ハロンは先行争いがあって、ある程度速く流れるが、すんなり隊列が決まればその後はペースが落ちる。向正面でのペースはメンバー・逃げ馬の動向次第。かなり遅くなることもあれば、平均的に速い流れが続くこともある。過去10年の大阪杯では平均ペースが4回、スローペースとハイペースがそれぞれ3回ずつ記録されており、3つのパターンがほぼ同等の割合で出現している。

決まり手はペース次第で、枠順は不問

過去10年の脚質別成績は逃げ馬が【1.2.1.6】、先行馬が【3.4.4.27】、差し馬が【3.2.4.34】、追い込み馬が【3.2.1.23】という成績。逃げ・先行馬の好走数がそこそこある一方、追い込み馬の勝率が最も高い。要はペース次第で、遅くなればある程度前々に位置していないと厳しくなり、速くなれば差し馬が届きやすくなる。このあたりは常識的に考えられる傾向としてとらえておけばいい。Bコース替わりでも極端にインコースが強い印象はなく、実際のペースを想定した方がいいだろう。

枠順の傾向は7枠が【3.2.1.13】で最も高勝率。3枠が【2.2.1.8】で勝率が2番目に高く、連対率は30.8%でトップ。8枠は【2.2.1.14】であり、小回りコースにしては外枠がよくきている。対照的に1枠が【0.0.0.10】、2枠が【0.0.2.9】で内目の枠が苦戦している。ただ、一般的には枠順の有利・不利はないコース。あまり気にする必要はないはずだが、G1となり、その傾向に変化が出るかどうか。