G1特集 第77回 優駿牝馬(オークス)G1特集 第77回 優駿牝馬(オークス)

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シンハライト ライバルが消え、チャンス到来

シンハライト
桜花賞惜敗をバネにしたいシンハライト

桜花賞は中団からレースを進めて、ほぼスムーズなレース運び。最後の直線で抜け出しにかかったが、ジュエラーの豪脚に際どく屈して2着に終わった。チューリップ賞でもわずかな差による辛勝であり、力の差は全くの互角だった。そのライバルが故障により戦線離脱。メジャーエンブレムはNHKマイルCへ向かったことで、相手関係は楽になってきた。あとは、初の長距離輸送をしっかりとこなし、東京芝2400mに対応できるかどうか。後者の問題に関しては、特に心配はないように見える。このチャンスを生かし、勝利をモノにしたい。

チェッキーノ フローラSを好内容で完勝

チェッキーノ
フローラSを完勝したチェッキーノ

アネモネSを勝利しており、桜花賞の出走権利は持っていたが回避。オークスを射程に入れ、前走はフローラSに出走した。18頭立ての大外という不利なスタートから、しっかりと中団につけ、最後の直線は鋭く抜けて優勝。勝ち時計の1分59秒7は優秀で、力が一枚違うところを見せつけた。この好内容であれば、桜花賞組とも互角以上に戦えそうな予感がする。ただ、母系がマイラー血統なので、距離の2400mは本質的にベストではないかもしれない。とにかく当日、落ち着いてレースに挑み、折り合いをつけることが大事になってくるだろう。

ロッテンマイヤー 距離適性と上昇度に注目

ロッテンマイヤー
忘れな草賞から頂点を目指すロッテンマイヤー

近親にブエナビスタらがいる良血馬で、昨秋のデビュー勝ちの内容は良かった。2戦目のクイーンCは勝ち馬にかなり離されたが、メジャーエンブレムがレースレコードで圧倒した競馬。3着とはいえ、1分33秒4で走れた内容は十分評価できる。前走忘れな草賞はスローペースに持ち込んで押し切った。内容的には地味で展開に恵まれたとも言えるが、全力の走りではないだろう。中距離の適性は見せており、まだまだ上昇も見込める。オークスでは先行するのか、果たして差しに回るのか。どの作戦がベストか定かではないが、楽しみだ。

エンジェルフェイス フラワーCを逃げ切り勝ち

エンジェルフェイス
フラワーCを逃げ切ったエンジェルフェイス

3戦目での初勝利となったが、阪神芝1800mを好時計の内容で逃げ切り勝ち。格上挑戦となった前走フラワーCでは1番人気に支持され、ここも迷わずにハナへ。マイペースに持ち込んで、そのまま押し切り重賞勝ちを飾った。全姉にレディアルバローザ(中山牝馬S連覇)や半姉にキャトルフィーユ(クイーンS)がいる血統で、芝1800mの重賞は滅法強い印象を受ける。それに相手関係を考えると、もう少し強い内容を示したかったところ。果たして今回のメンバーに入ってどこまで通用するかが焦点だ。無論、2400mの距離も課題となるだろう。

アットザシーサイド 桜花賞は3着も、課題は距離

前走桜花賞では6番人気だったが3着に入線。不本意な内容だったメジャーエンブレムに先着できた点は強調材料にはならないが、2着のシンハライトと0.3秒差であった点は評価できる。血統やここまでの戦績から1400mがいかにもベストというタイプ。阪神JFが5着だったマイルのG1で、善戦できたことが大きい。距離適性を考えるとNHKマイルCへ行く選択肢も十分あっただろう。今回は距離の不安もあり、馬群に入れてしっかりと脚を溜めたいところ。折り合いがついても、最後の直線で伸び切れるかどうかがカギとなる。

アドマイヤリード 大外から5着まで追い上げる

前走桜花賞ではジュエラーよりも2〜3馬身後ろの位置につけ、最後方からの追走。そのまま同馬を見ながらじっくりと脚を溜めて、最後の直線は大外に回った。同馬の鋭い反応・決め手には及ばなかったが、グイグイと伸びて5着まで追い上げた。これまで重賞では着外続きだっただけに、思わぬ好結果と言ったところ。ただ、変に色気を出さずに、極端な競馬に徹したからこそという見方もできる。本当に地力がついてきたかは、まだわからない。また、400キロ前後の小柄なタイプ。長距離輸送にどれだけ耐えられるかもカギになる。

ウインファビラス 阪神JF2着馬も決め手勝負は苦しく

昨年の阪神JFで2着に入る好走を見せたが、その後の2戦は二けた着順に終わっている。休み明けのチューリップ賞は10着。前走桜花賞は8枠から先行し、正々堂々のレース運びだったが、直線の追い比べで一気に置かれてしまった。走破時計自体は阪神JFの時とほぼ変わっていない。速い上がりの決め手勝負になると厳しい印象だ。今回、距離延長は歓迎かもしれないが、良馬場の東京芝2400mとなれば鋭い瞬発力が要求される。横一線の叩き合いでは苦しくなるだろう。積極的なレース運びをしたいところだが、果たしてどこまで粘れるか。

ジェラシー スイートピーSで権利を取得

近親にリンカーンやアンライバルドがいる良血馬。母グローリアスデイズ自身も04年のフローラSで2着に入り、オークス(14着)の出走権利を得た。本馬も桜花賞は経ずに、トライアルのスイートピーを勝利しての参戦。勝ち方としては例年のレベルとそう変わらない印象だが、それではおそらく本番にはつながらない。2走前のミモザ賞で先着を許したパールコードが、フローラSでチェッキーノに3馬身離されての2着。この物差しからも、単純に地力では見劣るように見える。距離は未知数ながら、東京芝コース2勝の強みをどこまで見せられるか。

アウェイク 1勝馬ながら地力はある

昨年11月の東京芝1800m・牝馬限定の未勝利戦で初勝利を飾った。同週に勝ち上がったジュエラーやロイカバードの陰に隠れていたが、勝ち時計自体はなかなか優秀。500万クラスでも即通用と思わせるものだった。その証拠に、自己条件のフリージア賞で大敗した後、格上挑戦だった前走フローラSで3着に入った。デビュー戦も5着だったことから、休み明けは良くないタイプなのだろう。前走の直線の動きは、当然チェッキーノが断然目立つが、本馬も最後までよく伸びている。半兄がゴスホークケン(朝日杯FS)なので、距離延長は微妙ながら地力の高さは評価したい。

レッドアヴァンセ 距離延長が厳しくどこまで

前走桜花賞でも終いを生かす競馬を貫いたが、上位入線馬との追い比べで見劣り7着に敗退。勝ち馬ジュエラーから0.9秒差離された。その前のチューリップ賞が0.6秒差の8着に敗退。トライアルの時よりも、着差が悪化しており、失望する結果だった。エルフィンS勝ちの内容からはもう少しいい勝負になるはずで、阪神コースがあまり良くないのかもしれない。兄にリディルやクラレント、レッドアリオンらがいる生粋のマイラー血統。距離延長で2400mの舞台は、正直、不安がぬぐえない。東京コース替わりがプラスと見込んでも、どこまで対応できるか。