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血統分析

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父、母父ともにマイル実績がある
ダノンメジャーに注目!

1)サンデーサイレンスの系統が主軸を務める

過去10年の系統別成績は以下の通りだ。

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父馬の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 7回 4回 5回 58頭 12.1% 19.0% 27.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 0回 2回 0回 22頭 0.0% 9.1% 9.1%
ノーザンダンサー系 1回 4回 1回 48頭 2.1% 10.4% 12.5%
ミスタープロスベクター系 1回 0回 3回 34頭 2.9% 2.9% 11.8%
ナスルーラ系 1回 0回 1回 17頭 5.9% 5.9% 11.8%
その他の系統 0回 0回 0回 1頭 0.0% 0.0% 0.0%

数のうえでも率の面でもサンデーサイレンス後継種牡馬たちの産駒が優勢。他の系統に比べ、アタマ3つくらい抜け出している印象である。

【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付L 馬名 種牡馬 母父馬
2014.5.11 1 10 ミッキーアイル ディープインパクト Rock of Gibraltar
2014.5.11 2 2 タガノブルグ ヨハネスブルグ スペシャルウィーク
2013.5.5 1 8 マイネルホウオウ スズカフェニックス フレンチデピュティ
2013.5.5 2 17 インパルスヒーロー クロフネ サンデーサイレンス
2012.5.6 1 5 カレンブラックヒル ダイワメジャー Grindstone
2012.5.6 2 17 アルフレード シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2011.5.8 1 13 グランブリボス サクラバクシンオー サンデーサイレンス
2011.5.8 2 17 コティリオン ディープインパクト トニービン
2010.5.9 1 13 ダノンシャンティ フジキセキ Mark of Esteem
2010.5.9 2 1 ダイワバーバリアン マンハッタンカフェ Kingmambo
2009.5.10 1 3 ジョーカプチーノ マンハッタンカフェ フサイチコンコルド
2009.5.10 2 13 レッドスパーダ タイキシャトル Storm Cat
2008.5.11 1 9 ディープスカイ アグネスタキオン Chief's Crown
2008.5.11 2 5 ブラックシェル クロフネ ウイニングチケット
2007.5.6 1 14 ピンクカメオ フレンチデピュティ Silver Hawk
2007.5.6 2 10 ローレルゲレイロ キングヘイロー テンビー
2006.5.7 1 6 ロジック アグネスタキオン サクラユタカオー
2006.5.7 2 2 ファイングレイン フジキセキ Polish Precedent
2005.5.8 1 12 ラインクラフト エンドスウィープ サンデーサイレンス
2005.5.8 2 13 デアリングハート サンデーサイレンス Danzig
2)やはりサンデーサイレンスの血が重要

以下は母父の系統別成績だ。

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 2回 3回 2回 29頭 6.9% 17.2% 24.1%
その他のヘイルトゥリーズン系 1回 0回 1回 10頭 10.0% 10.0% 20.0%
ノーザンダンサー系 4回 4回 1回 57頭 7.0% 14.0% 15.8%
ミスタープロスベクター系 1回 1回 2回 30頭 3.3% 6.7% 13.3%
ナスルーラ系 2回 2回 1回 31頭 6.5% 12.9% 16.1%
その他の系統 0回 0回 3回 23頭 0.0% 0.0% 13.0%

数ではノーザンダンサー系だが、4勝はいずれも「父サンデーサイレンス系」。ナスルーラ系の2勝も「父サンデーサイレンス系」だ。つまり父サンデーサイレンス系との相性の良さで好成績を残しているに過ぎないとも取れる。

実は近5年の1〜3着馬15頭を見ると、10頭が「父サンデーサイレンス系」、5頭が「母父サンデーサイレンス系」で、なんとサンデーサイレンスの血を引かない馬が1頭もいないという状況。「父または母父がサンデーサイレンス系」という馬と、そうでない馬の成績差は以下の通りとなる。「なによりもサンデーサイレンスの血が重要」といえるレースである。

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父・母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
どちらかがサンデーサイレンス系 9回 7回 7回 87頭 10.3% 18.4% 26.4%
サンデーサイレンスが入らない 1回 3回 3回 93頭 1.1% 4.3% 7.5%
3)黎明期から一転、マル外は軽視せよ

誰もが知る通り、レース創設当初は外国産馬が圧倒的な強さを誇っていたNHKマイルC。1996年から2001年までの6年間、外国産馬の成績は6勝・2着6回・3着4回(出走64頭)で、勝率9.4%、連対率18.8%、複勝率25.0%という素晴らしいものだった。

だがテレグノシスが内国産馬として初めて勝利した2002年以降、持込馬のキングカメハメハが勝っただけでマル外は急失速。2002年から2014年までの成績は0勝・2着1回・3着2回(出走45頭)と、出走数も上位に来る数もガクンと落ちている。

