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スマイルトゥモロー 混迷の女王戦線を息の長い末脚で断つ[2002年]

オークスで4番手の評価

 2002年春。オークス戦線は混迷の中にあった。桜花賞を勝ったのは13番人気の伏兵アローキャリーで、しかも第二冠を待たずに休養へと入る。同2着のブルーリッジリバーは距離に不安を抱えていた。だから、ファンはこれらに代わる本命馬を見つけ出さなければならなかったのだ。

 まずは父にサンデーサイレンスを持つ桜花賞3着馬シャイニンルビーが視線を集めることになる。また、ユウキャラットはゆきやなぎ賞と忘れな草賞、ともに2000mのレースで後続を突き放す2連勝をマークし、スケール感を漂わせていた。マイネミモーゼも2000mの勝ち鞍を持ち、フローラSではクビ差2着。父ブライアンズタイム、母の父マルゼンスキーという血統は確かにクラシック級だった。

 以上に次ぐ4番手の評価を得たのがスマイルトゥモローである。

距離が伸びて本領発揮

スマイルトゥモロー写真

 デビューから3戦は1200m戦を走ったスマイルトゥモローだったが、本領を発揮したのは距離が伸びてからのこと。マイルの黄梅賞では差して後続に2馬身半の差をつけ、続くフラワーCも2馬身半差で快勝。このレースは、引っ張り切れないほどの手応えで、向こう正面からグイグイと進出。3コーナーで早くも先頭を奪うと、直線では後ろの馬たちを突き放すという圧巻の走りだった。

 息の長い末脚を使えることは明らかで、桜花賞では6着に敗れたものの後方集団から猛然と追い込む脚を披露。父がイタリアダービー1着、凱旋門賞2着のホワイトマズルなら2400mも問題なしといえるはずだ。

 そして、スマイルトゥモローは樫の女王を巡る戦いで生涯最高のパフォーマンスを観衆に見せつける。

後方追走から末脚を爆発

 サクセスビューティの逃げで進んだ第63回オークス。ユウキャラットが2番手につけ、シャイニンルビーは中団、マイネミモーゼはこれをマークする形だ。やがて直線。ユウキャラットがすかさず抜け出すも、マイネミモーゼが内から差を詰め、その直後から桜花賞7着のチャペルコンサートも懸命に迫る。

 そこへ外から伸びてきたのがスマイルトゥモローだ。後方馬群で脚をためながら追走し、直線では自慢とするしぶとい末脚を爆発させて先行馬群の間を突き抜け、豪快に差し切る。

 最後は2着争いに1馬身半差をつけてのゴール。鞍上・吉田豊騎手の力強いガッツポーズとともに、混迷の女王争いに終止符を打ったのだった。

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