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第16回 NHKマイルカップ特集 2011年5月8日(日)15時40分発走 東京競馬場 芝1600m

「ノーザンダンサーの血」と「マル外軽視」がキーワード

1)ヘイルトゥリーズン系vsノーザンダンサー系

 過去10年の系統別成績は以下の通りだ。

系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ヘイルトゥリーズン系   5回 4回 4回
8.2%
14.8%
21.3%
ノーザンダンサー系    2回 4回 2回
5.4%
16.2%
21.6%
ミスタープロスペクター系 2回 1回 3回
4.5%
6.8%
13.6%
ナスルーラ系       1回 1回 1回
3.3%
6.7%
10.0%

 それほど抜けているわけではないが、一応はヘイルトゥリーズン系が中心。ジョーカプチーノの1着、デアリングハートの2着があって人気薄の激走も可能だ。

 これと張り合うのがノーザンダンサー系で、こちらはピンクカメオやグラスエイコウオーが好走し、3着にはムラマサノヨートーやサマーキャンドルの例もあって、さらに穴傾向が強まる。

 以上2系統に比べれば、ミスタープロスペクター系はキングカメハメハとラインクラフトの勝利例はあるものの、そうした“二冠クラス”の傑出馬でないと厳しい感じ。ナスルーラ系も、近年は掲示板に載ることすら難しくなっている。

 その他の血統はほとんどが2ケタ着順に沈んでいて用なしだ。

【過去10年の連対馬の父と母父】

過去10年の連対馬の父と母父

2)ノーザンダンサーの血が必須条件

 母の父の系統別成績は以下の通りだ。

系統 1着 2着 3着 勝率 連対率 複勝率
ノーザンダンサー系    5回 5回 1回
7.7%
15.4%
16.9%
ナスルーラ系       2回 2回 2回
5.7%
11.4%
17.1%
ヘイルトゥリーズン系   2回 0回 1回
10.5%
10.5%
15.8%
ミスタープロスペクター系 1回 1回 2回
3.4%
6.9%
13.8%
その他の系統       0回 2回 4回
0.0%
6.3%
18.8%

 父の系統と同様、どれかが抜け出しているわけではない。が、連対馬20頭のうち15頭が「父か母父がノーザンダンサー系」という事実を考えれば、ノーザンダンサーの血は必須と考えたいところである。

3)レース黎明期の印象から一転、マル外は軽視せよ

 レースが創設された当初は外国産馬が圧倒的な強さを誇っていたNHKマイルC。だがテレグノシスが内国産馬として初めて勝利した2002年以降は、持込馬のキングカメハメハが勝っただけで内国産馬の優勢が続いている。

 NHKマイルCを前期(2001年まで)と後期(2002年以降)に分けて外国産馬の成績を調べると、これほどまでに差がある(1着−2着−3着−着外)。

 前期 6−6−4−48 勝率9.4% 連対率18.8% 複勝率25.0%

 後期 0−1−2−37 勝率0.0% 連対率 2.5% 複勝率 7.5%

 後期で連対を果たしたのは、まだギリギリ外国産馬の勢いが残っていた2002年のアグネスソニックだけ。また後期の外国産馬には、ヒューマ、シーキングザダイヤ、ファリダット、ブレイクランアウト、エイシンアポロンといった人気馬もいたのに、この結果だ。

 マル外は軽視せよ。いまではそれがNHKマイルCの傾向となっているわけである。

4)輸入牝馬の子が、やや有利か

 マル外を軽視せよ、とはいっても、欧米の血がまるでダメというわけではない。過去10年の連対馬20頭のうち、13頭の母が輸入馬または海外繋養馬だ。

 日本国内で3代以上続いている系統からもラインクラフトやロジック、ジョーカプチーノが出ているものの、輸入牝馬の子を重視したい。

5)格の高い短距離〜マイルGIでの血統実績を尊重

 下表の通り、勝ち馬の父・母父・近親には、現役時代に短距離路線で活躍した馬が、やはり多い。

勝ち馬 父・母父・近親
クロフネ
父フレンチデピュティ、姉Bella Bellucciはダートのマイラー
テレグノシス
母父ノーザンテーストは芝1400mG1フォレ賞勝ち馬
ウインクリューガー
父はマイル王タイキシャトル×母父Be My GuestはマイルG2勝ち馬
キングカメハメハ
父KingmamboはマイルG1を3勝×母父Last Tycoonは米BCマイル勝ち馬
ラインクラフト
父End Sweepはダートのスプリンター/祖母ダイナシュートは短距離重賞2勝
ロジック
父の母アグネスフローラは桜花賞馬
ピンクカメオ
父はフレンチデピュティ、兄ブラックホークはスプリンターズSと安田記念勝ち馬
ディープスカイ
母父Chief's Crownは米BCジュヴェナイル勝ち馬
ジョーカプチーノ
父マンハッタンカフェはステイヤー×母父フサイチコンコルドは日本ダービー馬
ダノンシャンティ
父フジキセキは朝日杯勝ち馬×母父Mark of EsteemはマイルG1を2勝

 やや傾向から離れるのがテレグノシスの父トニービン(凱旋門賞馬)だが、種牡馬としてベガやノースフライトといったマイルGI勝ち馬を出している。またロジックの父アグネスタキオンはラジオたんぱ杯レコード勝ち、母父サクラユタカオーは毎日王冠と天皇賞・秋でレコード勝ちと、稀代の快速馬だった。ピンクカメオの母父Silver HawkはマイルG3の勝ち馬だ。

 長距離色が強いのはジョーカプチーノだけ。父からも母からもスピードを受け継いでいることが勝ち馬条件と考えていいはずだ。

結論

 狙いたいのは「父がヘイルトゥリーズン系かノーザンダンサー系」の馬で、とりわけ「ノーザンダンサーの血は必須」といえる。さらに「輸入牝馬の子」であり、「父・母父・兄姉に短距離GI勝ち馬が多ければ多いほど有力」となるだろう。

 ただし今年は賞金的・ローテーション的に出走が微妙な血統的有力馬ばかりというイメージがある。

 ディープインパクトにマイルのイメージは薄いが、桜花賞馬マルセリーナを出したので適性はあるはず、と考えれば、一番手はディープサウンド。母父デインヒルはスプリントG1勝ち馬、近親にアグネスデジタルがいる。

 同じくディープインパクト産駒のプランスデトワールも、母はムーランドロンシャン賞のスキーパラダイス、母父はジャックルマロワ賞のLyphard、姉エアトゥーレはマイル重賞勝ち馬で、勝ち負けできる血統的素養を持つ。

 マル外のヘニーハウンド、ノーザンダンサーの血がそれほど濃くないグランプリボスは苦戦の可能性もありそうだ。

【ディープサウンドの血統表】

ディープサウンド血統表の血統表

【プランスデトワールの血統表】

プランスデトワール血統表の血統表

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