G1特集 第32回 マイルチャンピオンシップG1特集 第32回 マイルチャンピオンシップ

歴代優勝馬ピックアップ

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ユタカマジックが導いた悲願の初タイトル
2012年 サダムパテック

歴代優勝馬ピックアップ

前走天皇賞・秋に続き、武豊騎手とのコンビで挑んだサダムパテック。コースロスがない名手の華麗なる手綱さばきで、うれしいG1タイトル獲得となった。

世代トップクラスも同期に三冠馬

もともとはクラシック路線を歩んでいたサダムパテック。2011年の3歳クラシック三冠には皆勤で、皐月賞2着、日本ダービー7着、菊花賞5着という成績を残した。2歳10月のデビューから3歳最終戦の鳴尾記念まで10戦のうち7戦で1番人気に推され、東京スポーツ杯2歳Sを3馬身半差で勝ち、弥生賞も1着。世代ではトップクラスの評価を受け、実際に上位を争う存在だったといえる。

ただ、オルフェーヴルと同期というのはいかにも不運だった。

そんなサダムパテックが、4歳シーズンはマイル路線に照準を絞って戦うことになる。京都金杯5着、東京新聞杯13着、安田記念9着と実力を出し切れないレースもあったものの、京王杯SCでは鮮やかな差し切りで久々の重賞勝ちを果たすなど、確かにこの距離が向いていると思わせるシーンもあった。

先行勢の間隙を突いてラストスパート

そして同年秋。天皇賞・秋8着をステップに挑んだのが第29回マイルCSだった。

シルポートの先導で進む隊列の中団、密集した馬群の最内をサダムパテックは駆ける。4コーナーも内ラチ沿いに回り切ると、先行勢の間隙を鋭く突いてラストスパート。力強く先頭に躍り出ると、グランプリボスやドナウブルーの追撃をクビ差振り切ってみせる。

鞍上は武豊。数々のG1を制しながらこれまでマイルCSは未勝利だったが、ここでは華麗にユタカマジックを披露。最短距離のコース取りで、サダムパテックにビッグタイトルをもたらしたのだった。