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第75回 優駿牝馬(オークス)特集 2014年5月25日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2400m

文句のつけようがないハープスター!

1)サンデーサイレンス系好調も絶対ではない

  過去10年のオークス連対馬にはサンデーサイレンスおよび後継種牡馬の産駒がズラリ。2007年を除いて毎年必ず連対を果たしており、過去2年はワン・ツー・スリー・フィニッシュを決めている。ただ「パっ」と見に誤魔化されてはいけない。

系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7回 6回 6回
104頭
6.7%
12.5%
18.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
17頭
0.0%
0.0%
0.0%
ナスルーラ系 2回 0回 1回
11頭
18.2%
18.2%
27.3%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回
19頭
5.3%
10.5%
10.5%
ノーザンダンサー系 1回 0回 3回
22頭
4.5%
4.5%
18.2%
その他の系統 0回 2回 0回
6頭
0.0%
33.3%
33.3%

 サンデーサイレンス系は出走頭数そのものが多く、要するに「数で稼いだ」成績。率としては他の系統に比べて極端に優秀というわけではない。

 また、この10年間の1番人気10頭のうち7頭がサンデーサイレンス系だったのだが、抜けた1番人気のシーザリオとブエナビスタは勝利したものの、ダンスインザムード、アドマイヤキッス、リトルアマポーラ、マルセリーナの4頭は馬券圏外へと消え、昨年はデニムアンドルビーが辛うじて3着。人気でもアテにならないといえるのだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)父×母父の配合イメージを考える

 オークス1〜3着の計30頭をサンデーサイレンス系種牡馬の産駒とそれ以外に分けて考えてみよう。

 サンデーサイレンス系種牡馬の産駒は19頭。このうち1着馬の父は、ダイワエルシエーロの父サンデーサイレンスとエリンコートの父デュランダルを除いて芝2400m以上のGI勝ち馬だ。また19頭のうち13頭は「母父が欧州の重賞勝ち馬」で、残り6頭の母父も日本とアルゼンチンのGIホース。母父の系統ではノーザンダンサー系が11頭と最多だ。

 いっぽう非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒は11頭。日本ダービー馬のジャングルポケットとキングカメハメハ、ジャパンCのゴールデンフェザント、菊花賞馬ナリタトップロード、アラルポカル勝ち馬Monsunなど2400m以上のG1を勝っているスタミナタイプか、エンドスウィープ、キングヘイロー、Cozzene、クロフネといったマイラータイプに大別される。また母父ノーザンダンサー系が5頭と最多で、母父サンデーサイレンスというタイプも3頭。1着馬4頭の母父は米ダートG1の勝ち馬となっている。

 総合すると、父がサンデーサイレンス系の場合は「父は芝2400m以上のGI勝ち馬×母父はノーザンダンサー系で欧州の重賞勝ち馬」という配合がベスト。非サンデーサイレンス系なら「父はスタミナ型かマイラー×母父は米ダートG1勝ち馬」というタイプに注目したい。

3)母父の短距離適性がモノをいう

 桜花賞から一気に距離が伸びるオークス。そのため桜花賞で好走してもオークスでは大敗、という馬も多い。だが実は「オークスでもスピード能力がモノをいう」という傾向が出ている。以下は連対馬の母父のスプリント〜マイルにおける現役成績をまとめたものだ。

連対馬 母父の現役成績
ダイワエルシエーロ ドクターデヴィアスは1400mG1勝ち馬
スイープトウショウ ダンシングブレーヴはマイルG1勝ち馬
シーザリオ Sadler's WellsはマイルG1勝ち馬
エアメサイア ノーザンテーストは1400mG1勝ち馬
カワカミプリンセス Seattle SlewはマイルG1勝ち馬
フサイチパンドラ NureyevはマイルG1で1位失格
ローブデコルテ Seeking the Goldはマイル重賞2着
ベッラレイア Baldskiは9ハロンの重賞2着
トールポピー サンデーサイレンスは6.5ハロンの重賞勝ち馬
エフティマイア ニホンピロウイナーはマイルG1勝ち馬
ブエナビスタ Caerleonは6ハロン強の重賞勝ち馬
レッドディザイア Caerleonは6ハロン強の重賞勝ち馬
アパパネ Salt Lakeは1400m重賞勝ち馬
サンテミリオン Last TycoonはマイルG1勝ち馬
エリンコート Bluebirdは5ハロンのG1勝ち馬
ピュアブリーゼ Peintre Celebreはマイル重賞3着
ジェンティルドンナ Bertoliniは6ハロンの重賞勝ち馬
ヴィルシーナ Machiavellianは1400mG1勝ち馬
メイショウマンボ グラスワンダーはマイルG1勝ち馬
エバーブロッサム デインヒルは6ハロンのG1勝ち馬

 ほとんどがスプリント〜マイル重賞で実績をあげている。母父のスピード能力の高さがオークスで勝ち負けするための絶対条件だ。

4)両親の若さも重要だ

 過去6年の連対馬12頭は、父(種牡馬)が6〜8歳のときの産駒が7頭、母(繁殖牝馬)が5〜8歳のときの産駒も7頭と、繁殖入りしてまだ数年の馬から誕生した子どもが多い。

 どちらにも当てはまらないのは2頭。ブエナビスタ(父11歳×母13歳の時の産駒)は母ビワハイジがGI馬で、兄弟・近親にも活躍馬がズラリ。エリンコート(父9歳×母17歳の時の産駒)はデュランダルの2年目の産駒であり、母は伊2000ギニー勝ち馬、近親に米BCターフ2連覇のコンデュイットらがいる。よほどの良血でない限り「父か母に若さが欲しい」ということになるだろう。

結論

 オークスで勝ち負けするための条件は「父はサンデーサイレンス系で芝2400m以上のGI勝ち馬×母父はノーザンダンサー系で欧州の重賞勝ち馬(または日本のGI馬)」か、「父は非サンデーサイレンス系で2400m以上の重賞勝ち馬またはマイラー×母父は米ダートG1馬」という配合。

 いずれにせよ母父にはスプリント〜マイル重賞で活躍した実績=スピード能力が必須で、「父か母がフレッシュな馬」というファクターも重要だ。

 ハープスターは父がディープインパクト、母父ファルブラヴはノーザンダンサー系で欧州のマイルG1も勝っている。さらに母が6歳の時の産駒だから、文句はつけられない。これに次ぐのがサングレアル(父ゼンノロブロイ×母ビワハイジ)とペイシャフェリス(父スペシャルウィーク×母父Cape Crossで母5歳時の子)だ。

 非サンデーサイレンス系種牡馬の産駒に目ぼしい馬はおらず、上記3頭の争いとしておこう。

【ハープスターの血統表】

ハープスターの血統表

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