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エーシンフォワード レコード決着を制する鮮やかな復活劇[2010年]

混沌とするマイル路線

 2009年のマイルG1勝ち馬であるウオッカとカンパニーは引退。混沌とする2010年のこの路線では、ヴィクトリアマイルを勝ったブエナビスタは進路を中長距離戦線へ移し、安田記念を制したショウワモダンはスランプに陥って、ますます混迷の度を深めていく。

 そんな中、エーシンフォワードは着実に力をつけていた。2010年初戦のニューイヤーSが2着、東京新聞杯が3着。オープンや重賞でコンスタントに上位を争うようになり、阪急杯を差し切って重賞初制覇を果たすと、高松宮記念ではタイム差なしの3着。G1で勝ち負けできるところまで来ていたのだ。

13番人気にまで評価が急落

エーシンフォワード写真

 いや、力をつけていた“はずだった”、と言い換えねばなるまい。その後のエーシンフォワードは、京王杯スプリングCがサンクスノートの4着、安田記念は逃げ潰れて10着。秋になって、スワンSが1番人気に推されながらマルカフェニックスの8着。すっかり勢いを失ってしまう。そうして迎えたのが第27回マイルチャンピオンシップだった。

 1番人気は1000万下から4連勝で富士Sを豪快に差し切ったダノンヨーヨー。2番人気は英G1馬で前年のマイルチャンピオンシップ3着馬サプレザ。3番人気は高松宮記念勝ち馬でスプリンターズS2着のキンシャサノキセキという順。高い実績と好調子を誇る馬たちが次世代のヒーローとして期待される中にあって、エーシンフォワードは単勝オッズ52.4倍の13番人気。屈辱的な位置にまで評価を落としていた。

直線で内から突き抜ける

 ところがだ。エーシンフォワードは突如として復活劇を演じてみせる。

 レースではジョーカプチーノが軽快に飛ばした。1000m通過56秒7のハイペースだ。上位人気勢は中団から後方で待機し、直線に賭ける策。3〜4コーナーでは外を回ってスパート態勢に移る。

 ここでクレバーなレース運びを見せたのがエーシンフォワードだった。13番枠スタートから道中では上手く内へと潜り込み、中団馬群のインでジっと脚をため、最終コーナーから直線にかけても内を突く。コースロスのない走りで一気に前との差を詰め、内から2頭目の間隙を突き抜けて先頭に立つと、ダノンヨーヨーらの追い込みをギリギリしのぎ切って勝利のゴールを飾ったのである。

 1分31秒8のレコードタイムまで叩き出して、エーシンフォワードは春先に見せたまばゆさ以上の光を輝かせたのである。

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