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ハットトリック 瞬発力の申し子[2005年]

わずか2戦目で「上がり32秒台」

 鮮やかな瞬発力を武器に、数々の大レースを勝ちまくったサンデーサイレンスの子どもたち。中でも、これほどまで“切れる”脚を持つ馬は他にいないだろう。その馬の名は、ハットトリックだ。

 初出走は3歳5月と遅かったハットトリックだが、たちまちのうちに切れ味を世に知らしめることとなる。デビュー戦は2馬身差の快勝。2戦目は、マイペースで逃げたインセンティブガイがそのまま勝利するかと思われた瞬間、後方から怒涛のごとく追い込んでの勝利。この時に記録した上がり3ハロンの推定タイムは、脅威の32秒9。古馬でも難しいはずの「上がり33秒を切る」という偉業を、ハットトリックはデビューからわずか2戦目にしてやってのけたのである。

快進撃のあとにぶち当たった壁

ハットトリック写真

 3戦目・ラジオたんぱ賞9着の苦杯を挟んで、さらに快進撃は続く。1000万下・ナリタブライアンメモリアルを 33秒台の末脚で勝利し、準オープンの清水Sは好スタートから差し切り勝ち。明け4歳初戦の京都金杯では直線一気の豪脚で3連勝&重賞初制覇を飾ると、東京新聞杯では、ふたたび上がり32秒9の鋭い脚を繰り出して4連勝&重賞連覇。デビューから1年も経たぬうちに、ハットトリックはマイル路線の有力馬として認知されるようになったのだった。

 が、いくら切れ過ぎるほどの末脚を持っていようと、一線級が相手では厳しい勝負。また気性難による出遅れが、後方一気の策を採らせているという事情もあった。読売マイラーズCは9着、安田記念では抜け出す場所を見つけられずに15着、秋初戦の毎日王冠は稍重の馬場に切れ味を削がれたか9着……。

 天皇賞・秋でも7着に敗れたが、このレースでは光も見えた。上がり32秒6はメンバー中最速、やはりこの馬は、ただならぬ切れ味の持ち主だったのである。

最高の切れ味でトップマイラーへ

 それを立証してみせたのが第22回マイルチャンピオンシップだ。

 直線、ダイワメジャー、ラインクラフト、ダンスインザムードといったマイルGIの強豪たちが叩き合い、さらにバランスオブゲーム、アドマイヤマックス、デュランダルなどの面々も加わった、この一戦。ハットトリックは、これらの馬を後方からナデ斬りにし、GI初制覇を果たしたのだ。

 切れる脚なら、誰にも負けない。ただその一点を武器に、ハットトリックはマイル路線の頂点へと駆け上がったのだった。

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