過去10年では23頭が出走して3着が2回。キンシャサノキセキが6番人気で3着、ダノンゴーゴーが14番人気で3着と好走したものの、5番人気以内の馬に限ると、ステキシンスケクン、ゴスホークケン、ファリダット、ブレイクランアウト、エイシンアポロン、ヘニーハウンド、エーシントップ、すべて馬券対象から外れている。もはやマル外は軽視すべき存在なのだ。

4)母父は外国種牡馬がベター

出走馬の血統をJRA-VANデータで見た場合、母の父がアルファベット表記(海外種牡馬)になっている馬および母父サンデーサイレンス系をタイプA、そうでない馬をタイプBとした場合の成績比較は以下の通りだ。

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母父のタイプ 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
タイプA 7回 7回 7回 115頭 6.1% 12.2% 18.3%
タイプB 3回 3回 3回 65頭 4.6% 9.2% 13.8%

率的にはさほど大きな差があるようには見えないが、実は、タイプBから出た勝ち馬3頭はすべて父がサンデーサイレンス系。2〜3着馬6頭中3頭も父がサンデーサイレンス系だ。

サンデーサイレンスの血が薄い馬だけでなく、母父が海外種牡馬でない馬の快走も期待できそうにない。

5)格の高い短距離〜マイルGIでの血統実績を尊重

過去10年の勝ち馬の父について、現役時代のマイル実績と、当該馬以外の産駒のマイル実績を調べてみた。

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種牡馬 自身のマイル実績 産駒のマイル実績
エンドスウィープ G1で3着 スウェプトオーヴァーボードがG1勝利
アグネスタキオン 未出走 初重賞がショウナンタキオンの新潟2歳S
フレンチデピュティ G2勝利 クロフネがNHKマイルC制覇
マンハッタンカフェ 未出走 レッドディザイアが桜花賞2着
フジキセキ 朝日杯1着 コイウタらがヴィクトリアマイル勝利
サクラバクシンオー マイルCS2着 エイシンツルギザンがNHKマイルC2着
ダイワメジャー GIを3勝 トーセンベニザクラなどが重賞勝利
スズカフェニックス マイルCS3着 ウインフェニックスが新潟2歳S4着
ディープインパクト 未出走 ジェンティルドンナなどGI勝ち馬多数

ほとんどの種牡馬がマイル重賞での高い実績を持ち、産駒もマイルGI/重賞で好走している。

また過去5年の勝ち馬の母父を見ると、Mark of Esteem(英2000ギニーなど)、サンデーサイレンス(マイルGI勝ち馬多数輩出)、Grindstone(ダート8.5ハロン戦勝利)、フレンチデピュティ(ダートG2を勝利)、Rock of Gibraltar(マイルG1を5連勝)と、やはり高いマイル実績の持ち主たちだ。

結論

狙いたいのは「父または母父(できれば父がベター)がサンデーサイレンス系」で、「高いマイル実績を持ち、産駒もマイルGIで好走している種牡馬の子」。母父が海外種牡馬である馬にも注意が必要で、母父にもマイル実績を求めたい。

父がマイル向きのサンデーサイレンス系×母父がマイル実績のある海外種牡馬という配合ならダノンメジャー。父がダイワメジャー、母父がマイルG1勝ち馬のAzamour(ノーザンダンサー系)なら申し分なしだ。ディープインパクト産駒では、母父フレンチデピュティのアヴニールマルシェ、出走できれば母父エルコンドルパサーのアンビシャスが好走の可能性を大いに秘める。

母父サンデーサイレンス系という馬では、父がこのレースの勝ち馬クロフネ×母父スペシャルウィーク (マイル戦でデビュー勝ち/産駒にブエナビスタ)のクラリティスカイあたりが面白い。

サンデーサイレンスの血という点で危ないのがアルビアーノ(近年冴えない外国産馬でもある)、ヤマカツエース、グァンチャーレ、フミノムーン、ミュゼスルタンなどだ。

【ダノンメジャーの血統表】

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ダイワメジャー
 Daiwa Major
 2001年 栗毛(千歳市)
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
スカーレットブーケ
Scarlet Bouquet
 1988年 栗毛(千歳市)
*ノーザンテースト
1971年 栗毛(加)
Northen Dancer Neactic
Natalma
ダノンメジャー
 Danon Major(JPN)
 牡 3歳 父11歳・母5歳時産駒
 2012年 栗毛(安平町)
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*スカーレットインク
1971年 栗毛(米)
Crimson Satan Spy Song
Papila
Consentida Beau Max
La Menina
Azamour
 2001年
Night Shift
1980年
Northen Dancer Neactic
Natalma
Ciboulette Chop Chop
Windy Answer
Asmara
1983年
Leer Fan Roberto
Wac
*ヴィヤダーナ
 Viyadana
 2007年 鹿毛(仏)
Anaza Darshaan
Azaarika
Visor
 1989年
Mr.Prospector
1970年(米)
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
Look
1984年
Spectacular Bid Bold Bidder
Spectacular
Tuerta Forli
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