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第72回 優駿牝馬(オークス)特集 2011年5月22日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝2400m

桜花賞の再現が濃厚!?

1)サンデーサイレンスを過信するべからず

 過去10年のオークス連対馬を見ると、サンデーサイレンスおよび後継種牡馬の産駒がズラリ。だが「パっ」と見にごまかされてはいけない。

系統 1着 2着 3着 出走馬 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5回 7回 4回
90頭
5.6%
13.3%
17.8%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 0回 0回
17頭
0.0%
0.0%
0.0%
ナスルーラ系 3回 0回 3回
18頭
16.7%
16.7%
33.3%
ノーザンダンサー系 2回 0回 3回
30頭
6.7%
6.7%
16.7%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 0回
16頭
6.3%
12.5%
12.5%
その他の系統 0回 1回 0回
7頭
0.0%
14.3%
14.3%

 サンデーサイレンス系は出走頭数そのものが多く、要するに「数で稼いだ」成績。率としては他の系統に比べて優秀なわけではない。またフジキセキとダンスインザダークは10頭の産駒を出走させて未勝利、アグネスタキオンも9頭で未勝利。母の父サンデーサイレンスという馬も12頭出走して勝ったのはトールポピーだけだ。

 この10年間の1番人気10頭のうち、7頭がサンデーサイレンス系。抜けた1番人気だったシーザリオとブエナビスタは勝利したものの、シャイニンルビー、アドマイヤグルーヴ、ダンスインザムード、アドマイヤキッス、リトルアマポーラの5頭はそろって馬券から消えている。2着馬9頭のうち7頭がサンデーサイレンス系という事実もある。

 つまりサンデーサイレンス系は「人気でもアテにならず、勝ち切れていない」のだ。オークスとサンデーサイレンス系は見た目ほど好相性とはいえないのではないだろうか。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ナスルーラかノーザンダンサーの血が必須

 過去10年のオークス1〜3着馬のうち、サンデーサイレンス系種牡馬の子は16頭、それ以外は14頭と、ほぼ互角となっている。

 まずサンデーサイレンス系の方を見ると、16頭のうち13頭が「母の父は欧州の重賞勝ち馬」だった。母父の系統別ではノーザンダンサー系が7頭と最多、しかも勝ち馬5頭のうち3頭が母父ノーザンダンサー系だ。

 いっぽう非サンデーサイレンス系だが、14頭中10頭の父が2400〜2500mの重賞を勝っていて、スタミナを重視したいところ。父系の内訳は、ナスルーラ系が6頭(うち勝ち馬3頭を含む5頭がグレイソヴリン系)で、ノーザンダンサー系が5頭(勝ち馬2頭を含む3頭がダンシングブレーヴからのライン)などだ。

 母の父は、ノーザンダンサー系が6頭、ナスルーラ系が5頭などとなっている。

 こうして見ると、サンデーサイレンス系の場合は「母父がノーザンダンサー系で欧州の重賞勝ち馬」、非サンデーサイレンス系なら「父はナスルーラ系かノーザンダンサー系、とりわけグレイソヴリンやダンシングブレーヴからの血を受け継いでいることが重要。母父は2400〜2500mの重賞勝ち馬」という配合がベターといえそうだ。

3)母父のマイル適性がモノをいう

 桜花賞から一気に距離が伸びるオークス。そのため桜花賞で好走してもオークスでは大敗、という馬も多い。だが実は「オークスでもマイル適性がモノをいう」という傾向が出ている。以下は連対馬の母父のスプリント〜マイルにおける現役成績をまとめたものだ。

レディパステル
母父Blushing GroomはマイルG1勝ち馬
ローズバド
母父Shirley Heightsはマイル重賞勝ち馬
スマイルトゥモロー
(母父サウスアトランティック)
チャペルコンサート
母父SharpoはスプリントG1勝ち馬
スティルインラブ
母父Robertoは1400m重賞勝ち馬
チューニー
母父KrisはマイルG1勝ち馬
ダイワエルシエーロ
母父ドクターデヴィアスは1400mG1勝ち馬
スイープトウショウ
母父ダンシングブレーヴはマイルG1勝ち馬
シーザリオ
母父Sadler's WellsはマイルG1勝ち馬
エアメサイア
母父ノーザンテーストは1400mG1勝ち馬
カワカミプリンセス
母父Seattle SlewはマイルG1勝ち馬
フサイチパンドラ
母父NureyevはマイルG1で1位失格
ローブデコルテ
母父Seeking the Goldはマイル重賞2着
ベッラレイア
(母父Baldski)
トールポピー
(母父サンデーサイレンス)
エフティマイア
母父ニホンピロウイナーはマイルG1勝ち馬
ブエナビスタ
(母父Caerleon)
レッドディザイア
(母父Caerleon)
アパパネ
母父Salt Lakeは1400m重賞勝ち馬
サンテミリオン
母父Last TycoonはマイルG1勝ち馬

 ほとんどがスプリント〜マイル重賞で実績をあげている。ベッラレイアにしても母父Baldskiはマイル〜1800m向き、トールポピーの母父サンデーサイレンスやブエナビスタとレッドディザイアの母父Caerleonからは多数のマイルG1勝ち馬が出ている。

 母父のマイル適性の高さがオークスで勝ち負けするための絶対条件だ。

4)両親の若さも重要だ

 過去5年の連対馬10頭は、父(種牡馬)が6〜8歳の時の産駒が6頭、母(繁殖牝馬)が7〜8歳の時の産駒が5頭と、まだ繁殖入りして数年の馬から誕生した子どもが多い。

 例外はフサイチパンドラ(父17歳×母11歳の時の産駒)とブエナビスタ(父11歳×母13歳の時の産駒)だが、両馬ともG1馬が山のように出ている名牝系の出身。よほどの良血でない限り、父か母に若さが欲しい。

結論

 オークス好走の条件は「父がサンデーサイレンス系なら、母父はノーザンダンサー系で欧州の重賞勝ち馬」、「父が非サンデーサイレンス系ならナスルーラ系かノーザンダンサー系で、特にグレイソヴリンやダンシングブレーヴからのラインがベスト。母父は2400〜2500mの重賞勝ち馬」という配合。

 また「母父のマイル適性」と「父か母がフレッシュな馬」というファクターも重要だ。

 まずサンデーサイレンス系からはマルセリーナ。母父Marjuはノーザンダンサー系で欧州のマイルG1勝ち馬、母マルバイユも欧州のマイルG1勝ち馬、父6歳×母父8歳時の産駒で、不動の本命といえる。

 非サンデーサイレンス系の馬たちには条件を完ぺきに満たす馬が見当たらないが、一応はクロフネ×サンデーサイレンスのホエールキャプチャが有力。どうやら桜花賞の再現になる可能性が高そうだ。

【マルセリーナの血統表】

マルセリーナの血統表

【ホエールキャプチャの血統表】

ホエールキャプチャの血統表

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