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ゼンノエルシド 素質のすべてを出し尽くす[2001年]

一線級の力を秘めた超良血馬

 父はカーリアン。仏ダービー勝ち馬で、種牡馬としては英愛ダービーを制したジェネラスや英オークスのレディカーラ、日本ダービー馬フサイチコンコルド、マイルCS覇者シンコウラブリイなどを出した存在だ。母はエンブラ。英G1のチェヴァリーパークSを制し、英最優秀2歳牝馬に輝いた馬である。

 両者の血を引いてアイルランドで誕生したゼンノエルシドは、間違いなく一級の素質を秘めていたはずだ。現に1999年10月、東京の芝1800mで迎えたデビュー戦では圧倒的1番人気に推され、レースでも後に米重賞で活躍するマルターズスパーブらをあっさりと差し切ってみせている。まずは順調なスタートだ。

 が、脚元の弱さのせいで出世には時間を要することになった。

日本レコードはなんと1分31秒5!

ゼンノエルシド写真

 2勝目は3戦目、明け3歳となった2000年5月の夏木立賞、3勝目は同年7月の洞爺湖特別。その後、準オープンや重賞に挑むも勝ち星をあげられず、4勝目は1000万下に降級した2001年8月の摩周湖特別。休みを幾度となく挟みながら、一歩ずつステップアップを図っていたのが当時のゼンノエルシドだった。

 運命は、その9月に一変する。2着を3馬身半突き放した摩周湖特別の勝ちっぷりから、ゼンノエルシドは京成杯オータムHで1番人気に支持された。その期待に応えて重賞初制覇を果たしたのだが、2着クリスザブレイヴに4馬身差をつけ、1600mの日本レコードとなる1分31秒5のタイムをマークするという圧倒的なパフォーマンスを披露。これにより、一躍「類稀なスピードを秘めた上り馬」として脚光を浴びることとなったのだ。

前走10着から巻き返してGI制覇

 GI初挑戦となったスプリンターズSでは1番人気10着と期待を裏切ったが、続く第18回マイルCSでは、存分にその素質を見せつけることに成功した。

 快速馬クリスザブレイヴが引っ張った緩みのないペースを、名手オリビエ・ペリエ騎手に操られたゼンノエルシドは、積極的に2番手で追いかける。直線に入ってもその脚色は鈍らず、懸命に脚を伸ばす毎日王冠勝ち馬エイシンプレストン、食い下がるタイキトレジャーらを振り切っての1着ゴール。堂々のレースぶりで、GIウイナーの仲間入りを果たしたのである。

 その後5戦は未勝利、うち4戦は2ケタ着順に終わったゼンノエルシド。このマイルCSは、父母から受け継いだ素質のすべてを出し尽くした一戦だったのかも知れない。

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