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カワカミプリンセス プリンセス・ストーリー[2006年]

華やかな物語の幕開け

 2006年の早春。牝馬クラシック戦線で有力視されていたのは、チューリップ賞を差し切ったアドマイヤキッス、高素質馬フサイチパンドラ、前年の2歳女王テイエムプリキュアといった面々だった。

 だがその陰で、1つのシンデレラ・ストーリー、いや“プリンセス・ストーリー”が紡がれようとしていた。

 2月、阪神の芝1400m・不良馬場でおこなわれた新馬戦。さして注目度の高くないこのレースで、9番人気のカワカミプリンセスが逃げ切り勝ちを収める。

 それは、競馬史に残る華やかな物語の幕開けであった。

3戦3勝でオークスへ

カワカミプリンセス写真

 3月、カワカミプリンセスの2戦目は同じく阪神・芝1400m戦の君子蘭賞、前走がフロック視されての6番人気だった。

 レースでも最後方グループをゆっくりと追走、マイペースを刻んだサウスティーダの逃げ切りが濃厚となり、カワカミプリンセスに注がれる視線は少なかった。が、ここから驚異的な末脚を繰り出し、カワカミプリンセスは直線一気を決めてみせる。

 3戦目は4月、オークス・トライアルのスイートピーS。さすがに「能力が違うのではないか」とささやかれるようになったカワカミプリンセスは、1番人気に推され、その期待に応える。直線坂上から力強く伸びての差し切り勝ちだ。

 こうして3戦3勝の勢いとともに、5月、カワカミプリンセスは第67回オークスへ臨むことになったのである。

49年ぶり「無敗でオークス制覇」

 オークスでカワカミプリンセスが見せたパフォーマンスは、実に素晴らしいものだった。ヤマニンファビュルの大逃げを中団で追走し、4コーナーで一気に、けれど無理なく前との差を詰めていく。スパートは坂の手前から。馬場の真ん中、大きく強く脚を伸ばす。

 結果、内で粘るアサヒライジングを交わし、外のフサイチパンドラも4分の3馬身振り切っての先頭ゴールを果たし、4連勝を飾るとともに、49年ぶりとなる「無敗のままのオークス制覇」という大偉業を成し遂げるのだ。

 さらに秋には、ぶっつけで秋華賞へ出走し、ここでも2分の1馬身差で勝利を収める。無敗のオークス&秋華賞二冠は、史上初のこととなった。

 デビューからわずか3か月で樫の女王の座に就き、たった5戦で二冠達成。まさに“プリンセス・ストーリー”である。

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