第78回 優駿牝馬（オークス） レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ソウルスターリング、完勝で雪辱を果たす！

第78回オークスはＣ.ルメール騎手騎乗の１番人気ソウルスターリングが、好位追走から最後の直線での叩き合いから抜け出して優勝。桜花賞での雪辱を果たし、樫の女王に輝いた。勝ち時計は2分24秒1（良）。鞍上のルメール騎手、本馬を管理する藤沢和雄調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着は１馬身3/4差で和田竜二騎手騎乗の６番人気モズカッチャン。３着は２馬身半差でＭ.デムーロ騎手騎乗の２番人気アドマイヤミヤビ。なお、６番ハローユニコーンは柴山雄一騎手に乗り替わった。

レース展開・総括

フローレスマジックがスローでハナに立つ

スタートは11番レッドコルディスがややあおった出だしとなった。３番フローレスマジックが押し出されるようにじんわりとハナへ。１馬身差の２番手に４番ミスパンテールがつけて１コーナーをカーブ。半馬身差の内に２番ソウルスターリング。12番ブラックオニキスが外。さらに外から15番ヤマカツグレース。１馬身差の先団に17番カリビアンゴールド、１番モズカッチャン、13番レーヌミノルがかたまっての追走。１馬身差の中団に14番リスグラシューがつけ、外に８番ホウオウパフューム。内に５番モーヴサファイアと10番ブラックスビーチ。その後ろは２馬身差で16番アドマイヤミヤビ、９番ディーパワンサ。７番ディアドラが内から続き、中に18番マナローラ。レッドコルディスは後方から２番手で、１馬身半差の最後方に６番ハローユニコーンという隊列になった。

前半1000m通過は61秒7でスローペース。それでも全馬がしっかりと折り合い、隊列は比較的詰まった状態でバックストレッチを通過。フローレスマジックのリードは１馬身だが、４コーナーでソウルスターリングやヤマカツグレースらが徐々に並びかけ、最後の直線へ向かっていった。インからはモズカッチャンが押し上げ、中団馬群の中にはリスグラシュー。アドマイヤミヤビは外に持ち出された。

しっかりと折り合い、満を持して抜け出した

フローレスマジックが先頭だが、ソウルスターリングがやや馬体を離して馬場の中ほどからの追い出し。その間のスペースをモズカッチャンが狙った。中団から後方にかけての有力馬は追い出しにかかるが、前との差は急激には詰まらない。ソウルスターリングは残り300mで満を持して追い出しにかかると、内から忍び寄ってきたモズカッチャンとの競り合いになった。食い下がるモズカッチャンだが、ソウルスターリングの反応の方がいい。残り100mでグイと抜け出すと、そのまま堂々と押し切った。３着争いは少し離れ、ラチ沿いから伸びたディアドラに対し、外からアドマイヤミヤビが際どく差し切った。

超良血馬が、良馬場で本領を発揮

勝ったソウルスターリングはスタートが良く、枠も良かったこともあり、すぐに好位のインのポジションを取ることができた。ペースは案の定かなり落ち着いたが、折り合いもしっかりとついた。こうなればあとは追い出すタイミングだけ。余裕を持ってしかけると、鋭く反応して鮮やかに抜けた。距離は伸びたが、良馬場で本領を発揮。期待の超良血馬の成長がこれからも楽しみだ。

モズカッチャンも勝ち馬と同じ１枠。結果的にはこれが良かったのだろうが、桜花賞組に割って入る見事な走り。ここにきて急激に力をつけてきた印象だ。アドマイヤミヤビは、メンバー中最速タイの上がりを使っての３着。馬場や枠順、展開が味方せず少し離されたが、本馬も良馬場で巻き返した。

【第78回 優駿牝馬（オークス）　成績表】

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