第77回 優駿牝馬（オークス） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

競馬予想・競馬情報トップ　> G1特集　> 優駿牝馬（オークス）　> 2016　> 過去の傾向

過去10年のJRA-VANデータをもとに、
優駿牝馬（オークス）を丸裸にしてみよう！

昨年は前走忘れな草賞組の３番人気ミッキークイーンが差し切って優勝。２着に１番人気ルージュバック、３着に６番人気クルミナルが入った。

１）順当か波乱か、両極端の一戦

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【2.3.1.4】。10年アパパネら２勝をあげ、連対率50％・複勝率60％。２番人気馬は【1.2.1.6】で、一昨年のヌーヴォレコルトが勝利。３番人気馬が【3.0.1.6】で昨年のミッキークイーンら最多の３勝をあげている。以下、５番人気馬が２勝、４・７・９番人気馬が１勝ずつ。９番人気馬の勝利は13年メイショウマンボ。

２ケタ人気馬で３着以内に入ったのは、08年２着エフティマイア（13番人気）のみ。09年や一昨年のように１・２番人気馬の堅い決着がある一方で、馬連での万馬券は08年・11年・13年の３回。堅く決まるか、波乱の決着となるか、両極端の結果が出ている。

２）桜花賞組は前走連対馬が好成績

前走レース別成績は、出走数が最も多い桜花賞組が【7.6.5.64】。一昨年のヌーヴォレコルトら過半数の７勝をあげており、連対率15.9％・複勝率22.0％。昨年の２・３着馬が該当しており、出走数10頭以上の組では複勝率トップだ。

桜花賞が現在の外回りコースで行われるようになった07年以降に限れば【7.5.4.59】。このうち、前走桜花賞で４着以内だった馬は【5.4.4.16】で複勝率44.8％。特に前走１着馬は【3.1.1.3】で、12年ジェンティルドンナらが勝利。連対率50.0％・複勝率62.5％。前走２着馬は【0.3.2.2】で勝ち星こそないが、複勝率は71.4％と前走１着馬を上回っている。

一方、前走５着以下だった馬は【2.1.0.43】。巻き返して勝利した08年トールポピー（前走８着）と13年メイショウマンボ（前走10着）、昨年２着のルージュバック（前走９着）はいずれも重賞での勝利実績があった。

３）忘れな草賞の一発に注意

トライアルのフローラＳ組は【1.3.3.33】。10年サンテミリオンが勝利しており、連対率10.0％・複勝率17.5％。この組の前走着順別成績は、前走１着馬が【1.1.1.7】で複勝率30.0％、前走２着馬が【0.1.2.6】で複勝率33.3％と高い。前走３着以下は【0.1.0.20】で、11年２着ピュアブリーゼ（前走３着）のみだ。フローラＳ組は前走３着以内が必須だ。

忘れな草賞組は【2.0.0.9】で11年エリンコート、昨年のミッキークイーンが勝利。エリンコートは前走を含めて２連勝、ミッキークイーンは２走前にクイーンＣ２着、前走忘れな草賞を勝利していた。勢いがある忘れな草賞勝ち馬に注意が必要だ。

その他の組では、スイートピーＳ組が【1.0.1.23】。連対率・複勝率ともに低いが、06年カワカミプリンセスが勝利。同馬はデビューから前走まで３連勝していた。なお、フラワーＣ組は【0.0.0.3】で３着以内馬が出ていない。

４）前走１番人気馬に注目

前走人気別成績は、前走１番人気だった馬が【6.3.2.16】。昨年のミッキークイーンら過半数の６勝をあげており、連対率33.3％・複勝率40.7％と優秀だ。昨年の１・２着馬が該当しており、12年を除いて毎年１頭は３着以内に好走している。前走２番人気馬は【2.3.1.21】で、12年ジェンティルドンナら２勝。連対率18.5％・複勝率22.2％は前走１番人気馬に次いで高い。

なお、前走６番人気以下だった馬は【1.1.5.73】。勝ったのは07年ローブデコルテだけだが、３着が昨年のクルミナル（前走桜花賞７番人気２着）ら５回と多い。これら３着以内馬７頭中６頭は前走４着以内と人気を上回る着順に入っていた。

【優駿牝馬（オークス）過去10年】

この表は右にスクロールできます。